2008年12月30日 午後4時。
3日間とも晴天にめぐまれ、大盛況のうちに終わったコミックマーケット75開催地・ビッグサイトが満場の拍手で包まれている(だろう)頃――JR東京駅ではひとつの異変が起きていた。

2008年12月30日 午後4時。
3日間とも晴天にめぐまれ、大盛況のうちに終わったコミックマーケット75開催地・ビッグサイトが満場の拍手で包まれている(だろう)頃――JR東京駅ではひとつの異変が起きていた。

こんにちは。取材の要領が悪いせいで「もう今日のサークル記事は諦めるべさ…」と日和った無責任ライター・rokuです。というわけで、現地レポートの最後はコスプレ関係のネタで締めようと思います。
(※コスプレイヤーの皆さまには「顔が特定できないこと」を条件に掲載許可を頂戴しています)
■変遷するコスプレ会場
「2008年のコスプレ広場は位置が分かりにくい」……そう感じた来場者の人も少なくないのではなかろうか? これまで西地区の4階がコスプレ広場として定着していたが、今年の夏コミから場所を変更。西1階のレストラン街外にある庭園が、新たなコスプレ広場となったのだ。だが夏コミでは予想以上にコスプレ広場へ足を運ぶ来場者が多かったため、一部時間帯に旧広場(西4階)もコスプレ用に使われていた。
この経緯を踏まえ、冬コミでは最初からコスプレ広場をメイン-サブと2つ用意。今回は以下のような会場シフトが組まれるという(公式サイト内でも告知済)。
・第1コスプレ広場:1階レストラン街外の庭園(共通)
・第2コスプレ広場:西地区サークル駐車場(初日、2日目のみ)
・第2コスプレ広場:昨年までと同じ西4階(3日目のみ)
3日目だけサブ会場が西4階に戻るのは、企業ブースへの来場者が落ち着くタイミングを見計らったためらしい。こうした一連の変更理由について「コスプレ参加者の皆さんに満足してもらうため」と総本部では語っている。旧コスプレ広場に慣れたベテラン勢(?)ほど困惑してしまう会場配置かもしれないが、そもそも西4階がメイン会場でなくなった変更だって「企業ブース来訪者とコスプレの参加者が混ぜこぜにならないように」という配慮があったから。ちゃんと見えない部分で混雑緩和を考えている運営側の努力も知っておくべきだろう。

コスプレ会場変更を告げる案内
こうしたガイドは会場いたるところで見られた
■1日目のコスプレ広場はこんな感じ
まずはメインの第1コスプレ広場――1階の庭園に足を運んでみた。晴れやかな天気も手伝って、会場は見わたす限りの人・人・人ォォォ!(落ち着け) ごった返す人波のなか、さまざまなコスプレ衣装が乱舞している。

大盛況な第1コスプレ広場を上から撮影

2008年も残すところあとわずか。
みなさん来年のカレンダーはもうお決めになりましたか?
まだ決まっていない、という方、今回ご紹介する『センゴク バトル歳時記』はいかがでしょう。
バトルだったり歳時記だったり風流なのか風流じゃないのかよくわかりませんが、そこは気にしない方向で。
『センゴク(作:宮下 英樹)』はヤングマガジンで2004年から連載を開始した歴史漫画。現在は第2部にあたる『センゴク 天正記』が同誌にて連載中です。
仙石権兵衛秀久という馴染みの薄い武将を主人公に据えつつ、現地取材や最新の学説を取り入れた斬新な描写、そして魅力溢れるキャラクターの活躍で、歴史にうるさい(失礼!)マニアはもちろん、これまで歴史に関心のなかった層にも支持を集めた作品です。
今回発売された『センゴク バトル歳時記』は好評を博した『センゴク バトル読本』に続く本作の公式ガイドブック第2弾です。
こんにちは。何時間経っても“リアルタイム”記事だと言い張る厚顔ライター・rokuです。コミケ75初日の現地レポート3回目で、やっと企業ブース全体の紹介に辿り着きました。漫画ネタを中心に企業ブースを巡っていきますよ~。
■漫画系はメディアミックス中心
イベントの性質上、漫画・ラノベジャンルはアニメ化されている作品が主体となる。TBSアニメーションのブースでは現在テレビ放映中の「夜桜四重奏」をはじめ、「パンドラハーツ」「大正野球娘」など多数のプロモーション映像を公開。「CLANNAD AFTER STORY」に関しては開場後から光坂電気のヘルメットが来場者に配布されていた。おそらく数量限定と思われ、午後の早々には「本日の配布は終了しました」と告知が出ていた。

