マンガ好きライター陣が執筆する日刊マンガ(漫画)ニュース&レビューブログ!
   
2008年11 月

どうも、rinxです。
最近あまり聞きませんが「看板娘」という言葉があります。メイドさんやナースのように直接の萌え属性はないですが、ある種「看板娘」という響きには独特の甘酸っぱさがあり、そういう意味では非常に萌え的なポテンシャルを秘めていると思うんですよ。そのうち秋葉原に看板娘喫茶とか出来ませんかね。……あ、無理ですかすいません。

さて、そんなこんなで今回のレビューは元気でかわいい看板娘のコメディー漫画、ずばりその名も『無敵看板娘』です。

無敵看板娘 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)

■ あらすじ
エプロンと三角巾がトレードマークの鬼丸美輝は、母が経営する「鬼丸飯店」の看板娘。料理ができず掃除も皿洗いもからっきしな彼女ではあるが、圧倒的なバイタリティと人並みはずれた戦闘能力を持ち、真っ直ぐな表裏のない性格からしても看板娘にふさわしい存在である。
彼女の店がある花見町商店街には、八百屋「八百黒」を切り盛りする戦隊オタクの太田明彦、パン屋「ユエット」のライバル看板娘・神無月めぐみ、更には自称ライバルの西山勘九郎など濃いキャラクタだらけ。今日も花見町ではそんな彼女たちの大暴れが繰り広げられる。

■ みどころ1 卓越したキャラクターメイキング
基本が一話完結の作品なので、あらすじと呼べるものは特になし。ただ平均的なコメディー、ギャグ漫画に比べて飛び抜けているのはキャラクターの個性。ぱっとみた感じは主役の美輝もかわいい看板娘なんですが、実はチンピラヤクザを秒殺できるほどの猛者。作者自身が「ゴジラをモデルにした」と語るだけあって、並の武闘派じゃありません。どのキャラも基本的には「○○だけど○○」っていう設定が光ってます。そんなわけで主要キャラクターの概要を見てみましょう。

・鬼丸美輝
 かわいい看板娘だけどゴジラ
本編主役にして鬼丸飯店の看板娘。即興の格闘技“鬼丸流葬兵術”を操る。20歳前後の健康的な美少女なのだが、容姿とは裏腹に喧嘩っ早く怖いものなしの性格。唯我独尊自己中を地でいっている。酒を飲むと性格が反転、とても気弱でおしとやかになる。「連載第一話でゲロを吐いたヒロイン」として漫画ファンの中では認知度が高い(かも)。

・神無月めぐみ
 清楚な看板娘だけど腹黒
鬼丸美輝のライバルにして、お向かいの競合店・ユエットの看板娘。昔から美輝と知り合いで、金髪縦ロールの髪型に大きなリボンという美輝とは対極の清楚系なお嬢様。その華麗な見た目に反して性格はかなり歪んでいて、「卑怯・自意識過剰・高圧的」と三拍子そろった恐ろしい人。百発百中の“フランクフルト串投げ”や毒物混入など、戦闘スタイルも近接タイプの美輝とは対照的である。酔うと広島ヤクザ風の性格になる。

・太田明彦
 常識人だけど戦隊オタク
鬼丸飯店の隣で八百屋を営む青年。本作有数の良識派で、本編ほとんどのツッコミ役&巻き添え被害者。ただしヒーロー戦隊ものにはめっぽう弱く、最終回で主役が死ぬ時には自分も後を追おうとするなど大きく暴走する傾向がある。なおアニメ版の声優は『ガンダム00』でガンダムへ偏執的な情熱をもったグラハムさんの人。

・西山勘九郎
 好青年だけど復讐バカ
大学を出た後も定職に就かず、長年かけて美輝にケンカでリベンジを誓う青年。語尾に「~ニャ」が付く。果たし状を出すのが趣味のような男で、いつも美輝に負けるが、その戦闘力はヤンキーに囲まれても瞬殺するほど高い。復讐に燃える以外はけっこう性格が良く、筋の通らないことが大嫌いな熱血漢。彼の台詞は全体的に心に響くものが多く、結果としていろいろな人や動物から好かれることになる。なおアニメ版の声優は金色の勇者王だったり、アイナと添い遂げたガンダム乗りの人。

・敏行
 小型犬だけど猛獣
鬼丸飯店のお得意さん、遠藤家で飼われている犬。つぶらな瞳と小柄な体型でごまかされそうだが、本編中において美輝と互角に闘える貴重な存在。飼い主の若菜には忠誠を誓う騎士道の持ち主だが、それを害するものはたとえ何者であっても容赦しない。本編登場キャラのほとんどにとって天敵だが、唯一勘九郎には友情を感じている節があり、勘九郎の特訓の手助けをしている。

・鬼丸真紀子
 おかみさんだけど最強
本編最強キャラクタにして美輝の母親。性格はよく、料理はうまく、暴走することの少ない、娘と呼べる年齢でさえあれば彼女こそが看板娘だっただろう存在。若かりしころはかなりの美人で、最終話直前に出たヤングバージョンはかなり個人的にツボ。四股を踏んだだけで大地を割る、圧倒的なパワーは美輝を遥かに超える。下手をすれば『バキ』の範馬勇次郎、『ARMS』の高槻巌と比肩する存在。多分彼女と互角に戦えるのは『浦安鉄筋家族』の花園勇花くらいだと思われる。まさに母は強し(うまいことを言ったしたり顔で)。

