マンガ好きライター陣が執筆する日刊マンガ(漫画)ニュース&レビューブログ!

講談社「kiss」2009年20号の見どころをご紹介します。

※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。

■『のだめカンタービレ』(終)(二ノ宮知子)
迷いを断ち切って、帰ってきたのだめに告げられたのは、追試の予定、そしてブノア家からのコンサートの依頼だった。千秋は指揮者として音楽祭(というか収穫祭?)舞台などに忙しい。そして、他の仲間たちも未来へ向かって歩き出していた。
そして、コンサート当日、舞台に立ったのだめは…?

ええ、ついに『のだめカンタービレ』最終回でございます。
なんだか、大いに盛り上がって?というより、どこかファジーな感じの終わり方でしたが、この作品なら、これもありなのかもしれませんね。
しかも…数ヵ月後に「番外編」がすぐに始まるらしいので!(はやっ!)
最近、終了した『ホタルノヒカリ』も実質、最終回の後に掲載された番外編の方で、きちんと終了しているので、もしかしたら「のだめ」もそこでまた描かれる「フィナーレ」があるのかもしれませんね。(ないかもしれないけど)

投稿者:ai
 
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昭和34年3月17日――「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」が同時に創刊。ちょうど両誌は今週発売号(2009年16号)で50歳を迎えることになった。50年といえば半世紀。本当に長い時間だ。今回の記事ではサンデー側の主要トピックを取り上げようと思う。

★ この記事には週刊少年サンデー(2009年 第16号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

■ 巨匠2人が夢のコラボ! 『MY SWEET SUNDAY』
まずサンデー16号、最大の見どころといえばコレだろう。昨年からさまざまな漫画家を招いて週刊少年サンデー50年の歴史をひもといてきた『MY SWEET SUNDAY』に、高橋留美子・あだち充が合作漫画を描いている。

投稿者:roku
 
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YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2008年 11月号 [雑誌]

圧倒的な描写力と名ゼリフの数々で人気を博してきた吸血鬼バトル漫画『ヘルシング』が、昨日発売のヤングキングアワーズにて最終話を迎えた。1997年の連載スタートから10年以上。終盤になるほど休載や減ページが増えて読者を(別の意味でも)ハラハラさせたものだが、終わってみれば大団円。古くからのファンにとっては感無量である。

というわけで、本日は発売中のアワーズ11月号から『ヘルシング』完結回のダイジェストおよび関連ネタをご紹介。ラスト部分のネタバレは選択反転としているが、それ以外にも全編が壮絶なネタバレなので注意されたい。

 小便はすませたか?
 神様にお祈りは?
 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?

……では、『HELLSING』最終話ネタバレの開始です。

 

■ ラスト手前までの主要キャラ 生死状況おさらい
【生存】
・ヘルシング機関 … インテグラ、セラス
・イスカリオテ … ハインケル
・最後の大隊 … 生存者なし

【死亡】
・ヘルシング機関 … ウォルター、ワイルドギース隊、アーカード(消滅?)ほか
・イスカリオテ … アンデルセン、マクスウェル、由美江ほか
・最後の大隊 … 少佐、ドク、ヴェアヴォルフほか

――このように、あれほど多かった個性的なキャラたちは大半が死亡。テレビ版ゼータガンダムを思い起こさせるような“皆殺し”ぶりである。とはいえ一部を除いて犬死は皆無に等しく、みな必死に戦い抜いての最期であった。なお、アーカードを事実上倒した(封じた)殊勲者・シュレディンガー准尉だけは未だ生死が分からない。単に見落としただけかもしれないが。

■ 最終話ダイジェスト
最終話は「最後の大隊(ミレニアム)」によるロンドン崩壊から一気に30年後の未来、2030年のロンドンが舞台。老いたインテグラがペンウッド卿の孫に剣の稽古をつけ、傍らでは若い姿のまま変わらないセラスが控えている。どうやらロンドンは以前の姿に戻ったらしく、ヘルシング機関の建物も修復されている様子だ。ペンウッド卿はインテグラから新装備の予算をたかられ、孫の代になっても力関係が変わっていないことが伺える。セラスはといえば姿こそ昔のままだが、当主であるインテグラをジョークでおちょくるなど、30年の時を経てふてぶてしくなっている。アーカードの不遜さ、ウォルターの忠誠という両方をうまく受け継いでいるのだろう。

そこにヴァチカンから来た13課、イスカリオテの面々が登場する。現在のトップは死亡したマクスウェルに代わり、間久部(まくべ)という男。本編のどのあたりに出てきていたか記憶にないのだが、同作者による『進め!聖学電脳研究部』には同姓のキャラがいた。そっちからの出張であろうか。30年前の前線メンバーで数少ない生き残り・ハインケルはあいかわらず健在。かつてヴェアヴォルフの大尉に撃ち抜かれた傷はそのまま、顔に布のようなモノを巻いて禍々しさが135%アップしている。人間のくせにまったく年をとっていないような外見が不気味だ。立ち去り際にはハインケルとセラスが、不敵な笑みを交わすシーンもある。互いに組織を守護する“力”としてライバル意識が芽生えているのか。

