さてさて、コーラスの2008年11月号、みどころのご紹介です。
※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
■『カプチーノ』(吉住渉)
吉住渉氏の新連載です。
在(あり)と颯介は大学時代からの恋人同士。仕事で会えないすれ違いを解消しようと
同棲することに。しかし、そのことが在の母親にばれてしまい・・・?
今回は、本当にプロローグ。在の両親と同棲についてもめますが、
おそらく、こんなのは序の口なんだろうな。
さて、このカップルはいったいどんなトラブルに巻き込まれるのか。
『ママレードボーイ』もそうですが、トレンディドラマ風恋愛漫画に
定評のある吉住氏の連載。楽しみです。
■『プライド』(一条ゆかり)
それぞれの思いを抱えて日本を離れたSRMの3人。
劇場で母親に対する中傷を知って、涙と悔しさを覚えた史緒は、
母のためにも、ライバル・マレーネをいつか超えると改めて決意。
イタリアに戻った萌は、子どもを生むことを決めたおかげで、今までにない安堵と幸福感に。
しかし、ベティのおかげで、史緒が自分の子を妊娠したと思った神野は、史緒の元へかけつけ、
子どもを生もうとしているのは萌であると知り・・・?
守るものができると人は弱くもなるけど、優しくもなれる。
というのを、今回の萌が証明しています。
神野氏に対する気持ちもそうですが、
本来彼女は愛情深く、一途な女性。
無償で愛する存在ができたことが彼女にとって幸せだったんですね。
萌の幸せそうな姿がうれしい。
しかし、それだけにつっこまずにいられないことがあります。
今回は、読んだ方にしかわからないことですが、
今回の神野氏。最低の男です。
読めばきっとわかります。
■『ヤヌスの鏡 2008メタモルフォセス』(宮脇明子)
こちらも新連載ですが・・・
このタイトル、ある年代の人ならびびっとくるんではないでしょうか?
80年代にドラマ化もされたあの作品の復活です!
旧作は、心の中に『ユミ』という別人格を持ってしまった少女・小沢裕美の物語。
今回の舞台は現代。裕美と彼女の周りで起きた事件に興味を持ったライター・大木は
裕美の消息を追いますが、彼女は20年前に事故で亡くなっていました。
その後、取材で訪れた大学で、大木は裕美と似た女性に遭遇。
彼女の名前は『ユミ・ヴェンタース』・・・
私的な話ですが、私はドラマ『ヤヌスの鏡』を見ておりました。
大映テレビ作成の非常にドラマチックで芝居がかったドラマでした。
原作があると知ったのはその後でしたが、原作はどうやらドラマとは違うよう。
ドラマでは、悪魔のようだったユミが、最後の最後で人を思う心を取り戻し、
裕美に融合して消えていく・・・というような感じでしたが、
どうやら、原作はそういう予定調和ではなかったらしい。
これを機に新作と平行して旧作を読み直してみようかな。
問題は・・・かなり怖そうなお話だってことだけ。
■『CLOVER』(稚野鳥子)
結婚式の準備に余念がない沙耶。一方シングルマザーとして、子育てに励む里季香のもとに、
元彼(沙耶の双子の兄)央太が頻繁にやってくるように。「私たちは終わった関係」と、
そっけない里季香。しかし、とあるデートをすっぽかされた時に迎えに来てくれた央太に
心が動き始め・・・
そして、沙耶と柘植に対しても、それぞれをあきらめきれない栞と杳生が・・・?
前回も似たようなことを書きましたが、いらいらするなあ。
結婚決まったなら、他の人が何してこようと気持ち揺らすなよ。
他の相手に変に隙を見せるなよ。
一生添い遂げると決めた相手がいるのにさ。
といっても、結婚したら、下手したら連載終わっちゃうかもしれないし・・・
どうやら、沙耶と柘植のゴールインまではもう少し時間がかかりそうです。
■『チ・カ・ラ』(和田尚子)
コミックス第1巻も発売されて、連載も復活。
思いを抑えきれず、千華羅を汽車にのせてしまった達道。
誤解を解いて、二人はお互いの愛情を確かめます。
親のために風間との結婚しなくてはいけない。けれど、達道も自分にとって
親と同じように失いたくない存在だと気づいてしまった千華羅。
そんな彼女に達道が示した決断とは・・・?
久々の登場のような気がするこの作品ですが、こちらでも一言突っ込みます。
いやあ、達道はいい男だ!
一瞬、このまま愛の逃避行的展開になっちゃうのかと思いましたが、
そうではありませんでした。
凛とした大正時代の男女。いや、すがすがしくてよかったです。
■『アルコール』(西村しのぶ)
カクテルのようなスタイリッシュなこちらの作品も久々の登場。
和歌山にやってきたミサオとユキ。ユキの祖母の家に滞在して、
和歌山のミカン畑をなどを満喫する日々。農協の指導員の沢野に
プロポーズされたユキですが・・・?
この作品は、話の展開というより、まず雰囲気を楽しもうって感じがあるのですね。
そう、ちょうどカラフルなカクテルみたいに。
その場限りの意味がなくて、カラフルな楽しみって感じ。
おしゃれな雰囲気の漫画を得意とする西村しのぶ氏らしい作品です。
今月は『ラウンダバウト』(渡辺ペコ)がラストを迎えました。
そうそう。映画化で話題の『ハンサム★スーツ』のオリジナル漫画別冊もついてますよ~
来月号では名作『Papa told me』が登場予定です!お見逃しなく。
【関連サイト】
映画「ハンサム★スーツ」オフィシャルサイト



コメントする