・茅原先生
 熱心な教師だけど自殺志願者
近くの高校で教師をつとめる女性。本編中で最も怖い顔をしたキャラクタだが、鬼丸飯店のラーメンを食べている間だけ朗らかな美女の顔になる。普段の凶悪な顔ゆえに周囲から怖がられており、よく自信喪失して自殺未遂を繰り返す。実は意外にまともな教育方針を持っており、言動も(自殺癖を除けば)有数の常識人。

■ みどころ2 お色気シーンに頼らない硬派な魅せ方
個性派なキャラクター陣の次に注目したいのは、およそ5年間にわたって連載(続編含む)されながら「お色気」なシーンがほとんど登場しなかったこと。どんなに美輝が短いスカートで暴れてもパンチラなどせず、小学生の水泳を除けば水着・海水浴シーンも皆無。あざとい読者サービスで人気を狙う漫画が多い昨今、気持ちいいくらいにクラシックな姿勢を貫いています。「エロなどに頼るものか、台詞のキレや展開の妙味で楽しませてやるぜ!」と言わんばかりに作者の情熱が伝わってきます。

だからといって萌え要素がゼロかといえば、そうでもありません。酒に酔って性格反転した時の美輝はかなり色っぽい表情ですし、ちょっとした場面でグッとくるところが多々あります。薄味の食事に慣れたら、わずかな味の違いにでも敏感になれる――といったところでしょうか。ここまで作者が計算したのかは分かりませんが、結果として十分なコメディ要素と微量の萌え成分が絶妙のマッチングをみせ、稀有な作品に仕上がっています。

■ みどころ3 どこから読んでも楽しい
一話完結なので、何巻の何話から読み始めてもほとんど違和感なく楽しめます。少し困るのは新キャラが登場した時くらいなものでしょう。たまに前後編に分かれたエピソードもありますが、それさえ独立した話として成り立っているのは驚異的。極端なハナシ、続編の『無敵看板娘N(ナパーム)』から読み始めてもいいほどです。細かいところまで計算し尽くした作者の構成力には本当に頭が下がります。

■ メディアミックス情報
2006年にはテレビアニメ版が放送され、DVDは全6巻が出ています。

無敵看板娘 1〈初回限定版〉 [DVD]

放送は12回、毎回2話が進行するため全24話の構成。キャラクター設定や外見、話の本筋などは原作漫画がいい感じで尊重されたようで、原作ファンなら違和感なく楽しめるかと。マジシャンの辻や婦警の権堂さんが背景キャラになったり、茅原先生の自殺癖が「すぐ辞表を出したがる癖」に変わるなど微妙なアレンジがされている模様。DVDの第2巻は前代未聞の“オカモチ仕様”でリリースされ話題になりました。

また、アニメ版放送と前後してWebラジオ『素敵看板娘』も配信。美輝役の生天目仁美と、めぐみ役の小清水亜美がパーソナリティを務めました。聴いた人は少ないと思いますが、ほとんどメディアへの露出がない原作者・佐渡川準がゲスト登場した回もあります。彼の実家の話(空手道場を営んでおり自らも師範代の腕前)とか、作品づくりにかけるストイックな姿勢などが拝聴できる貴重な資料でした。ラジオCDの発売は今のところ確認できておらず、DVDの初回限定特典に付いていたのみ。プレミアが付きそうですね。

■ 続編情報
本作は全17巻でひとまず終了していますが、すぐ後に直接の続編『無敵看板娘N(ナパーム)』が連載されました。おそらく時期的にみて「アニメ放送中に本編が終わってるのは困るんじゃないの?」という制作者サイドの意向が尊重された結果なのでしょう。この『ナパーム』版の最終巻あとがきでは「当初4話で終わるはずだった」と作者手書きのコメントが付いています。

無敵看板娘N 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)

とはいっても作者が佐渡川準なのですから、続編にも手抜きはまったくなし。主要キャラの多くはそのまま前作を引き継ぎ、新たなライバルとして大型スーパー「テッコツ堂」の個性的なメンツが登場。テンションを落とすことなく全5巻のボリュームで描ききりました。こっちもお勧めです。

■作品データ 『無敵看板娘』
・作者  :佐渡川準
・出版社 :秋田書店
・刊行状況:全17巻
※続編の『無敵看板娘N(ナパーム)』は全5巻

■評点 - 『無敵看板娘』
画力  :★★★★
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★
総合評価:★★★★★

■関連サイト
アニメ版 公式サイト

 

投稿者:rinx
 
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とり・みき&唐沢なをき愛の往復書簡『とりから』が、
徳間書店から絶賛発売中!

これがその『とりから』だ!

とりから(本物)

おっと間違い、こっちが本物の『とりから往復書簡』だ!

