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■ 「漫画全巻ドットコム」×「出前館」がコラボレーション
11月14日、全巻単位でまとめ買いできるインターネット書店「漫画全巻ドットコム」は、夢の街創造委員会株式会社が運営する「出前館」と業務提携を行い、“漫画の即日出前サービス”を開始した。出前対象エリアは東京都の一部(千代田区・台東区)からスタートし、初年度の売り上げは月間100~300件×客単価13,000円を目標としている。

実際に出前館のWebサイトを確認したところ購入商品に「漫画」ジャンルが追加され、漫画全巻ドットコムを通じて注文可能な状態であった。出前時間は平日10:00~18:00。対応エリア内であれば15分~2時間程度で自宅に漫画全巻セットが届けられる。

出前館 注文ページ

現在のところ出前対象エリアは限られているが、随時拡張予定とのこと。漫画喫茶とも漫画レンタルとも違った、漫画全巻の即日宅配――日本国内はもちろん世界的にも類をみないユニークな試みと言えるだろう。

また、提携サイトとして漫画全巻ドットコム内に「漫画全巻★出前館」の開設がアナウンスされている。ここでも従来の漫画注文に加え、宅配ピザ、宅配寿司、宅配弁当をはじめとする宅配サービスが利用できるようになるという。過去のインタビュー記事でも触れたとおり、すでに漫画全巻ドットコムは黎明期から漫画&お菓子・ドリンク類の組み合わせを試みていた経緯がある。今回は宅配注文のエキスパートである「出前館」との提携を実現したことによって、より多彩で充実した“漫画プラスアルファ”のサービス展開が期待できそうだ。

■ スタートキャンペーン実施中
新サービスの開始に合わせ、11月17日からキャンペーンが実施される。期間中に漫画全巻ドットコムで注文すると、キャンペーンリーフレットが同梱されてくる。記載されたシークレットサイト「漫画全巻★出前館」にアクセスして登録&注文すれば、次回から出前館で使えるポイントが500FUN(500円分に相当)付与されるという内容だ。

応募条件は以下のとおり。

・ キャンペーン応募期間
2008年11月17日(月)~ 12月16日(火)
・ 応募対象
キャンペーン期間中に漫画全巻ドットコムでコミックを購入された方

 

【関連URL】
漫画全巻ドットコム
漫画全巻ドットコム出前ページ
出前館
(※「漫画全巻★出前館」のURLは、キャンペーン終了の12月16日(火)までキャンペーンリフレット内でのみ記載される)

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第50号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

付録1 - 50周年記念の小冊子がエラい豪華な件
今週号のサンデーとマガジンには、創刊50周年のコラボ企画として「サンマガTHE BEST」なる小冊子が付いていた。

表紙_マガジン側   表紙_サンデー側

非売品と書かれている通り、今回の付録でしか手に入らない限定品。大きさは通常のサンデーコミックスと同じだ。「1冊のどちら側もオモテ表紙(ウラ表紙が存在しない)」という特殊な装丁のためページ番号は振られていないが、ざっと手作業で数えたところ130ページを超えていた。さて内容はといえば過去のサンデー・マガジン連載漫画をそれぞれ3作ずつ、計6作品の名場面を詰め込んだ充実のハンディブックに仕上がっている。購入した雑誌によって別パターンが存在するかは定かでないものの、今回購入したサンデーでは以下の6作が収録されていた。

【サンデー側の収録作】
・がんばれ元気
・GU-GUガンモ
・うしおととら

【マガジン側の収録作】
・ミスター味っ子
・カメレオン
・釣りキチ三平

上記の通り、おそらく両誌とも漫画の選定基準は「知名度が高い」「すでに一度は完結している」「作者がいまだ現役である」の3点だろうと思われる。印象的な名勝負や名シーンの掲載回が多く、『GU-GUガンモ』にいたっては最終回が収録されていた。なるほど、こんな終わり方してたんだ……。

今まで未読だった『釣りキチ三平』の魅力に触れられたり、画風が変わる前の寺沢大介(味っ子)を久しぶりに思い出せたり、個人的には大満足の付録だった。これでお値段すえおきなのだから、小学館も太っ腹だなぁ。

付録2 - ナギたんの「すーすーする」描き下ろしトレカ
『ハヤテのごとく!』が連載200回を迎えたこともあって、付録がもう1つ。畑健二郎の描き下ろしによるヒロイン(←たぶん)・三千院ナギのトレーディングカードである。いつになく挑発的なコスチュームで、カード下部には「すーすーする」とのコメント付き。この目をツリあげて不機嫌そうな表情で言ってるところがポイント。まるで釘宮萌えの精神をカタチにしたようなツンっぷりだと思う。

『ハヤテのごとく!』付録トレカ

写真がローアングルからえぐるように撮れているわけだが、決して他意があったわけではない。照明の反射を避ける角度がこれしかなかったんだよ。信じてくれよ、俺たち友達だろ!

