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・ 一迅社

かんなぎ 1 (1) (REX COMICS)

「コミックREX」で連載中の人気漫画『かんなぎ』が、同誌2009年1月号で無期休載と発表されファンの間では物議をかもしていたが、12日に編集部からWeb上で休載理由の告知が出された。以下、一迅社Webサイトからの引用である。

『かんなぎ』の休載につきまして読者のみなさまにご心配をおかけいたしております。
武梨先生はREX12月号の原稿執筆後に突然急病で倒れられ、そのまま緊急入院となり休載のやむなきに至りました。その後手術も成功し、現在は順調に快方に向かっています。
「ComicREX」1月号の発売以降、「武梨えり先生が誹謗中傷によって休載した」という報道が一部でなされましたが、これは事実ではありません。
武梨先生は現在も入院中でありますが、執筆の再開に向けて意欲を示しておいでです。

読者のみなさまには、武梨先生のご快癒をお待ちいただけますようお願いいたします。

背景を知らない人は「誹謗中傷とは何だ?」と思われるだろうが、要は最近の本誌連載において同作ヒロイン・ナギに彼氏がいたことが判明、おまけに肉体関係まであった(らしい)過去が明かされ、ファンの間に動揺が広がったということ。

騒動の大まかな流れは「ナギ様中古問題についてのまとめ」も参照されたい。
(※このまとめの客観性を疑問視する声もある。あくまで参考資料としてご覧を)

ヒロインのナギは自称“神”様であり、外見はどうみても中学生程度のお子様。「あのナギたんがっ!」と一部のファン絶叫 → ついに『かんなぎ』単行本を破り捨てた画像までネット公開されるに至った。作者の武梨えりが女性であること、無期休載のタイミングがこの騒動とぴったり符合したことなどから“心ないファンの誹謗中傷によって休載!?”との憶測が広がったのであろう。

『かんなぎ』は今年10月からアニメ化されており、原作漫画も高い人気を誇る。ナギが表紙をかざった2008年12月号では、掲載誌REXに重版がかかったのも有名。近年の漫画雑誌では「ジャンプスクエア」や「Good!アフタヌーン」が重版で話題となったが、これは創刊効果と見込まれるもの。純粋に漫画作品の人気で掲載誌自体が重版となるのは、実に異例のことだ。

その上、

・アニメが今まさに放送中という人気絶頂時での無期休載
・休載理由について出版社サイドが事情説明のコメントを出す

……という異例の事態がかさなったことで、よりニュースとしての重要度が高まった。

本当のところ休載理由がどうであろうと、今回の騒動では作者・一迅社・読者の誰ひとりとして得をしていない。武梨えり先生にはこの機に十分な休養をとってもらい、少しでも早い連載再開を期待したいところだ。

 

投稿者:roku
 
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前回はそっち属性のない人でも楽しめるボーイズラブ漫画を紹介したので、今日はバランスを取る意味で対極を引っ張り出してみよう。お手頃なガールズラブ漫画『ストロベリーシェイクSWEET(一迅社/林家志弦)』である。

ストーリー自体はあって無きがごとし。芸能プロダクションに所属する16歳の売れっ子アイドル(♀)が、見習いとして入ってきた同年代の女の子にひとめ惚れ。そんな少女の悶々とする日々、そしてスレスレな愛情表現を描いたコメディ作品だ。

いちおう分類上はコメディ漫画として扱われることが多いが、中身はほぼ全編にわたってハイテンションなギャグが繰り広げられる。意中の相手が泊まりに来るのを想像しただけで鼻血を吹き出す主人公、同性しか愛せない女性アーティストが集まったビジュアル系バンドの名は「ZLAY(ズレイ)」。今のところ登場する女性キャラは1人を除いて全員同性愛者。男性キャラにいたってはロクに名前すら用意されていないという大胆さ。……もう徹底した「オンナ最高! オトコいらねー!」路線が何というか、いっそ清々しい。

作者の林家志弦は個人データに乏しいものの、1980年代からゲーム業界で活躍してきたベテラン。そのあたりから現在は40代前後かと思われる。公式サイトの日記で一人称が「婆」となっているあたりからも、決して若手ではあるまい。

だが作品を読んでみれば分かる通り、とにかくこの人が描くドタバタ劇は毎回エネルギッシュ。パワー溢れる独特のセリフまわしも秀逸である。安永航一郎・田丸浩史の言語感覚にピンと来た人は、この作風がきっとツボにハマるはず。掲載誌(コミック百合姫)で看板漫画のひとつになっているのも納得できる。なにげに中毒性が高いのだ。

百合系ジャンルのわりにきわどい描写はないため、購入する勇気さえあれば男女を問わず存分に楽しめる作品。そんな意味ではガールズラブの世界を知る入門用にも最適といえるだろう。難点をいえば掲載誌が季刊発売ゆえ、続きの単行本が出るまで2年以上も待たされるということか。

なお、より一般寄りな作品を望むなら、同じ作者の『はやて×ブレード』を読んでみるといい。こちらは「剣待生」という特殊な制度をもった学園で繰り広げられるチャンバラアクション活劇。作者のギャグセンスはここでも遺憾なく発揮され、読んでいて元気が出ること請け合いだ。

■rokuによる独断評価(5つ☆が満点)
画力  :☆☆☆
物語  :☆☆☆☆
独創性 :☆☆☆☆
総合評価:☆☆☆☆

投稿者:roku
 
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