とりから往復書簡 (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス)

…すいません、あの画を撮るために、わざわざスーパーマーケットまでトリのカラアゲを買いに行ったとか、夜だったので半額になっててラッキーだったとか、ついつい多めに買ってしまったとか、箸も使わずガシガシ盛ったため手がべとべとになったとか、それを次の日何食わぬ顔で家人に食わせたとかは、ぜひスルーの方向で(笑)

 

さてさて、あらためまして『とりから往復書簡』だが、帯にもあるとおりマンガ業界初の試みである。

マンガ家←→小説家であれば『ひでおと素子の愛の交換日記』がそれに近い本なのだろう。が、マンガ家←→マンガ家で、コマを割った原稿の形でやりとりをした作品はなかったのだ。掲載誌「COMICリュウ」のO野編集長は、「文学者の往復書簡」が好きだったため、ベストカップルのとり・みき唐沢なをきに依頼したと、コミックス収録の対談で語っている。

一ヶ月ごとに[唐沢→とり][とり→唐沢][唐沢→とり]…という体で続けられ、単行本ではとり・みきが青いインク、唐沢なをきが茶色いインクで刷り分けられている。全編二色刷りという無駄に豪華な(褒め言葉です!)この単行本。作者双方がマジックで線を引くタイプのマンガ家だからだろうか。頭身の高いキャラはともかく、作者キャラの会話のコマなどは、どちらが描いたのか数秒見つめていてもわかりません。ありがとう、色分けしてくれてありがとう!

この往復書簡マンガの内容は、身の回りのホラー体験からアシスタント時代の話、ビニールにくるまってるいろいろ丸出しな本の話まで、多岐に渡っている。先攻がお題を出し、後攻がうまいことネタを打ち返すのがお約束で、むちゃ振りの回など、後攻が苦しんでいる様が実に楽しいのである。が、次の回で逆襲されたりされなかったりで、その丁々発止なかけひきもたまりません。

「本物のとり・みき」「ドレスを着てほほほと笑う女性アシスタント」など、人気キャラクターも続々出現!目を細めながら正体を探ってしまうモザイクあり、世界三大シリーズありと、すみずみまで楽しめること、受け合いだ!

そう、私は断言する!

本作はリュウ復刊の最大功績のひとつである!

ええ!だれが何といおうと!

本屋で見かけたら、さっとレジに持っていくことをおススメする!
…オタクの自覚のある人ならば(笑)

 

ところで、現在のとりみきの写真が載っているのだが、どう見ても「しっかりとした意見を持つ金子貴俊」にしか見えない。というか40代にも見えないんだが(笑)、確かこの人、今年で50歳だよね…。

 

【本人サイト】
TORI MIKI’S BLOG
からまんブログ

【公式サイト】
月刊COMICリュウ公式ホームページ

 

投稿者:AKAE
 
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「kiss」2008年23号のみどころをご紹介します!

※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。

■ 『本屋の森のあかり』(磯谷友紀)
11月半ばを迎えて、せわしない日々を送る中、
そんなおり、同期の緑が名古屋へ異動することを偶然知ってしまうあかり
その後、緑が毎日のようにあちこちの出版社へ赴いていることを知り、
「転職?」と不審に思う。しかし、年末フェアの企画会議で緑が出したのは…

今回、登場する書籍は「ケイト・グリーナウェイのマザーグース」
イギリスの人気絵本挿絵画家、ケイト・グリーナウェイの絵は
冬の定番。
あたたかい部屋で、紅茶を片手にグリーナウェイの絵本を読んで、
ファンタジーの世界への想像を膨らませるのは、本好きの女子の定番です。
「マザーグース」読みなおしてみようかな?冬だし。

■ 『東京アリス』(稚野鳥子)
奥園が他の女性とデートする姿を目撃し、動揺しつつも、
彼との待ち合わせた店へと向かうふう
待っていた奥園との会話はひたすらかみ合わず…
しかし、思わぬところで笑う奥園にいらいらして、
ふうは思わず自分の本当の気持ちを口にしてしまうが…?

いっぽう、円城寺はいつの間にか翡山にのめりこんでいた。
電話で会えないことをさびしがる彼女に翡山はあることを持ちかけ…?

なんちゅうか…稚野鳥子氏は『CLOVER』もそうなんですが、
「エ●かわいい」漫画が得意なのでしょうか。
今回はまあ・・そういう展開です。

恋愛に対してある種初心者のふうが不器用なりに自分のつかもうとしているのに対し、
恋愛には慣れているはずの円城寺が自分をコントロールできなくなっている。
今回、とりあえずふうは「おめでとう」な展開になったんですが、
円城寺の方が気になるなあ。

■ 『海月姫~くらげひめ』(東村アキコ)
女装男子・蔵之介の正体は、なんと政治家の息子。
彼が女装をするようになったのは、政治家になるのが嫌で
「変態と思われていたほうが後々楽」ということと、
ファッションの道へ進みたいという夢からだった。
そして、 月海を「よく見れば…」と思った彼は、
彼女を自分の家へと連れ込んで…

蔵之介の「音楽や流行りものの話よりも、月海のクラゲの話のほうが面白い…」
という感じが真理だなあと思ってみたり。
あたりさわりのない話してるより、よりディープにものを考えてる人の話のが
そりゃ、面白いに決まってるわな。
そして、月海ちゃんの後半の変身ぶりにはびっくりして嬉しくなった。
シュールで辛口なところと乙女チックな部分が見事に溶け合ってますね。この作品。