なお、このカードは単に集めて鑑賞するだけでなく、コナミの販売する『ハヤテのごとく!』TCG(トレーディングカードゲーム)に使用することが可能。公式サイトはこちら。今回の付録で興味をもった人はチェックしてみるのもいいだろう。

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
さてここからようやくサンデー本誌の連載ダイジェストに入ろう。『ハヤテ』は200回記念ということもあり表紙&巻頭カラーにて華々しく登場。人気投票の第2回も告知され、やる気満々の滑り出しであった。投票用のキャライラストが全員デフォルメ頭身の中、マリアさんだけリアル頭身だったあたりに作為的なものを感じる。……で、肝心の本編はGWを目前に、みんなが海外へ出かけるところを描いたのみ。アメリカチーム、イタリアチーム、ギリシャチームなど行き先はバラけているが、たぶんアクシデントか何かで全員合流するのだろう。もちろん過去回想編に出てきた“あの人”が絡んでくるのは必至で、かつてないドタバタの予感がする。

名探偵コナン (作:青山剛昌)
“口笛の男”による連続殺人編もいよいよ佳境に。前話の段階で予想できた読者は多かったと思うが、やっぱり被害者たちには「麻雀」という共通項があったことが明らかにされる。そこを手がかりに真相へ迫るコナンたち……。次号、早くも解決編である。ちなみに作中ではあっさり流されているが、20年前に「准教授」という肩書き名は存在していない。まあ『ひぐらしのなく頃に』でも凄いオーパーツ(昭和50年代にコスプレ喫茶)が出てきたくらいだし、別にいいんだけども。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
今度の攻略対象ヒロインは異色すぎて、あまり乗り気じゃない桂馬くん。おまけに自分の生き甲斐(ギャルゲー)まで否定され、半ば引きこもりになってしまう。典型的なオタヒッキーの症状ですな。そんな状況で桂馬の眼前に登場したのは、記念すべき連載1回目で攻略ヒロインとして登場した陸上娘・歩美ちゃん。たしか桂馬と関わった時の記憶は消えているのでは?と読者一同が困惑する展開になってきた。次回に向けてハラハラである。あえて意図的にワンパターン化を避け、「攻略できないっぽいヒロイン」「過去のヒロインが再登場」など積極的に新要素を繰り出してくる若木センセイはあっぱれ!

最強!都立あおい坂高校野球部 (作:田中モトユキ)
敵の先発ピッチャー・松江と、あおい坂の誇る四番打者・虎鉄が対決。――かと思いきや、今回は過去の回想シーン。かつて精神的にもろかった松江がいかにして甲子園ピッチャーまで成長してきたか、その過程が語られている。敵将・皆方コーチによって鍛えられた技術、そして深めてきた絆の深さが浮き彫りになった。ホンマ浪花節やねぇ(大阪代表なだけに)。そんなわけで、あお高が優勢に試合を進めてはいるが敵も一筋縄じゃ勝てない相手らしい。乱打戦だった前試合と対照的に、行き詰まる投手戦な試合展開がいい感じのメリハリだ。このへんも見せ方が非常にうまい。

金剛番長 (作:鈴木央)
待ってました!と言わんばかりに金剛番長が復活。襲撃を受けている雷鳴高校へ現れ、マシン番長との再戦に挑む。なぜ心肺停止して生きていたかを敵軍の下っ端が問いかけるが、やっぱり「知ったことかー!」のひと言で片付けられてしまった(しかも全校生徒の合唱で)。たぶん他の四番長が生きていたことも含め、そろそろ次週あたりで理由が語られるのではないだろうか。まあモビルスーツサイズの人間が普通に登場しているこの漫画の場合、さほど根拠がなくても納得してしまいそうなのだが。キャラの生死くらいは。

というわけで、『ハヤテ』200回メモリアルにちなんで「いちばん好きなガンダムは“V2アサルトバスター”」だとか「十代の頃にスタジオジブリの面接を受けた落ちたことがある」とか、畑健二郎のさまざまな個人情報が欄外を飛び交った今週のサンデー情報でした。次号は『史上最強の弟子ケンイチ』が巻頭カラーで登場だ!

