
「ヤングサンデー」の休刊決定によって、その後の掲載先を心配する声も多かった『DR.コトー診療所』だが、8月から「ビッグコミックオリジナル」での連載が決定した。
『DR.コトー』は、離島医療に奮闘する青年医師・五島健介を主人公にした人気連載マンガ。東京の大学附属病院に勤めていたが、医療ミスの責任をとって、本土から船で6時間もかかる離島・古志木島の診療所に赴任。自分のことにはだらしなく「医者の不養生」を地でいく人間だが、医師としての腕は天才的で、ろくな手術器具のない島の診療所で、難しい手術をこなしていく。2003年には吉岡秀隆がコトー役でテレビドラマ化もされ、高視聴率をあげた人気作となっている。
その『DR.コトー』の今後だが、作者の山田貴敏が、公式サイトのBBSで発表した情報などをまとめると、次のようになる。
●『DR.コトー』はもともと隔週連載であったため、「ヤングサンデー」32号と35号(最終号)に掲載。
●オリジナル連載の前に、「DR.コトー診療所増刊」でいくつかのストーリーを描き下ろし。
●その後、8月から「ビッグコミックオリジナル」での連載に入る予定。
なお小学館は、「ヤングサンデー」連載中の人気作品は打ち切りにはせず、他誌への移行を検討中といっている。しかし今後の動向をはっきりさせているマンガ家は、今のところ(2008.07.10現在)山田貴敏と以下の3人のみ。移籍先の雑誌がわかったのは、『DR.コトー診療所』が初めてであろう。
■『暁のイージス』原作:七月鏡一 作画:藤原芳秀

7月4日発売の『暁のイージス』3巻あとがきにて
作者両名から皆さんにお約束できる事は一つだけ。私たちは『暁のイージス』を完走させます。
『暁のイージス』はその最後の戦いに向けて全力疾走に既に入っているため、雑誌の休刊に合わせて短く畳める「余裕」はまったくありません。
その事は出版社上層部にも、長く仕事を共にして信頼関係を築いてきた編集部にも伝えてあり、誠意ある処置をする事を約束いただいています。

■『都立水商!』原作:室積光 作画:猪熊しのぶ
作画担当の猪熊しのぶのブログに「速報」として
とりあえず「都立水商!」は、連載続行できそうです。
どこに移籍するのか、いつから再開するのか、
まだ公表できる段階ではありませんが、詳細が決まり次第またココで発表させていただきます。
まずは7月末まで、ヤンサンでの連載に全力投球です。
■『鉄腕バーディー』ゆうきまさみ
僕も「どうなるんだろう?」と思ってたんですが、「『どうなるんだろう?』じゃねえよ。俺がどうしたいかだろう」と考え直しまして(しっかりしろ俺)、こんなことで終わるつもりは毛頭ありませんから全力で続行方法を検討中です。おそらくそれほど間を措かずにお知らせできると思いますが、読者の方にはご心配をおかけして申し訳ありません。安心していただけるよう頑張ります。
どの作品にもファンがいることを考えると、はやく受け皿が決まって欲しいものだ。連載中の作品にとっては、なんのプラスにもならない出来事なのだから。
小学館の見解をしめす記事はこちら
【山田貴敏 公式サイト】ヤマダタカトシネットはこちら
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