■ 『1/2の林檎』(こやまゆかり)
奈津子の陰謀で、ウィンザーの副作用隠ぺい疑惑をマスコミからかけられてしまうひかる
そんなひかるを体をはってかばう天野。
動揺する新堂に、そんな彼に社長は「好都合だ」という言葉を放つ。
奈津子の仕業だと気づいていた新堂は、ついにある覚悟をする。
そして、ひかるは奈津子の前に立ち…

ひたすら、どろどろ路線だなあ。ますますわからなくなってきた。
個人的には、ひかるはもう天野にした方がいいのになどと思ってたんですが、
どうやら、そっちへはいかない模様。
しかし、ひたすら悪事を重ねていく奈津子がむしろ心配になってきた。
さすがにここまでやったら、もうひかるも新堂も彼女を許すことはできないはず。
話の結末にいったい奈津子はどうなっていることやら…?

■『花吐き乙女』(松田奈緒子)
今回の主人公はコンビニでバイトをしながらバンド活動を続けている青年・坂田
晴れてメジャー・デビューが決まり、バイトをやめた彼だが、
「地味」という理由でデビュー直前にメンバーから切られてしまう。
ボーカルのミサに恋をしていた坂田は打ちひしがれ、花を吐いてしまう。
それを目撃した大竹ハジメは…

今回の花吐き病患者は乙女ならぬ男子でした。
松田奈緒子氏は、人のちょっと腹黒い部分を描くのがうまい。
キャラクターの裏の顔が非常にリアルで、だから作品も強烈でおもしろいんです。
今回も、純粋にがんばる坂田と、彼をいとも簡単に切り捨てるミサたちの
描写がきつくも面白かった。

■『30婚(miso-com)』(米沢りか)

仕事帰りによったお店で、は黒城・速水・速水の相手・蝶子とばったり出会う。
黒城が自分を「ただの友だち」と言い切ることに平気ではいられない笑。
しかし、笑と黒城がざっくばらんにものを言いあうのを速水はうらやましく思う。
蝶子が自身を理解してくれないことに行き詰まりを感じる速水。
そんなおり、笑とでかけたチーズケーキのお店で、潔い笑の言葉を聞いて…?

う~ん。まずは、速水に問いたい。
「あんた、その女のどこがいいねん?」と。
だって、見る限り蝶子っていや~な女ですよ。
ニコニコ笑って、ちゃっかり裏で笑に嫌がらせしてるし、
「医者」というフィルターでしか、速水のことを見てないし。
つまりは、お医者さんというステータスを持つ男の
アクセサリーになりたいだけでしょ、この人。(いいすぎ?)
それにくらべて、笑のかわいいこと。
変なかけひきをせず、不器用だけど一生懸命ぶつかっててさ。
よし、私も見習おう!

以上、23号の見どころ紹介でした。

次回は 『キャバママ』『はなびじん』が復活予定です!お楽しみに!

投稿者:ai
 
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☆ 以下の記事には週刊少年マガジン(2008年52号)連載中の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。

加瀬あつし『ゼロセン』、村上よしゆき『新約「巨人の星」花形』、勝木光『ベイビーステップ』、CLAMP『ツバサ』はお休み。

今週の注目は新連載山田恵庸『エデンの檻』

<あらすじ>
グアムでの修学旅行からの帰路、仙石アキラらの乗った飛行機は謎の現象に遭遇する。
次にアキラが目覚めたのは「地図にない島」、そしてそこは太古の昔に絶滅したはずの動物たちが闊歩する弱肉強食のジャングルだった…!

先日連載を終えた『カグツチ』に続いてのパニックもの。
作者の山田恵庸は主に「マガジンSPECIAL」で作品を発表していた作家。『EX~少年漂流』という、やはり漂流サバイバルパニックものを発表し、高い評価を得ています。
冒頭で名前が紹介された人たちは今後メインキャラとして本筋に関わってくる様子ですが、現時点では安否さえ不明。
彼らがどのように活躍していくのか、『少年漂流』に引きつづいて今回の作品も人間の暗部を鋭く抉る力作になりそう。今後に期待です。

◆ 星野泰視 『弑逆契約者 ファウスツ』 7th Corruption 悪魔
「ヒロトを止めたいなら殺せ」
ロクトの耳に悪魔はささやく…。

ってすみません。ホントに今回内容これだけなんです。
ついにその姿を現した悪魔がすっごい怖い(泣)。ここ半年では田中ユタカ『ミミア姫』に続くトラウマものの怖さです。そしてやたらセクシー(笑)。
次回はロクトと悪魔、智略の限りをつくした駆け引きが繰り広げられるのでしょうか。

巻末コメントによれば作者は『009』のリメイクを描いた縁で、石ノ森萬画館の企画展で原画を展示しているそうです。

石ノ森萬画館企画展「萬画家 石ノ森章太郎 マンガからミリオンアート~さらなる未来へ~」は1月25日まで開催中。詳細はこちら(石ノ森萬画館公式サイト)をご覧ください。

◆ 赤松健 『ネギま!』 234時間目 捕らわれの姫御子
フェイトとネギの対決以降、これまで明日菜と思っていたのは彼女の姿を映した栞だったということが判明。しかも栞本人も自己暗示によって「自分は神楽坂明日菜」と思いこんでいるという完璧な変装で、ネギたちが本物の明日菜の不在に気がつく可能性は今のところナシ…どころか楓とネギはついに仮契約を交わし、 残るは古菲ただ一人と思いきや、意外にも彼女はネギとの仮契約(というかキス)に抵抗を示し…と呑気な様子。
そんな状況の中、フェイトの手によってついに明日菜の記憶の封印がこじあけられる…!

