書店で『ガンスリンガー・ガール(メディアワークス/相田裕)』の最新刊を見つけたので、さっそく購入。白いドレスに身を包んだ可憐なアンジェリカの表紙イラストが目印だ。
いちおう未読の人のためにストーリー概要を書いておくと、舞台は現代のイタリア。「事故などで瀕死になった身よりのない少女たちに政府機関が人工の義体と銃器を与え、反政府的なテロリストを抹殺する暗殺者に仕立て上げる」……という、きわめてヘヴィな設定。
絵柄は非常にとっつきやすい反面、重すぎるストーリーが若干ながら読者を選ぶ作品といえる。
で。
最新刊だが。
泣けた。読んでいて。三十路の男(独身)が。地下鉄の車内で。
いや、詳しくはネタバレになるから「単行本を読んでくれ」としか言えないが、初期から登場していた主要キャラの1人・アンジェリカは本巻での出番がラストとなる。あるキャラが前巻で発した「ゆっくりと終わりに近づいていますよ」というセリフは、この展開をも暗示していたのだろうか。収録された第48話は、マジで涙なくして読めない。
連載初期から注目していた作品ではあったが、ここまで深く重厚な話になるとは思っていなかった。やや掲載誌はマイナー系ながら、単行本の売上げも累計250万部と意外なほどのヒット中である。
そんな本作の人気を裏付けるように、公式サイトでは2008年初頭からアニメの第2期スタートも告知されている。ちなみに第1期シリーズは2003~2004年にかけて全13話を放送。個人的には割と楽しめたが「もう少し予算をかければなぁ…」と惜しまれた面もある、そんな感想であった。
アニメの第2期は声優陣のキャスティングもがらりと一新して、かなり印象が変わる模様。ジャンさんが子安武人なのはともかく、マルコーさんの声が八尾一樹かよ!……と微妙なツッコミもあるが、そのへんは暖かく見守ろうと思う。
そしてアニメの新シリーズに合わせ、新規キャストでのドラマCD発売だとか、第1期アニメの無料再放送(BS)とか、いろいろ活発な動きも公式サイトでアナウンスされている。
とりあえず『ブラック・ラグーン(小学館/広江礼威)』あたりが楽しめる人には、無条件でオススメ作である。




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