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11月5日、全巻単位でまとめ買いできる漫画全巻専門のインターネット書店「漫画全巻ドットコム」は、10月1日~10月31日の売上げランキング(ベスト300)を発表した。

やはり目に付くのは10月からテレビドラマ化された『BLOODY MONDAY』の首位躍進。ハッカーvsテロリストの戦いを描いたサスペンス作品で、連載開始は2007年と比較的新しいにも関わらず多くのファンを獲得している。今年に入ってからの1位は『ルーキーズ』→『20世紀少年』→『BLOODY MONDAY』と流れており、奇しくもすべて実写化された漫画である。
10月からのアニメ化漫画も負けてはおらず、8位の『ONE OUTS』、21位の『ソウルイーター』、26位の『黒執事』、45位の『かんなぎ』など幅広い作品が人気を獲得。やはりメディアミックスの強さを今回も感じさせられるランキングとなった。
上位を眺めてみれば『SLAM DUNK』『ONE PIECE』をはじめジャンプ勢の優位は変わらないが、ジャンルとしてはサスペンスからスポーツ、時代物、ギャグまで多彩な顔ぶれが揃っているともいえる。大きな番組改編もない次回(11月)はどんな漫画が飛び出してくるか、楽しみにしよう。

【調査概要】
調査期間 : 2008年10月1日~2008年10月31日
調査対象 : 漫画全巻ドットコム内販売数
調査地域 : 全国(海外含む)
性別 : 男性52.4%、女性47.6%

【2008年10月漫画全巻ドットコム売上ランキングベスト300】

1位 BLOODY MONDAY ブラッディマンデー (1-7巻 続巻)
2位 SLAM DUNK スラムダンク [新書版] (1-31巻 全巻)
3位 SLAM DUNK スラムダンク [完全版] (1-24巻 全巻)
4位 20世紀少年 (1-22巻+21世紀少年 上下 全巻)
5位 ONE PIECE ワンピース (1-51巻 続巻)
6位 花の慶次 [完全版] (1-15巻 全巻)
7位 クローズ (1-26巻 全巻)
8位 ONE OUTS ワンナウツ (1-19巻 全巻)
9位 ROOKIES ルーキーズ (1-24巻 全巻)
10位 聖☆おにいさん (1-2巻 続巻)
11位 NARUTO ナルト (1-43巻 続巻)
12位 キン肉マン [文庫版] (1-18巻 全巻)
13位 北斗の拳 [新書版] (1-27巻 全巻)
14位 HUNTER×HUNTER ハンター×ハンター (1-26巻 続巻)
15位 クローズ外伝セット (全3冊)
16位 WORST ワースト (1-21巻 続巻)
17位 銀魂 ぎんたま (1-25巻 続巻)
18位 柔道部物語 [文庫版] (1-7巻 全巻)
19位 ドラゴンボール [新書版] (1-42巻 全巻)
20位 のだめカンタービレ (1-21巻 続巻)
21位 ソウルイーター (1-13巻 続巻)
22位 神の雫 (1-17巻 続巻)
23位 BLEACH ブリーチ (1-35巻 続巻)
24位 島耕作セット (全37巻)
25位 イキガミ (1-5巻 続巻)
26位 黒執事 (1-5巻 続巻)
27位 花の慶次 [文庫版] (1-10巻 全巻)
28位 三国志 (1-60巻 全巻)
29位 北斗の拳 [完全版] (1-14巻 全巻)
30位 COBRA コブラ [完全版](1-12巻 全巻)
31位 部長島耕作 [文庫版] (1-7巻 全巻)
32位 ROOKIES ルーキーズ [文庫版] (1-14巻 全巻)
33位 ストーンオーシャン (1-17巻 全巻)
34位 よつばと! (1-8巻 続巻)
35位 行け!稲中卓球部 (1-13巻 全巻)
36位 デトロイトメタルシティ(1-6巻 続巻)
37位 MONSTER モンスター (1-18巻 全巻)
38位 ToLOVEる-とらぶる- (1-11巻 続巻)
39位 取締役島耕作 (1-8巻 全巻)
40位 天 (1-18巻 全巻)
41位 イタズラなKiss [文庫版] (1-14巻 全巻)
42位 ヘルプマン! (1-10巻 続巻)
43位 課長島耕作 [文庫版] (1-8巻 全巻)
44位 秘書課ドロップ (1-3巻 続巻)
45位 かんなぎ (1-5巻 続巻)
46位 ジョジョの奇妙な冒険 (1-11、29-63巻)(第3部抜け)(全45冊)
47位 おろち [完全版](1-4巻 全巻)
48位 一騎当千(1-14巻 続巻)
49位 専務島耕作 (1-5巻 全巻)
50位 アカギ (1-21巻 続巻)