前回の『エア・ギア』の件では大暮維人氏より菓子折りもらったそうです(笑)。

◆ 棚端なもしろ 『ハンマーセッション!』 session94 別れ・・の巻
ついに警察に居所を突き止められてしまった悟郎。
猶予は警察から逮捕状が出るまでの24時間。校長の助言で事態を悟った彼は水城に別れを告げ、学園を去っていく…のだが。
そろそろゴールが見えてきた『ハンマーセッション!』。悟郎の「やりのこしたこと」とは一体…?
単行本10巻は好評発売中。

◆ 龍門諒×恵広史 『BLOODY MONDAY』 file79 『K』の本性
アンコこと安斎真子ちゃんの変貌っぷりは異常。
「ノーマークの人物が犯人」というのはミステリーの定番ですが、これまでの一般人ぶりが嘘のような腹黒さです。
物語の冒頭から新聞部員という設定だったので、彼女がどういう意図を持ってあの学園に通っていたのか、種明かしが待ち遠しいです。
それにしても「藤丸=ファルコン」と知ったときのはしゃぎっぷり、たぶんお芝居だったってことですよねえ…。なんという演技派。アンコ、恐ろしい子…!
もはやこれを超えるサプライズは「遥ちゃんがテロリスト」「藤丸くんがテロリスト」くらいですかね。

◆ 瀬尾公治 『君のいる町』 ♯25 ひとりぼっちで待ちぼうけ
柚希の自転車の特訓と七海との買い物。ダブルブッキングの悩みは柚希からのキャンセルで解消して肩の荷が降りたはずなのに、急遽帰省することになった柚希がいつまでもぐずぐずしているものだから放っておけなくなってしまった青大は勢いで一緒に東京に行くことに。
いつも明るくてさばけた柚希ちゃんが「帰ったらきっと会っちゃうから」と東京行きを拒む相手とは一体…?
そして青大、新幹線代は? なんてみみっちい話はおいといて、七海ちゃんはどうするの…!? とひっぱりつつ次号に続く。
もみじ饅頭、『もう、しませんから。』やGIGAZINEの記事でも取り上げられてましたが、売れ行き好調なようですね。売れてなかったら買取覚悟だったという瀬尾王子、杞憂に終わっておめでとうございます。
ちなみに宮島には小さな水族館があって、スナメリ(ベルーガに似た小型の白いクジラ)が人なつっこくて激烈に可愛いです。宮島へ足を運んだ際にはそちらもお忘れなく。

 

投稿者:yura
 
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いきなり寒くなりましたね。皆様、いかがお過ごしですか?aiです。

待ちに待った『べしゃり暮らし』(森田まさのり 集英社「ヤングジャンプ」連載)の第7巻が
11月19日に発売になりました。

※この先、内容に関するネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

◆ 7巻のあらすじ
念願だったNMC決勝進出を果たした「デジタルきんぎょ」。しかし、藤川は帰らぬ人となってしまう。藤川の亡骸の前でも冷たい態度を見せる金本に圭右は憤慨し、藤川の彼に対する思いをぶちまける。そんな圭右を自分の前に座らせて、ラジオの生放送をはじめた金本だったが…

一方、圭右の関西弁のことでもめたわだかまりが実はまだ解決できていなかった
「きそばAT」の2人。意地になる圭右に対して、辻本がとった行動とは…?

そろそろ進路を決めなくてはいけない時期。
「芸人になる」という気持ちをいまだに父親に伝えられない圭右だが、
仲間とでかけた初詣で、姉のしのぶがある人物とツーショットで歩く姿を目撃し…

◆aiの私的レビュー
私、藤川が死んでしまった第6巻のラストで号泣したんですね…
それだけに続きはどうなるのか、とても期待して待っていました。
そして、ほっとしました。
金本の本音を聞けてよかったです。
ええ、そして、そのまま読んでていて気がつきました。
「あ、きそばATの2人、まだわだかまってたんだ」と。
「デジタルきんぎょ」の二人は、藤川がいなくなったあとに
お互いを誰よりも認め合っていたことを知った…という
ある意味かなしい結末でしたが、「きそばAT」の二人は、まだコンビを組んだばかり。
これからはりあってケンカして、お互いを認めあっていければいい。

しかし…
それが悪いというわけではないんですけれど、
この作品も話の進み具合が遅いですなあ。
漫才の漫画ではあるのだけれど、
「きそばAT」が漫才を披露しているところとか、
まだ、少ししか見ていない気がする。
これから先、どんな風になるかが、
結局気になってしょうがないまま7巻を読み終わりました。
どうなるのかしらん。

◆M1の冬
「べしゃり暮らし」7巻、書店ですぐに購入しましたので、
写真を撮ってみました。

まず表紙がこの記事で紹介したあの画像と
一緒だったのがうれしくて。
さらに、同記事で少しとりあげた、昨年のM1覇者・サンドウィッチマン
帯コメントを書いています。

気がつけばM-1グランプリ決勝まであと1か月くらいですね。
(決勝は12月21日)
既に東京は3回戦が終了。11月末に大阪の3回戦が行われ、
その後、準決勝→ファイナリスト発表→決勝戦!です。

M1が本当に熱くなる冬が到来です。

今年ははたしてどのコンビが優勝するのか?

