マンガ好きライター陣が執筆する日刊マンガ(漫画)ニュース&レビューブログ!
   

★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第43号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

巻頭グラビア
まず、平野綾のグラビア掲載となれば言及しないわけにはいくまいて。本誌連載中の『絶チル』主演声優であり、声優業界で屈指の美人さんとしても知られる平野綾は、つい先ごろ“水着の誤着”ニュースで話題になったばかり。おそらく今回のグラビア掲載タイミングは偶然(水着の件と無関係)だと思うが、それでも読者の興味を惹いたのは事実だろう。まあ今週のサンデー掲載分に水着姿はなかったんだけどね……。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
待望の連載復活&巻頭カラーで新展開! まだ今回新しい“駆け魂”の攻略は開始されず、ここしばらく影の薄かったエルシィちゃんのドジっぷりとか過去に攻略した女の子の現状が確認できる。そして何より、前回のラストでちらっと出てきた新キャラが正式に顔見せ。エルシィと同じ死神っ娘、同級生にして格上でもあるハクアちゃんの登場だ。ややツリ目のツン系キャラで、天然系のエルシィとはちょうど対極に位置する感じ。微妙に百合成分も感じられる。来週からは互いに強敵を迎えた共同戦線を張るようなので、主人公の桂馬くんを絡めた攻略に期待しよう。

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
第193話のサブタイトルは「ああ…それにしても金が欲しいって帝愛の会長も言ってたしね」。サンデー漫画なのに『カイジ』ネタですか。さすがは畑先生。たしか本当は会長の名言じゃない(発言者不明)はずだが、細かいところにツッコミを入れるのはよそう。さて本編は、バイトに励んだナギに待望の初給料が出た話。大富豪の娘さんがこうやって労働の大切さを実感していくのはベタなパターンだが、やっぱり何度読んでもいいモノだ。ハヤテへの贈り物に給料を使うと決めた、だけど自分のためにも少し使いたい……とウズウズするナギたんの微笑ましさを見るにつけ心の温暖化が止まりません。それはさておきGWの連休を控えて、主要キャラがみんな海外へ出かける流れの様子。いろんなヒトたちの思惑を含めながら来週へ続く。

月光条例 (作:藤田和日郎)
舞台を人間世界に戻してシンデレラ編も佳境……なのか? 狂気にとらわれたまま馬車で爆走を続けるシンデレラ。仲間割れする月光と高木、とばっちりで潰される一寸法師、ついに武器のみならず車にまで変形した鉢かづき。ついに新幹線のスピードまで凌駕したシンデレラに対し、いよいよ次号から反撃を試みる! 『うしおととら』と違って万能兵装に頼るのではなく、あの手この手で読者を楽しませようとするサービス精神が見事。

お茶にごす。(作:西森博之)
部長不在の折に繰り広げられた、次期茶道部の部長・珠美 vs 山田くんの静かな戦い(in 茶室)。“茶道の魅力は何か?”を客観的に伝えたい珠美だったが、船橋やら夏帆やらをまじえていくうちに“茶道具の良し悪しは値段の高さで決まる”という結論に。いやちょっと待てキサマら。

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
厨房のまかない作りで失敗をやらかした三星だったが、必死に思案して名誉挽回策に辿り着く。だがそもそも料理長から「三星にはまかないを作らせない」と決められているため、三星は一計を案じた。まだまだ画力やキャラの魅せ方に向上の余地はあるが、安定していい方向に作品が進んでいるように思える。あと余談ながら、料理漫画において「まかない」は結構重要なキャラクター成長のファクターだったりする。興味がある人は『中華一番』や『鉄鍋のジャン』なんかをどうぞ。

金剛番長 (作:鈴木央)
マシン番長の圧倒的な力をまえに戦闘不能に陥った金剛番長。病院へ駆けつけた同志たちは、その惨状を見てマシン番長への報復を誓う。普通の漫画家が描いたら鬱展開にしかならないのだが、そこは我らの鈴木巨匠。男たち(女の子もいるけど)のアツい魂が沸騰するのを感じさせてくれる、実にうまい盛り上げ方になっている。どーでもいいけど居合番長、まだ目が治ってなかったのか……。ミサイル直撃を受けても平気なレベルの連中が多い中、彼は貴重な霊長類ヒト科です。でもあいかわらず帯刀したまま病院に来るような、ちょっと法的に困った霊長類ヒト科です。

絶対可憐チルドレン (作:椎名高志)
運用テスト中に謎の敵から襲撃を受けた“影武者チルドレン”のチーム。次々に義体(人形)を乗り移って攻撃してくる敵に対し、バレットが起死回生の反撃を試みる。その際のセリフは「萌える魂と萌え対象は、断固死守する!!」。……嗚呼、彼は正しいサンデー読者です。それとちょい古いが『アクエリオン』パロディとかも。あ、明日発売の『スパロボZ』にも参戦するから古くないか。とにかくシリアス展開にうまくオタネタをかぶせていく椎名先生は本気で凄い。

フジミ注意報!! (作:平手将之)
新人作家による読切りは今週号も続行中。作者である平手将之はまんがカレッジでの受賞作家(2006年)のようだ。ちょいとマッド気味な科学者のパパをもつ少女・真菜は、どんな事故にあっても無傷で済んでしまう不思議な体質。そのためパパから「真菜は不死身ではないだろうか」という迷惑な仮説で研究対象とされ、強引に死地へと送られていく(もちろんすべて無傷で生還)。そんな運命を呪う真菜であったが、最後は自らの体質を生かして見事に人助けを達成。ちょっぴりいい話っぽく終わる。全体にハイスピードかつラディカルな印象のギャグであり、読ませるテンポは抜群。絵柄としては現代風というより、唐沢なをきの作品を連想させるやんわり系だ。少ないページ数のわりに中身の詰まった力作だが、いかにギャグ展開とはいえ「父親が娘を虐待している」という構図に違いはない。その部分に少なからず嫌悪感をおぼえてしまう、私のような読者もいるのではないだろうか。次回からはそのあたりも踏まえてネームを切って欲しい……と上から目線で編集者のようなことを言ってしまってスイマセン。

というわけで、紹介し忘れてたけど『クロスゲーム』が第2部完結だったり、『ハイド&クローサー』が終わってしまいそうな急展開だった今週のサンデー情報でした。次号も『魔王 JUVENILE REMIX』が新章スタートで楽しめそうだ。

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投稿者:roku
 

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