※300位までのランキングはこちら

【関連URL】
漫画全巻ドットコム

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第49号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

月光条例 (作:藤田和日郎)
長かったシンデレラ編が終了し、今週は「きき耳ずきん」編を掲載。あまり聞き慣れない童話タイトルだが、作者の創作ではなく実際に伝わる話らしい。頭巾をかぶると動植物の声が聞けるという設定は、なんとなく過去作『うしおととら』に出てきた妖怪・サトリを思い起こさせる。今回は月打(ムーンストライク)によって、きき耳ずきんが現実世界へ出てくる話だ。さっそく目をつけられたのは、ミッション系スクールに通う黒髪のお嬢様。気弱な彼女は必死に町中を逃げ回るわけだが、「オラの嫁っ子」「見つけたああ」と怒濤のストーキングを喰らう。普通に怖いです。まあ最後は必殺の“月光条例”が見事に炸裂するんだが。こうして新シリーズ開幕……と思ったら、次号予告は「ピノキオに条例執行」と書いてあります。展開早っ!

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
今週もまったり進行。深夜の部屋でマリアさんがハヤテに勉強の個人授業。なにやら妄想が膨らむ状況設定であるが、冒頭でマリアさんが(たぶん我々読者に向けて)「亡い女を想うと書いて妄想って読むんですよ」と先手を打ってきやがった。これは至言ですな。実際、さしたる大きな出来事もなく、今後のキーアイテムになるかもしれない「王玉」の伏線が張られた程度。終盤でナギが屋敷へ戻りそうだったので、おそらく来週から新展開なのだろう。というか気がつけば、来週で『ハヤテのごとく』も連載200回ですよお客さん。巻頭カラーで乞うご期待。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
初っぱなの扉ページで単行本2巻&1巻の大重版が告知されている。2巻は「結構刷ったはず」と書かれていたが、やっぱり売り切れ続出だったわけで。どんだけ売れるんだよ。さて本編は今週から新シリーズ。あらゆるジャンルのヒロインを落とし尽くした桂馬君が次に挑むのは……なんと「フツーの少女」。容姿はそれなり、勉強・運動神経・趣味ともども特徴なし。主人公に対してややツンが入っているものの、きわめて個性付けが難しいヒロインだ。なるほど、こう来るとは意外な流れだった。作中で桂馬君が苦悩しているように、なんの変哲もないヒロインは“ギャルゲーのヒロイン”たりえない。長所でも短所でもいいから、適当な出っ張りがなければ攻略の糸口が見えてこないのだ。思わぬところに隠れていた最強クラスの難敵。次号、落とすや、落とさざるや?

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
センターカラー掲載&連載第19話。わりと人気は上がってきているようだ。今週号では新人の三星が異例といえる出世をして、下っ端といえどコックになる。さっそく新しい環境でチョーシに乗る三星に対し、副料理長からはグサリと痛い欠点指摘が。そろそろ苦難フラグの到来かね。それにしてもやはり、安定感あるストーリーなのだがキャラの描き分けは今週も微妙。新キャラとして登場した先輩の千鳥さんだが、金光さんと外見がモロ被り。ただでさえメイン舞台となる厨房はみんなコックコート着用なのである。主人公と副料理長、さらに2人の先輩がそれぞれ似通った造形では読者も判別に困ってしまわないだろうか。そんな苦言を呈しつつ次号へ。