ところで、「デジタルきんぎょ」の2人、
現存する漫才コンビだったら、どのコンビにたとえられるかなと
勝手に考えてみたのですが、難しかった。
私の中では、あえていうなら、2005年M1覇者のブラックマヨネーズでしょうか。
ちなみに「きそばAT」は、見た目だけなら、最近、勢いのある吉本興業の若手コンビ・はんにゃが似ているんじゃないかと、最近気がつきました。
(注:あくまで見た目だけです…)

ここを見ている皆さん、他に思いつくコンビなどありましたら、ぜひ教えてくださいね。

【関連記事】
M-1の夏・『べしゃり暮らし』の夏

【関連URL】
オートバックスM-1グランプリ2008

 

投稿者:ai
 
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こんにちは aiです。
ええ、巷の「王子」ブームはまだまだ続いているようなんですが…

漫画の世界にもいましたよ、「王子」が!

ええ、下記のお方でございます。

イバラノツルヒコの華麗なる日々』(イバラノツルヒコ/サンクチュアリパブリッシング)

イバラノツルヒコの華麗なる日々 (New COMICS) (New COMICS)

※このあと、作品の内容についてのネタバレを若干含みますので、ご注意ください。

◆あらすじ
主人公はイバラノツルヒコ(会社員 24歳 独身)。
幼少の頃に少女漫画の優雅な世界に魅了された彼は、
大人になった今も、いかにエレガントに毎日をすごすかが
彼の大事な課題。今日も彼の華麗な1日が始まる…

◆aiの私的レビュー&雑記
イバラノツルヒコの華麗で優雅な毎日を描いているこの本。
4コマ漫画やエッセイにも、華麗でシュールなテイストがあって
王子様が好きな人も王子様をちょっと斜め目線で見ているタイプの人も
十分に楽しめます。

しかし、私、この本を書店で見つけた時、本当にびっくりしました。

なぜなら…私、結構前からこの王子様を存じ上げておりましたので。

なにせ、イバラノツルヒコ・グッズ持ってましたから!

お写真のミラーを見つけたのは、確か3年くらい前だったかなと記憶しています。
出会ったのは東京都は杉並区西荻にある「ニヒル牛2」というお店。
レトロな少女漫画チっくなきらきらした瞳の王子様グッズが並ぶコーナーに
思わず目を奪われました。
その華麗な姿にすっかり魅了されて…というよりは、
そのいい意味で突き抜けたシュールさ加減が気に入って、
思わず、ミラーを購入してしまったわけです。

だからこそ、書店でツルヒコ様グッズ見て「ええー!」と驚きもひとしおでございましたのです。

というわけで最近、久しぶりに「ニヒル牛2」を訪れました。
こちらでは、イバラノツルヒコ様のグッズをまだ扱っています。

※こちらは「ニヒル牛」「ニヒル牛2」という二つのお店があり、
ともにあの伝説のバンド「たま」の石川浩司さんがプロデュースしたアートギャラリー雑貨店です。
イバラノツルヒコ・グッズ以外にもきらきら輝く素敵なものがいっぱいの
本当に楽しいお店です。

というわけで、個人的に王子様へ書籍化のお祝いのつもりで、下のメモ帳をば購入。

少女漫画の正しき王子様が好きなあなた…
ここにいましたよ、正しき王子様が。

さあ、あなたもぜひイバラノツルヒコ様の華麗なる日常を堪能してみませんか?

【関連URL】
イバラノツルヒコの華麗なる生活
イバラノツルヒコの華麗なる生活2~社会人編~
ニヒル牛・ニヒル牛2HP

 

投稿者:ai
 
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酒ネタでひっぱっております。
そこまで日本酒にキョーミはないぞという方は、こちらの画像をお楽しみください。
       ↓

かもすぞ劇場

で、お待ちかねの(←自分がだ!)呑みくらべ!冷蔵庫から出して1時間、常温で呑みくらべた結果は、以下のとおりである。

●純米吟醸生酒「かもすぞ」
旨い!
フルーティで、白酒っぽい風味がほのかに混ざっていて、それが鼻に抜ける感じがたまりません。
呑みやすいのでくいくいイケるが、合間にしょっぱい海産物とかはさむと、きっともっと良いだろう。
炙りイカとかよさげ。マヨはなしでどうぞ。実はシオ舐めただけでも、次のひとくちがんまい。(って、どんな呑み方してたんだ!)
ラベルに「紀勢鶴」とあるので、「紀勢鶴」の無濾過・純米・吟醸・生酒になるのだろう。
同じタイプの「紀勢鶴」は売っていないようなので、この味が欲しかったら、また争奪戦をくり拡げなければいけないようだ。ガーーーーン。