TBSは8作品ものプロモーションを展開。写真の画像は
「夜桜四重奏」のプロモ
![月刊 アフタヌーン 2009年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61LX6Sop%2BzL._SL160_.jpg)
☆ 以下の記事には『アフタヌーン』2009年2月号掲載の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。
今回の見どころはなんといっても巨匠・永井豪の短編よみきり!!!!
その名も『ウタマロ 紅蓮の女』!!!
この世の美を写しとることに執念を燃やす天才絵師・北川豊章。
版元である蔦屋重三郎の薦めで北楼(遊郭)の遊女の美人画を描くことになった彼が紹介されたのは千年に一度と噂される傾城・紅蓮大夫。
美人画に目覚め、北川豊章改め鬼多川歌魔呂と名を変えた彼の筆先が生み出す美と狂気とは…!!
人の業、そして異形を描かせたら右に出る者はない永井豪。続編を期待します。
シレーヌ誕生秘話など、新作短編を収録した『豪ちゃんマガジン』も絶賛発売中。こちらもお見逃しなく。

![コーラス 2009年 02月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/610oJWG9FjL._SL160_.jpg)
さてさて、今年最後の集英社「コーラス」見どころご紹介です。
(号数はすでに2009年2月号なんですけどね…)
※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
■ 『家族スイッチ』(稚野鳥子)
今回は稚野鳥子氏が二本立て!まずは巻頭で読み切りが登場です。
六本木は鳥居坂近くに住む玉木家は、母親に先立たれた男ばかり、
もとい美男ばかりの男系家族。
しかし、ひとくせふたくせもある親兄弟たちに、
唯一の常識人で三男・鷹司はいささか疲れ気味。
挙句に憧れの女性・結衣子が長男・光司と関係を持っていると知って…
はあ…なんだか、人気の声優さんたちを集めてCDドラマとか作るのが
見えてきそうな男前だらけの作品ですね。
個人的には、鷹司の友達の美遊ちゃんがかわいいと思いましたが。
こんにちは。完全リアルタイム更新に挑むも1本目以外は間に合わず、タイトルに「ほぼ」を付けて乗り切ろうとするヘタレライター・rokuです。今回の記事はコミケ企業ブース内で異彩を放つ、共信印刷株式会社さんの展示スペースについて紹介しよう。共信印刷が何を印刷してるか分からないと? やだなぁ、皆さん手元に持ってませんか? ――コミケのカタログ。
■海外オタク文化を紹介
あまり知られていないかもしれないが、共信印刷は海外の「オタク」文化を企業ブースで紹介し続けている。代表取締役の中村氏によれば「なかなか交流が持てない海外のオタク趣味な人たちの役に立ちたいと行なっている完全なボランティア。カタログ印刷の利益をこうした形で還元したいと思っている。以前は20社くらいあったが、結局残ったのはうちだけだった。趣味も兼ねてやっているのがいいのかも」とのこと。
実際、オタク資料(海外同人誌やコスプレ写真)が紹介されているのはフランスに中国、ドイツ、イギリス、台湾など幅広く、これら資料は中村社長がみずから海外へ出かけて収集しているという。「カメラ好きだから、新しいレンズのテストも兼ねて撮影に行っている。おかげでボーナス全部飛んじゃうよ(笑)」と語る中村社長。……クールだ!
今年もやってまいりました。オタクの祭典、コミックマーケット! 今回は意外にコミケ参加経験の少ないライター・rokuが、現地にてコミケ75の一日目をリアルタイムレポートいたします。通常の3倍スピードで書いているため至らない点も多々あるかと思いますが、どうかご容赦を。
■今年の冬コミは快晴&痛車
2008年12月28日、東京・有明の天気は非常にベネ(良し)。午前10時ちょうどの段階で、手元のアナログ温度計は13~14度前後を指している。天候にも恵まれて、国際展示場駅周辺は人でごったがえしていた。
人の多さもさることながら、会場周辺で異様に目立ったのは痛車&痛バイクの数々。会場近くの駐車場にはぱっと数秒見ただけでも3台、4台の痛車はザラ。「Fate」やら「なのは」やら、やはり大御所系が強い。あとは「ローゼン」「らきすた」とか。パチパチ撮影していたら「お客さーん、ここ撮影禁止なんで」とさっそく警備の人に注意された。すんません……。

