マンガ好きライター陣が執筆する日刊マンガ(漫画)ニュース&レビューブログ!
   

皆さまいかがお過ごしですか?
ようやく夏バテから回復しつつあるYuraです。

さて、コミックマーケットを始めとしてマンガ・アニメ関連のイベントが目白押しの夏休み、皆さまはどちらにお出かけになりましたか?

私は松屋銀座で8月11日まで開催されていた『高橋留美子展 It’a Rumic world』を観てきました。
終了して久しいイベントですが、夏休みの宿題のつもりで今回はそのレポートをば。

高橋留美子氏は1957年生まれ。1978年『勝手なやつら』でデビュー後、『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』と精力的に活動し、いずれも大ヒットを記録しているという稀有な作家です。

女性でありながら「男性視点で魅力的な女性キャラが描ける」ことにも定評があり、ラムや音無響子さん(呼び捨てなんてできるか!)を今でも「心のマドンナ」と崇拝している男性諸氏は多いはず。(白状します…私も女性だけど響子さんには憧れてます)

そんな高橋氏の原画展となれば予想通り、会場は押すな押すなの大盛況。

高橋留美子展 It'a Rumic world
中身は当然撮影禁止でしたので、せめて入り口の写真を。

会場は大きく

『うる星やつら』
『めぞん一刻』
『らんま1/2』
『犬夜叉』
『るーみっくわーるど』

の5つのスペースに分けられ、過去から現代までの氏の歩みを見渡せる形になっていました。

過去から現在までの作品のイラストを通しで眺めてみると色のある紙を使って独特の雰囲気を出している『めぞん一刻』、原色を多用し、華やかな中華っぽい感じを出した『らんま1/2』、柄のある千代紙を利用して和風テイストを出した『犬夜叉』など、作品ごとに少しずつ絵柄を変えてみたり、様々な技法に挑戦しているのがわかります。

そういった技法的な面のみならず、観客からは
「子供のころ親に映画に連れて行ってもらった」
「中学のころ見てたんだよね~」
など、作品と自分の歩みを重ねあわせて懐かしむ声がいくつも。これも息長く活躍している氏の作品ならではの楽しみ方ですね。

イラスト原画だけでなく、一部では当時の原稿やネームも展示されていました。
なんと『めぞん一刻』からは最終話の原稿が!
見ているうちに思わず涙腺がゆるんだのは私だけではないはず。

最後のコーナーは有名作家34人がラムを描くという特別企画「My Lum」

主な作家を挙げると

あだち充(『タッチ』『H2』)
荒川弘(『鋼の錬金術師』)
安野モヨコ(『シュガシュガルーン』『働きマン』)
池上遼一(『男組』)
久米田康治(『さよなら絶望先生』)
北条司(『エンジェルハート』)
原哲夫(『北斗の拳』)

という錚々たる面々。
想い入れたっぷりに描かれたラムちゃんの姿に、観客の視線は釘づけでした。

希望としてはデパートの催事場という小さいスペースではなく、川崎市市民ミュージアムや京都国際マンガミュージアムのようなそれなりに広いスペースを持つ美術館などで開催してほしかったところ。

『犬夜叉』の連載を終えた高橋留美子氏の新作を期待しつつ、もう一度、もう一度あの美麗な原画を目にする機会をください小学館さん!!

なお、展覧会で販売されたオリジナルグッズはまだ入手可能です。

詳しくは以下のサイト
http://websunday.net/rumic/
を参照してください。

【高橋留美子・代表作データ】
『うる星やつら』(1978~1987)『週刊少年サンデー』連載・サンデーコミックス全34巻ほか・26回1980年度少年漫画賞
『めぞん一刻』(1980~1987)『ビックコミックスピリッツ』連載 ・ビッグコミックス全15巻ほか
『らんま1/2』(1987~1996)『週刊少年サンデー』連載・サンデーコミックス全38巻
『犬夜叉』(1996~2008)『週刊少年サンデー』連載・サンデーコミックス54巻(以下続刊・56巻完結予定)

投稿者:yura
 

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