●純米吟醸生酒「紀ノ酒」
旨い。
同じ蔵だが「かもすぞ」より甘め。
常温だと甘さとクセがちょい気になったので、個人的には冷やして呑んだ方が好み。
ただこの酒「紀ノ酒」は、「紀勢鶴」の優等生が単独ボトリングされているので、毎年味が変わるそうだ。
旨いから呑みやすいという素晴らしい酒で、淡麗(へっ)だから呑みやすいとかいうここしばらくの傾向と、真っ向勝負ができそうである。
『もやしもん』2巻の(昼のw)日吉酒場で「龍神丸」のすぐ後ろに置いてあった酒だというのは、今調べていて気がついた。うーむ、運がいい。(というかアホや…)

●辛口純米吟醸上澄み無濾過生詰原酒
旨い。
スッキリとしたなかにもピッとした切れ味のある酒。酸味と辛さと旨味がある。後口もスッと消え、いさぎよい感じがよい。
精米歩合をみると「かもすぞ」より玄米に近い(磨かれていない)はずなのに、この統一感はすごい。なんだろう、シイタケとかふっくら炊いた煮物が食べたくなったぞ。
濃醇旨口の吉村秀雄商店が松尾酒店と組み、酵母発酵をすすめて日本酒度を高くした酒だ。

●「福正宗」純米無濾過・生詰・原酒 冷やおろし
呑みやすいと感じるのは、北陸でよく呑むタイプの酒だからかも。
甘めでほどよくフルーティ。
ちょいいやんな後口が残る。そんでアルコール臭いかな…。
福光屋と、「満寿泉」の桝田酒造は桶仕込み保存会に入っている。
特に福光屋は、2001年からすべてのお酒を米と水だけで醸す純米蔵宣言をしているそうだ。
福光屋は「加賀鳶」「黒帯」がんまいそうなので、今度はそっちを…(笑)。

●「三笑楽」純米原酒
常温だと、ちょっとトゲのある、いかにもな日本酒。お屠蘇にすると合いそうな感じ。
しかし冷やして呑むとトゲが少なくなる。
今回は酒だけ呑んだから、気になるのかもしれない。
実は「三笑楽」の別名は「山の酒」。合掌造の里・五箇山の村人のための酒だ。
イノシシ鍋とか、ちょいクセのある肉との相性が良いかもしれない(予想)。
若い杜氏さんが入ってからは、味に繊細さが増したとか。

●「満寿泉」生純米吟醸
旨い。
端麗辛口ではなく、しっかりとした旨味があるが、他の酒に比べて酸味が多い。ふくらみのある酸味でイヤミはない。
後口は麹の香り(だと思う…)が強い。好き嫌いあるかもしれないが、自分は好き。
これだけ去年の酒なので、今年のものを呑めばまた感想が変わってくるかも。
「満寿泉」をつくっている桝田酒造は、ポートラム(ライトレール)の駅から歩いて5〜6分。毎月1度きき酒会をおこなっているので、お近くの方はどうぞ。
しぼりたて生酒は激うまですぞ。

 

で、どれがいちばんんまい酒かというと、味の好みで順位は違ってくるだろう。
個人的にはこの順番。

●純米吟醸生酒「かもすぞ」
●辛口純米吟醸上澄み無濾過生詰原酒
●純米吟醸生酒「紀ノ酒」
●「満寿泉」生純米吟醸
●「福正宗」純米無濾過・生詰・原酒 冷やおろし
●「三笑楽」純米原酒

来年には順序が入れ替るかも。
というか、来年は「かもすぞ」を呑めるのだろうか、おおおおお。
日本全国にはまだまだんまい酒がいっぱいあるが、いい出会いだった酒とは今後もおつきあいを続けたいからなあ。

というわけで、『もやしもん』作者の舌はたいへん確かだったということが、個人的に証明されました!(笑)
こうなると「龍神丸」もぜひ呑んでみたい。秋まで待って。(作者推奨!)

 

余談だが、『夏子の酒』のモデル久須美酒造も、幻の米「亀の尾」を使った酒を抽選販売している。「不世出の名酒米」から醸された酒も、旨そうだなあ。
→久須美酒造限定販売

『レモンハート』作者の古谷三敏おススメの福井の酒、「常山」も気になる。
→常山酒造合資会社

って、どんだけ呑む気なんだ、自分!

夏子の酒 (1) (講談社漫画文庫)   Barレモン・ハート (1) (アクション・コミックス)

さて、いいかげん文章にも酔いが回ってきたようである。このあたりで終わったほうが、いさぎよいというものだろう。
最後は、画像にも登場したあの御方に締めてもらおうか。

それではO157さん、お願いします!

O157

みんな!呑むなァ!(スイマセン何かホントスイマセン…)

 

【関連記事】
『もやしもん』の純米吟醸生酒「かもすぞ」、発売3分で完売!(1)

【本人サイト】
石川雅之

【公式サイト】
講談社
イブニング公式サイト
テレビアニメ「もやしもん」公式サイト

【関連サイト】
高垣酒造場
松尾酒店
久須美酒造限定販売
常山酒造合資会社

 

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もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1) (イブニングKC (106))

モネラの国も秋から冬へ。
日本酒がおいしい季節がやってまいりました!