ひとしきりドタバタが終わった後に、セラスはアーカードの帰還をほのめかすようなセリフを吐く。だが30年間ずっと同じことを言われ続けてきたインテグラはさほど気にも留めず、ベッドに入って就寝した――。

(↓ 以下、ラスト8ページの反転ネタバレ)
・アーカード、深夜に地下(?)の棺桶から復活。
・血を吸うためにインテグラのベッドに近づく。
・気配に気づいたインテグラは威嚇なしの全力射撃。
・銃声を聞き飛び込んできたセラス。もちろん重火器で完全武装。
・連載11年にして、ついにセラスのパ○チラ解禁(つーかパ○モロ)。
・アーカードは不在だった30年間、ずっと“自分の中で自分の命を殺し続けてきた”と語る。
・主と従僕が30年ぶりに再会の挨拶をかわす。
・インテグラが自分の血をアーカードへ与える場面でエンディング。

(↑ 反転ネタバレ ここまで)

■ 最終回を読み終えてみて
いやー、まじめな戦闘は実質先月号で終了しており、今号は丸ごとエピローグ編だった印象。いきなり「2030年」とか書かれてビックリした。まあ30年経ってもキャラの根本は変わっていないようで。老いてますます美しくなったインテグラには、いっそう惚れ直した。「私が死んだらヘルシング機関も終わる」との発言から、ずっと独身だったことが伺える。エピローグ中では過去に死んだ人物の話がほとんど出ておらず、先々代のペンウッド卿がジョークの種に使われたり、インテグラがウォルターを思い出して落ち込んだ程度。30年という歳月が死者の思い出を過去に追いやり、それぞれ今を生きている様子が伝わってくる。

少佐をはじめラスボス格の敵たちがアッサリ死に過ぎた点は微妙だったが、作品全体として見たら大した問題じゃない。あれほどスケールが大きい世界観と凄絶バトルシーンを、ここまで全霊で描ききった平野耕太先生に敬意を表したい。

さてアワーズ巻末の作者コメント欄、さすがに最終回くらいはマジメにあいさつしてるだろう――と思いきや「ペイリン副大統領候補で勃ちました」。あんたって人はァー!(CV: 鈴村健一)

■ 平野耕太の新作およびOVA『ヘルシング(HELLSING)』情報
アワーズ11月号の告知によると、平野耕太の新作は早くも年明けからスタート予定とのこと。今月掲載の最終話が収録された単行本10巻も年内には登場するそうだ。ラスト付近で連載ペースが遅かったのは、どうも単行本作業とか新作のプロット作りなどを前倒しでやっていたからじゃないか……と思えてくる。

なお、同じく11月号ではOVA版『ヘルシング』もカラーページで告知されていた。待望の第5巻は10月24日発売→11月発売に延期された模様。いよいよ最後の大隊によるロンドン急襲が開始され、これ以後ラストまで続く惨劇が幕を開けることになる注目の回だ。ハインケルと由美江の初セリフも聞けるらしい。前巻に引き続き少佐の演説(その2)も収録されているなど見どころたっぷり。

原作漫画やテレビ版を知るファンからも“尋常じゃないハイクオリティ”と評されるOVAは、これからますます注目である。

■ おまけ漫画も載ってたよママン
今月号のアワーズは、これだけじゃない。なんと「作者は秘密どう見ても六道神士だろ」としながら『HELLSING完結記念スペシャル寄稿まんが』が十数ページにわたって掲載されているのだ! 平野耕太(ここでは♀)と編集者の微笑ましいやりとりにカモフラージュされ、これでもかと言わんばかりにヤバいネタの応酬となっている。間違いなく単行本には収録されないはずなので、手元に残しておきたい人はアワーズを購入しておこう。ええ、もちろん私は買いましたともさ。

 

投稿者:roku
 
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2008年6 月25日 水曜日

『うる星やつら』『らんま1/2』などの作品を持つ高橋留美子氏が週刊少年サンデーに連載していた『犬夜叉』が6月18日発売の29号にてついに最終回を迎えました。
連載開始が1996年とのことですから、12年にも及ぶ大連載。TV&劇場用アニメ、舞台化など、メディアミックスもされて、名実共に高橋留美子氏の代表作となりました。

戦国時代を舞台に、強大な力を秘めた「四魂の玉」をめぐって繰り広げられる半妖・犬夜叉と妖怪・奈落との抗争を軸に描いた、『人魚の森』や『炎トリッパー』などの伝奇ものの系譜に連なる作品です。

メインは妖怪同士の激しいバトルなのですが、そこはラブコメを得意とする作者のこと、主人公・犬夜叉とヒロイン・かごめの恋の行方も重要な要素。
かつて犬夜叉と愛し合いながら、奈落の陰謀によって引き裂かれた巫女・桔梗が生き返ってかごめと三角関係になったときは
「少年誌でメロドラマか!?」とびっくりしたものでした。

気になる最終回の内容は(以下ちょっとだけネタバレ注意!)