清々しい晴天のもと、眼下に見えるはすべて痛車…
(12/30追記:コミケとは別イベントで「痛車展示会」があったようです)
■手荷物確認は「実施せず」
昨今のコミケといえば、気になるのが手荷物確認。夏には通り魔事件やらコミケへの脅迫状により「実施」の方針が発表されていた。今回はどうなんだと中の人に聞いてみたら「今年は実施してませんね。夏も特になにもなかったですから」との返事。今のところ脅迫らしいものも寄せられていない、という話だった。
2008年にライター・rokuが読んだ漫画から好き勝手にベスト10を決めてみる年末企画、
後半パートで6~10位の紹介に移ろう。ややネタバレな点は容赦を。
「ちなみに~」の言い回しが多いのは仕様です。
■6位 『ワンナウツ』(作:甲斐谷忍)全19巻

画力 :★★★☆☆
物語 :★★★★★
独創性 :★★★★★
頼むから普通に野球してくれ度:★★★★★
今年10月からテレビアニメも開始されている野球漫画。ただ厳密な意味で野球漫画といえるかどうかは読者次第だろう。正しくは「野球を題材にした正統派ギャンブル漫画」かもしれない。
優勝から縁遠いプロ野球チーム・リカオンズに渡久地東亜(とくち トーア)という不遜なピッチャーが入ってきたところから物語は動き出す。かつて賭野球「ワンナウト」で負け知らずだった東亜は、プロ野球の世界でも恐るべき能力を発揮。怪物じみた心理把握と異端の戦術により、リカオンズ快進撃の火付け役となった。あらゆる敵チームが東亜を狙い続け、自チームの横暴なオーナーまで敵に回るなか、不敵な笑みをうかべながら東亜は勝利を重ねていく……そんな感じで努力だとか友情とは一切関係ない、オトナの野球漫画が本作である。
主人公の東亜は剛速球を持たず、ピッチャーとしての武器はクセ球のストレート&制球力のみ。ほぼ純粋に心理トリックと戦術だけで強敵を葬り去っていく。Wikipediaによると作者自身“野球版アカギ”と言っているそうだが、「どう考えても負けそうにない主人公」という意味では的を射た喩えだ(アニメ版の主演声優もアカギと同じだったりする)。
また、悪魔的な強さの東亜に対抗すべく敵側も「盗塁させるためだけに陸上選手を連れてくる」「各チームの主砲ばかり集めたチーム編成」など凄まじい対策を練ってくる。こんな理不尽きわまりない条件で東亜はいかに打ち勝っていくか? 読み進めていくうちに、決して他のスポーツ漫画では味わえないカタルシスが得られるはずだ。
ちなみに作者は、本作に先がけてメディアミックス(ドラマ化)された『LIAR GAME』でも有名。初期の『カイジ』が好きだった人はこっちも楽しめるだろう。