

さて全国6000万人におよぶ百合ファンの皆さま、ごきげんよう。今回は昨日の前編『マリア様がみてる(第4期)』レビューに続き、1月スタートの百合アニメ『まりあほりっく』第1話をさっくりレビューしますよ。
作品名に同じ“マリア”の名を冠するとはいえ、こっちの鞠也(まりや)は聖母どころか女装した超絶美少年。ドSの鞠也と毒舌メイドに虐げられながら、美少女ばかりの女子寮でウハウハ言ってる微妙に病んだ百合ヒロイン・かなこ嬢。そんな彼女を中心とした学園コメディなわけで。あらすじは先日の記事でも語ったので省略するとして、さっそくアニメ第1話をみていきましっしょい。
☆ 現時点でアニメ第1話が未放送の地域もあります。ネタバレを避けたい方はあらかじめご注意ください。
■第1話『戯れの接吻』レビュー
基本的には原作コミックの第1話とまったく同じ流れ。“運命の人”との出会いを求めて天の妃女学院にやってきたかなこが、紆余曲折を経て鞠也の下僕となるまでを描いている。もちろん黒メイド・茉莉花によるメス豚発言まできっちり再現済みだ。エンディングは8ビット時代のレトロゲームを連想させるユニークな仕上がり。実にエキセントリックである。
ちなみに登場人物のキャスティングは、ごく例外的な脇役キャラを除き『マリア様がみてる』の声優陣をほとんど使っていない。意図的なものか偶然そうなったのかは不明だが、少なからず対抗馬としての意識があるのだろうか。もちろん『ローゼンメイデン』のジュン役なんかでお馴染みな真田アサミが主役を演じるなど、こちらも十分すぎるほど豪華な布陣ではあるが。
作画に関してはかなり良好。若干クセがあった原作の絵柄をうまくアニメ向けにアレンジし、多くのファンに受け入れられるような絵となっている。キャラデザ担当の守岡英行さん、いいシゴトしてます!
さらに注目したいのはアニメ化にあたっての演出面。オープニングで原作にはなかった車中のシーンを持ってきて、男性のナレーションで「天の妃・生徒心得」を語らせている場面なんかがいいムードを出している(原作ではいきなり校門前からスタート)。ヒロインの心情を語るモノローグを要所に挿入したり、崩すべきギャグシーンは思いっきりキャラの頭身まで変えてみたり……。『スキップ・ビート!』のアニメ版でも感じたことだが、こうした“動きのあるギャグ”はアニメだから派手にやれる技。原作漫画の雰囲気を保ちつつ、視聴者を惹きつける演出には感心させられる。
というわけで「意外にも」と言っては失礼かもしれないが、アニメ版『まりあほりっく』の第1話は期待を大きく超える出来映えだった。どんどん世界観が広がっていく第2話以降も、原作コミックとあわせて期待しながら追いかけていこうと思う。
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