マンガ好きライター陣が執筆する日刊マンガ(漫画)ニュース&レビューブログ!

こんにちは。いやー、現在発売中のジャンプSQで漫画版『』の展開がすばらしくて。ちょうど今月号は原作でも屈指の名エピソードが完全再現されています。設定やキャラデザが大幅に変わったアニメ版とは違い、漫画版は原作ラノベ挿絵と同じ人が作画担当しているため違和感もゼロ。近ごろはあざといサービスカットで読者人気を取ろうとする漫画が多いなか、ここまでしんみり魅せてくれる作品は稀有ですぞ。11月発売の単行本2巻を含め、今後が楽しみな一作であります。

では、本日の漫画ニュースヘッドラインをお届けします。

アニメ「ルパン三世」のTVシリーズがBlu-ray BOXに!
→ 1971年からスタートした第一期が予約受付中。さらに1977年から放送の第二期も6回に分けたリリースが予定されており、1~30話までが予約受付開始されている。今年は『コブラ』『キン肉マン』など往年の名作が相次いでBOX化されており、ファンなら注目しておきたい。

ソフト化初「ラーメンマン」コンプリートDVD発売 09年3月21日
→ 『ルパン』より大きなサプライズなのが、この『闘将!!拉麺男』だろう。コンプリートDVD-BOX発売という以前に、なんと今回が初のソフト化となる。原作が未完のまま終わったことに対する読者からの反発もあるが、個人的にはけっこう好きな作品だった。

映画特集 『レッドクリフ』公開記念 漫画家:本宮ひろ志×映画監督:ジョン・ウー(呉宇森) 超ビッグ特別“漢”対談
→ どうせ単なる電話対談をまとめた記事だろう……と思いきや、すさまじく気合いが入った長編対談記事。しっかり両者ツーショットの動画まで用意され、伊達にヤンジャンが100万部漫画誌でないことを思い知らされる。還暦を超えてなお業界トップの2人が繰り広げるトークは読み応え抜群だ。

ジャンプフェスタ2009 公式ホームページ
→ ブース情報やジャンプステージ情報、スタッフブログなどが着々と更新されている。開催日は12/20(土)・21(日)。ちなみに今年は創刊40周年&10回目のフェスタという区切りの良いタイミング。優先観覧席チケットを手に入れたい人は、ジャンプ本誌の応募券でお早めに。

一条ゆかりの人気マンガ「プライド」 2009年1月実写映画公開決定
→ ひさびさのビッグタイトルが実写化決定。主演はステファニー&満島ひかりが務めることになる。一条ゆかりのデビュー40周年記念映画でもあるというのだが、なにげに週刊少年ジャンプの創刊40周年と集英社つながりでかぶっているのが興味深い。すでに公式サイトでも情報配信中。

【東映アニメBBプレミアム】ハロウィンシーズンに合わせて「かぼちゃワイン」を特集化
→ ハロウィンにちなんで『かぼちゃワイン』の動画配信特集。80年代にエルちゃんの洗礼を受けた世代ならば見ておいて損はない。なお、現在も本作は続編が『The・かぼちゃワイン』というタイトルで連載中。プレイコミック誌を読んでみよう。

ヒロユキさんの単行本「ドージンワーク 6巻(完結)」と「漫画家さんとアシスタントさんと」が同時発売
→ 『ドージンワーク』本編は5巻で終了だが、6巻は番外編というか後日談を収録。待望の『漫画家さんとアシスタントさんと』を合わせ、ヒロユキ信奉者なら2冊とも即買いだろう。

今月の電撃大王は御坂美琴のフィギュア付き
→ 3号連続のフィギュア付録キャンペーン・第一弾。色気もへったくれもない短パン仕様なのは設定に忠実なため。いいですねぇ、見事なツンツンビリビリの造形が。

ドラえもんの危険薬物リスト~摂りすぎ注意の副作用大全~
→ ガス爆発とか自宅の風呂で遭難とかジャイアンが性格反転とか ――22世紀の科学力は、まだ我々が使いこなすには早すぎたようだ。

2009年ケロロ誕生10周年であります!!
→ まだまだ5年くらいだと思っていたら、いつの間にか10周年。地球侵略が遅々として進まない代わりに、劇場アニメや小学館漫画賞(角川では史上初受賞)など実績は増えつづけている。

すごくモッコリ「北斗の拳REVOLUTION ジャギ」サンプルレビュー
→ 爆裂するジード団とか、コアな『北斗の拳』フィギュアを送り出し続ける海洋堂からジャギ様が登場。原作よりむしろ悪そう&強そう。モッコリはこの際どうでもいい。

Wii専用ソフト『天誅4』の開発サイトで、天誅キャラが揃って「ジョジョ立ち」!
→ ポージングすればパワーが溜まる仕様……ではなく、スタッフによるネタ画像だった模様。COOLだっ!

アニメのモデル都市を「聖地巡礼」するオタクたち
→ 聖地巡礼は昔だと『ひぐらし』、今だったら『らき☆すた』に『かんなぎ』あたりが有名か。記事タイトルに反して、内容は別にオタク叩きではない(まあネトランだから)。

人気漫画家のジャンプ新連載が“たった8週で打ち切り”と話題
→ 前作『ボボボーボ・ボーボボ』で長期連載、カードゲーム化、アニメ化など一世を風靡したといっても過言ではない澤井啓夫の新作『チャゲチャ』。まさか、こっち方面で伝説を残してしまうとは。

 

投稿者:writers
 
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こんにちは、keigoです。

インターネットでなんとなく映画館情報をチェックしていたら、面白そうなものを見つけました。
レッドクリフ』です。

ジョン・ウー(呉宇森)監督のアクション映画で、三国志演義を舞台にした一大スペクタクル。
制作費はなんと約100億円!

