あの人とあの人が結婚したり、憎み合っていた親子がついに和解をしたり、
最近、漫画の主人公たちも確実に成長しているのだなあ・・と実感させるニュースがたくさん登場しましたね。
このニュースもまたしかりです。
島耕作、社長就任へ
もともと島耕作は課長であり、どちらかというと平凡なサラリーマンでした。
仕事には熱心で真面目で、それなりに出世欲もある、けれどどこか優柔不断で
不器用。
時代のサラリーマンの姿をまさに体現しているような彼と
現代のサラリーマン社会をリアルに描いて人気を集めたのが
最初のシリーズ「課長島耕作」でした。
私は、就職活動時代にこの作品を読んで、会社社会のつらさを垣間見たような思いで、
就職をするのが若干怖くなったことがありましたね。
シリーズ当初は、会社内の派閥闘争や企業の競争にもまれながら、島耕作は、「俺は派閥に属したくない」いきがりつつも、上のいうことに反発できず・・・というよくあるサラリーマンでした。
けれど、彼のよくいえばそのしなやかさのおかげで、会社内や、企業間の様々な裏事情の場面に出くわすことになり、そうしてもまれていくうちに、彼はビジネスマンとして、人間としてどんどん成長していくことになります。
よくも悪くも不器用な人間たちの生き様と、戦いただましあいが入り混じる会社社会を非常にリアルに描いているだけに、連載当初から、多くのサラリーマンたちが島耕作に共感を覚えて、人気作品となったわけですが、サラリーマンではない私も、シリーズが進んで「部長」「取締役」と名前が変わるたびに
「ああ、島さん、また出世したんだな、いやめでたい」と、まるで知り合いのことのように心でつぶやいていました。
しかし、まさか、社長になるとは。
サラリーマン漫画として、長期にわたる連載を続け人気を博している島耕作シリーズ。
これはどうやら、リアルな人間ドラマというだけでなく、
島耕作という男のサクセスストーリーでもあったのだなと、
いまさらながら感じているわけです。
「社長島耕作」は5月下旬より「週刊モーニング」(講談社)でスタートを予定しているとか。
今後、島氏が社長としてどう手腕を駆使していくのかが気になりますね。

