おまたせしました!「kiss」2008年のNo.20号のみどころをご紹介します!
※※以下、掲載作品についてのネタバレを含みますので、未読の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。
■ 『ケッコー ケンコウ家族』(栗原まもる)
新連載が巻頭カラーを飾っています。
母と父を亡くした高校生の蜜子。「ひとりでもちゃんと生きていく」と、家事やバイトにいそしみます。
しかし、バイト先のラーメン屋の店主に、ストーカー的な行動をとられて、
年頃の女子が一人で暮らすほど、世の中は甘くないことを痛感。
親戚の酒々井家にひきとられることに。
そんな蜜子を見守るのは、いとこの長介と犬?
タイトルにあるように、この作品のテーマは「健康」のようです。
しかし、健康的な話かっていうと、そんなことはありません。
むしろ、かなりショッキングなシーンが続いて、
え~っ、すげ~、こわい~それはちょっと…と思いながら読んじゃいましたよ。
でも、こんなスリリングな健康漫画があってもいいかもね。
■ 『本屋の森のあかり』(磯谷友紀)
書店にもそろそろ冬の香りが近付く頃に。
そんなおり、ひょっこり店に現れたのは副店長・杜三の父親。
杜三の仕事が終わるのを待つ彼の姿をみかねたあかりと栞は、
父親を食事に誘いだして…
今回は夏目漱石の「三四郎」「夢十夜」の話が出てきます。
漱石の放つ言葉の美しさにあらためて感動。
でてくる本を読みたくなるのが、この作品の特徴でもあります。
しかし、あかりの恋はまだまだ前途多難?
■ 『ホタルノヒカリ』(ひうらさとる)
元彼・マコトから「高野部長に一泡ふかせてやろう」ともちかけられる蛍。
その言葉どおり、マコトは「蛍をNYにつれていく」と挑発しますが…?
一方、高野と元妻・深雪が大人の態度を貫き通すことが納得できず、悩む蛍は
思いあまって、深雪に「部長にちゃんと謝ってくれましたか?」と
投げかけてしまいますが…
いや、どんどん深い作品になってきてますね。これ。
マコトのことも、蛍はすごく好きだったんだろうけど、
マコトとの恋愛は、世の中の恋愛セオリーにのっかった
チャラさの若干抜けない恋愛だったのにくらべて、
高野部長に対するそれは、すごく本質的な愛のような気がする。
蛍がきちんと実のあるものを見つけて、大人の女性になっていってる感じがいいですね。
しかし、この恋は果たして実るのかしら?
■ 『IS』(六花チヨ)
男でも女でもない性「IS―インターセクシャル」を持って生まれた春が主人公のこの作品。
春の同僚の元木は背が伸びてイケメンへと成長し、モテモテに。
この世の春を謳歌する毎日ですが、周囲からの偏見にもへこむことなく、
夢にむかって進もうとする春の姿を見て…
一方、春をいとしく思う気持ちが大きくなっていく伊吹。
しかし、自分と春の見ているものの違いを感じて…?
きわめて繊細な問題を扱いながらも、この作品は楽しくそして優しい。
ここで描かれている恋愛模様も、普通の人のそれとは違うけれど、
だからこそ、純粋な感じもする。
しかし、伊吹の気持ちはこのままなのか?
■ 『花吐き乙女』(松田奈緒子)
松田奈緒子氏の人気シリーズが登場。
恋する気持ちが強くなると花を吐き出してしまう謎の病気「花吐き病」
治す方法はただひとつ。「両思いになること」
この病気の謎を解くべく研究を続ける種堂のもとに、
「花吐き病」にかかってしまったという女性が訪れて…?
松田奈緒子氏は、すごく作品の中身が濃いんですよね。
漫画の中でいいたいことが、すごくよくわかる。
なのに、ドロドロせずに、どこかさらりとしている感じがある。
作品の中にきっちりと熟したものを感じさせる貴重な作家だと思います。
この人が新作を出すという時は、いつも気になりますね。
■ 『キャバママ』(原作:城戸口静 漫画:山田圭子)
続けて登場です。
石田との結婚が決まって、幸せいっぱいの向日葵
しかし、向日葵が話す前に、小学校でひょんなことから
そのことを知ってしまった息子・大地は…?
あ~あ 子持ちさんの再婚につきものお約束の話が来ちゃいましたよ。
でも、子供の心境からすると、やっぱりそうなんですよね。
いくらいい人でも、赤の他人を「今日からあなたの親として受け入れろ」なんて
簡単にできるわけがない。
どうやら、向日葵の幸せの前にもうひと波乱おきそうです。
さて、今回はこんな感じでした。
次号では東村アキコ氏による新連載が始まる予定です!お楽しみに~



コメントする