奈落との死闘を終え、四魂の玉も消滅して平和な生活を取り戻した犬夜叉たち一行。
3年の月日が流れ、皆それぞれの暮らしを営んでいます。でもそこにかごめの姿はありません。
「かごめを愛しているのは自分だけじゃない」と寂しさに耐える犬夜叉。
戦国時代に戻れないのは自分の気持ちのせい? と迷うかごめ。
二人の出した結論は!?

というわけで、大長編のエピローグにふさわしい最終回になっています。単行本は
最新巻である54巻が7月11日頃、最終巻となる56巻は2009年1月中旬発売予定です。

7月30日(水)からは東京・松坂屋銀座8階大催場で『高橋留美子展』も開催されます。
少年サンデーでの連載作品を中心に150点もの原画を目にすることが出来る貴重な機会。どうぞお見逃しなく!

イベントの詳細はこちらか、7月9日発売の『週刊少年サンデー』32号にてご確認ください。

高橋留美子さんにはしばらくお休みしてもらって(あ、いや、もちろんすぐ新作描いてくれてもいいんですけど! むしろそっちのが嬉しいんですけど!)、次回作を心待ちにしたいところです。

投稿者:yura
 
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2000年に開始され、独特の格闘描写でファンの話題をさらった『ホーリーランド』が連載終了を迎えた。最終回は現在発売中のヤングアニマル11号に掲載されている。

原作および実写版ドラマを知らない人のためにフォローしておくと、本作はいじめが原因で引きこもりになった高校生・神代ユウが主人公。ふとしたきっかけからボクシングのワンツー(基本的なパンチ)を体得し、街へ出かけては不良少年を倒していくようになる。そのうち彼の存在は「ヤンキー狩り」として広く知られていくようになり、さまざまなライバルたちと闘いながら成長を遂げていく話だ。

青年漫画誌の連載なので凄惨なバトルシーン描写も多いが、いじめられっ子の単なる復讐劇にはなっていない。むしろ仲間との絆や友情にウェイトを置き、主人公の人間的な成長を描ききったのがヒットの理由といえるだろう。ホーリーランドという作品タイトルも、主人公が“聖域”を守るために闘うことを意味している。

さて、ネタバレを極力避けながら最終話のレビューをば。

ラストは本編から2~3年後が舞台。すでに自分の居場所を守り抜いた「ヤンキー狩り」は街から消えて久しく、彼と激闘を繰り広げたライバルたちも各自の道を歩み始めている時期。ヤンキー狩りの名は、少年たちの間で語り継がれる伝説にまで昇華されていた。

ならば彼は本当に街からいなくなったのか? ――否、そうではなかった。

伝説を耳にした一人の少年が、ふらりと夜の街に現れる。あの”ヤンキー狩り”も昔は自分と同じいじめられっ子だったという話が半信半疑で、それを確かめるために。

だが目的の相手をみつけるどころか、逆にタチの悪い不良たちに絡まれてしまう。そこへ穏やかな口調の青年が登場。圧倒的な強さでヤンキーを撃退して「君は変われるよ」と言葉を残していく。次の瞬間には、もう青年の姿は消えていた。

……こんな感じで物語は幕を閉じる。

本編中ではまるで息づかいが聞こえてきそうなほど実在(リアル)な人間として描かれていた神代ユウも、ラストでは幻想的な描かれ方をしているのが印象的であった。なんとなく『哭きの竜』の最終回を思い出したのは自分だけだろうか。読者によって感想はさまざまだろうが、個人的にはかなり良質なラストシーンに分類されると思っている。コミックスの最終巻が発売されたら、まとめて全ストーリーを読み返してみたい。

ちなみに余談をひとつ。

わりと知らないファンも多いだろうけど、作者の森恒二と『ベルセルク』で人気を博す三浦健太郎は学生時代からの友人である。この作品の主人公には実在のモデルがおり、森&三浦にとっては共通の友人であった。その友人を森は『ホーリーランド』で神代ユウとして描き、かたや三浦は『ベルセルク』で名脇役・ジュドーとして登場させている。まったく別作品のキャラに共通モデルがいたというのは、なかなか興味深いエピソードではないか。

ちょっと話が逸れてしまったが、この作品は近年の風潮である「適当に殴り合いさせておいて、あとは萌え系な女の子を出しときゃ売れるだろう」的な安直漫画とは一線を画した佳作。20~30代の男性サラリーマンが、アツい男の魂を取り戻すには好適(?)な逸品である。

■基礎データ - 『ホーリーランド』
・作者  :森恒二
・出版社 :白泉社
・刊行状況:17巻まで(続刊)

■評点 - 『ホーリーランド』 (5つ☆が満点)
画力  :☆☆☆
物語  :☆☆☆☆
独創性 :☆☆☆☆☆
総合評価:☆☆☆☆

投稿者:roku
 
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