僕は大学の卒論に三国志を選ぶほど三国志ヲタクですから、こういうのはすぐに飛びつくんですね。

ということで、久しぶりに三国志熱に火が付いてしまった僕。
今回のおすすめ漫画は中国の三国志演義を元に描かれた、
横山光輝の『三国志』を紹介したいと思います。

三国志 第1巻 (1)

以下、壮大なネタバレがありますので、全く中国史や三国志を知らない方はご注意を。

■あらすじ
西暦25年、洛陽を都とする後漢王朝が成立。以降、朝廷内では外戚と宦官が長い間、権力争いに明け暮れていた。
民衆をかえりみない彼らの所業により政治が乱れ、国内は徐々に貧しくなっていく。
そこに現れたのが張角を首領にした宗教結社「太平道」。
貧しい民衆に絶大な支持を受け、184年ついに武力蜂起。これを「黄巾の乱」といい、以降100年にわたる三国志物語のはじまり。
(反乱に参加した民衆が、黄色い巾を付けて目印にしていたところからこう呼ばれた)

前漢からの皇帝の血を引く劉家の劉備は、この乱を治め、天下を平定するために関羽、張飛と共に立ち上がった。
桃の花の咲く場所で義兄弟の誓いを立て、「生まれたときは違っても死ぬときは同じ」と語り合う(桃園の誓い)。

その後、劉備は「三顧の礼」で名軍師、諸葛孔明を登用。
連戦を重ねた末に益州(蜀)を領土とし、魏の曹操、呉の孫権と共に天下を争うようになる。

■みどころ
三国志のストーリーはひたすら長く、それだけに見どころもたくさん。
何点かに絞りつつ、説明させてください!

1、多くの英傑が登場すること。
原書である「三国志演義」に登場する人物は、

総勢1000人超!

そして本書、横山光輝の三国志にも、100人以上の登場人物がいます。
さまざまな性格、能力、志を持ったキャラクターに、強く感情移入できるのが魅力のひとつ。

最近の日本の三国志ファンには某ゲームなどの影響か「腐女子」な方が多いというハナシも……。
よく人気キャラクターが、やおい系のコミックに描かれています。

何しろ2000年近く前の話なので、人物の写真はおろか絵さえもほとんど存在しません。
読者がキャラクターのルックスや性格を自由に想像できるというのも魅力なんでしょうね。

2、歴史を元に書かれているということ。
本書の原案となっている「三国志演義」は、歴史書である「三国志正史」というものを元にして書かれています。
一説によると、7割くらいが実際の話で、3割が虚構の世界だとか。
本書を読み終わったあと、アクティブな人なら、実際に中国に行って物語の舞台を見学する! なんてこともできるんですね。
(僕はまだ行ったことがありませんが……)

3、日本人が親しみやすい劉備のキャラクター
劉備という男は、決してスーパースターではありません。
むしろ欠点の多い男です。
若い頃は勉強をほとんどせず、女性と遊んでばかりでした。
一軍を率いるようになってからも、すぐにイラっときてしまう気質で、いろんな人に迷惑をかけます。
活躍を認められせっかく国から与えられた職務も、ムカつくお偉方を殴ってしまい、また流浪の旅に出てしまいます(笑)
(演義では弟の張飛がやったことという脚色がされています)

そして何より、戦いになるとひたすら負けます。

国を失い、兵を失い、嫁や母親を奪われ、それでもなんとか生き延びます。
何度も立ち上がり、中国統一、王室復興の夢を決して諦めないケナゲさ。
判官贔屓の日本人が好きになるキャラクターなんですね。

4、誰も勝利しない物語であるということ
三国志は、多くの英傑が天下を狙い戦い続けるお話です。
しかし最後まで、誰も勝利しません。
どれほど大きな力を持っていた英傑も、それを中国全土にとどろかせることができないのです。

もちろん劉備も諸葛孔明も、志半ばで倒れます。
まだまだやりたいこと、やらなければならないことを抱えながら、死んでいくのです。
滅びの美学とでもいいましょうか、これもまた日本人が好むエッセンスですね。

僕個人的に好きなのは、呉との戦いで大敗し、片田舎のボロい城で死んでいく劉備が諸葛孔明に遺すセリフ。
要約すると、彼は諸葛孔明にこういうことをいいました。

「これから私の息子がわが国を継いでいくことになる。君はできるだけ彼を助けてやってほしい。
しかし、息子に国を背負う力がないとわかったら、そのときは君がこの国の王となれ」

王族にとって、世襲は当然のこと。
劉備は、諸葛孔明をそれほどまでに信頼していたのです。

仲間を信じること。
勇気を持って目の前の敵と戦うこと。
そして、胸に大きな夢を持って生きること。

そんな泥臭い、なんだかカッコ悪いようなことを真剣に命を賭ける世界観。
それこそが、三国志という作品の最大の魅力だと思いますね。

■メディアミックス情報

横山光輝 三国志 DVD-BOX 12枚組 (第1話~第47話)

・アニメ版『横山光輝 三国志』
1991年10月から1992年までテレビ東京で全47話のシリーズ作品として放送。
ストーリーは「赤壁の戦い」まで。
DVD-BOX 12枚組 (第1話~第47話)が入手可能です。

■作品データ 『三国志』
・作者  :横山光輝 (原案は中国の「三国志演義)
・出版社 :潮出版社
・刊行状況:全30巻(愛蔵版 通常版は全60巻)

■評点 - 『三国志』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★★
総合評価:★★★★

投稿者:keigo
 
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