というわけで、日本酒といえば酵母菌。(無理くりかい!)
イブニング連載『もやしもん』(講談社刊)の作者、石川雅之が全て利き酒して選んだ高垣酒造場のおいしい生酒。作者推奨清酒「かもすぞ」2008年産が発売された。

「かもすぞ」ボトル

仕上がりはもう少し前だったようだが、日がズレこんだのは大人の事情(笑)。高垣酒造場と講談社との間で版権契約が完了してから、出荷されたのだ。

2006年は490本が13分で完売、2007年は510本を抽選販売(実質競争率7.1倍)した「かもすぞ」。今年は高垣酒造場では販売せず、松尾酒店という和歌山の酒と特産品を扱っている店での委託販売のみ。先行しておこなわれた店頭販売で120本程度、2008年11月4日の午前11時からおこなわれたネット販売では、360本が完売したと記憶している。
→高垣酒造場
→松尾酒店

平日の午前中という、一般人にはアクセスしづらい販売開始時間だったが、発売から2〜3分で在庫無し。アクセス数が尋常ではなかったせいか、現在松尾酒店サイト内の「かもすぞ」のページはなくなっている。

そんな激闘のくりひろげられた「かもすぞ」争奪戦だが、ふふ、ふふふふふ、

ゲットしましたーー!!ひゃっほう!
(…あ、なんか恨みとか買ってしまいましたか。うーむ。)

しかし、しかしですぞ!いくら作者推奨だろうと、ネットで噂が先行しようと、自分の舌で確かめてみるまでは、んまいかどうかはわからないではないか!(いえ、たいして味覚が鋭敏なワケじゃないんですが…誰だ、呑みたいだけやとか言ってるのは!)

 

というわけで11月某日、呑みくらべを決行!

比べてみたのは、次の6本だ。「かもすぞ」と同じ和歌山からあと2本、AKAEのいる北陸から3本。(どうせ北陸なら「菊姫」「天狗舞」あたりにせんかい!という声もありそうだが、あえて知る人ぞ知る酒から。あ、「福正宗」は違うか。)

ボトル6本

●純米吟醸生酒「かもすぞ」/和歌山県 高垣酒造場/2008
●純米吟醸生酒「紀ノ酒」/和歌山県 高垣酒造場/2008
●辛口純米吟醸上澄み無濾過生詰原酒/和歌山県 吉村秀雄商店&松尾酒店/2008
●「福正宗」純米無濾過・生詰・原酒 冷やおろし/石川県(金沢) 福光屋/2008
●「三笑楽」純米原酒/富山県(五箇山)三笑楽酒造/2008
●「満寿泉」生純米吟醸/富山県(岩瀬) 桝田酒造店/2007

ちなみに「福正宗」が知る人ぞ知る酒じゃないのは、地方には珍しく、早くからCMに取り組んでいたから。年配の方には懐かしい横山隆一のマンガ『フクちゃん』が広告キャラクターだったのだ。「フクちゃんフクマサもってきて」をキャッチコピーに、新聞広告やテレビCM(モノクロアニメ)として約20年間活躍、大好評であった。

 

さて、なにはともあれ呑みくらべである。

とりあえずは6本並べてラベルを確認。

ラベル情報

ラベルやネット販売などから手に入る情報は上記のとおり。食い違っている場合はラベルを優先した。一概には言えないのだろうけど、買う側としては、情報を公開している方が杜氏の腕に自信があるんだろうなという気になってくる。

そして、早速ついで呑みたいところだが、冷蔵庫から出してきた酒を常温にするため
1時間ぐっとガマン。

つらいぞう(笑)。

明日のMANGASPIRITSへ、ガマンしながらつづくw

 

【関連記事】
『もやしもん』の純米吟醸生酒「かもすぞ」、発売3分で完売!(2)

【本人サイト】
石川雅之

【公式サイト】
講談社
イブニング公式サイト
テレビアニメ「もやしもん」公式サイト

【関連サイト】
高垣酒造場
松尾酒店

 

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☆ 以下の記事にはSPECIAL(2008年12/5号)連載中の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。

マガジン SPECIAL (スペシャル) 2008年 12/5号 [雑誌]

今号はマガジンSPECIAL史上初? の豪華付録つき。
原作(?)というかオリジナル(??)とはまた違った学園ちょいエロコメディ(なんだそのレッテル…)として人気の『ネギま!? neo』のA4判クリアファイルで、3-Aの生徒全員集合のとても可愛らしいイラストです。

◆原作/赤松健 漫画/藤真拓也 『ネギま!? neo』
魔法先生ネギま! 』のスピンオフ漫画ですが、キャラの設定や立ち位置は原作と同じ。今回はエヴァンジェリンとナギの出会い編。
これからも、本編で描いている余裕がなかったエピソードをこういった形で補完してくれると嬉しいですね。超鈴音の故郷編とか、刹那の過去とか。赤松健氏自身に描く時間がないなら、藤真氏の短編でもノベライズででも読みたい! という人、私だけじゃないと思うんだけどなあ…。
順調に巻を重ねる単行本第5巻は12月17日発売!!

◆小林尽 『スクールランブルZ』
今回はパラレルワールドではなく『スクラン』過去編