最強!都立あおい坂高校野球部 (作:田中モトユキ)
甲子園もついに準決勝。あお高に対するのは、鈴ねえの手の内を知り尽くした敵将・皆方が率いる淀宮高校。5回まで完璧な投手戦が続くなか、双方の監督はハイレベルな戦術を尽くす。そして1年生エースで勢いに乗って勝ち進むあお高 vs 雑草根性で挑む淀宮。選手たちのプライドがぶつかり合うグラウンド上も非常にアツい! さすがは田中モトユキ。従来的な根性展開に加え、『ワンナウツ』ばりに指揮官同士の読み合いを並行させるなど、まったく読者を飽きさせない。

金剛番長 (作:鈴木央)
マシン番長の襲撃で絶望的な状況に立たされた雷鳴高校。だが居合い番長をはじめ、死んだと思っていた4番長がいきなり復活。生きていた理由について本人たちは「私たち番長の生命力を見誤っていた」とか勝手に解釈しているが、どうもマシン番長に組み込まれた“良心回路”的なモノが登場する伏線ではなかろうか。一方、病院の霊安室で眠り続ける金剛番長のもとへ、剛力番長の執事だったはずの獄牢さんが訪問。なにやら意味深な発言を金剛番長の死体に投げかける。ラスト、我らが金剛番長、ついに目を覚ます! どうでもいいが獄牢さん、「心臓が止まるのと死ぬのは別問題でしょう?」とか平然と言ってのけてます。これで本当に復活するあたり、もう何がなんだか……。ともあれ今週までやられっぱなしだった正義番長軍団、来週から反撃のヨカンだ。「連載50回なのに通常カラー掲載かよ」とか「サブタイトルと話の中身が合ってないじゃん?」とか、そんなツッコミをしてはいけない。マシン番長に心肺機能を止められちゃうわよ☆

どうでもいいが巻末の作者コメント
なにげに毎週楽しいコメントが拝める巻末の質問コーナー。今回読者から寄せられた質問は「カラオケで十八番があれば教えてください」であった。きちんと十八番があったり「その場の空気に合わせて歌います」とか大人な作者がいる反面、「行かないので…」「行っても歌ったことないです…」「カラオケは苦手です…」など、人気作家に限ってネガティブ意見も多かったり。てっきり畑健二郎なんかはカラオケでアニソン三昧だと思っていたが。

というわけで、気がつけば『呪法解禁!!ハイド&クローサー』に最終回フラグっぽいものが立ってるように見えた今週のサンデー情報でした。次号は連載200回記念『ハヤテのごとく!』が巻頭カラー掲載。おまけに描き下ろしの“ナギお嬢様カード”が付属らしいぞ!

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第48号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

名探偵コナン (作:青山剛昌)
まずアニメ放送時間変更のお知らせが。11月から月曜の放送が夜7時になるそうだ。さて本編は、先週までにひと段落したように思えた「傷の男」の続編シリーズ開始。凶悪な連続殺人の時効まで残り3日となった時点で、報道ニュースに出た犯罪心理学者さんが「くやしかったら私を殺しに来てみろ」発言をする。ダメよお父ちゃん、それは死亡フラグよー! ……まあ実際に彼はサックリ殺されるわけで。歩美の家と犯罪心理学者は同じマンションのため、遊びに来ていたコナン君たちは例のごとく巻き込まれる。今回もコナン君が第一発見者。そして今回もコナン君、警察が出てくる前に現場を荒らしまくりです。ダメよお坊ちゃん、殺人現場は保存が原則よー!

ハヤテのごとく!  (作:畑健二郎)
前回に続いて三千院家の日常シリーズ。というかナギは伊澄の家にお泊まりするんで、三千院家はハヤテとマリアさんの(ほぼ)二人っきり。勉強を教えるためハヤテの部屋へ踏み込むマリアさん。ドキドキです。画面の効果音は「ゴゴゴゴゴ」です。次号、マリア vs ハヤテ。そしてブリトニー vs ハト魔人の闘いの結末は如何に!? ああ、それにしても黒のオーバーニーソはいいねぇ。ツインテールが映えるわ。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
ハクア編の後始末、というか後日談みたいな話。ハクアちゃんが桂馬の家を訪れ、模型やら夫婦仲やらいろんなモノを壊して去っていく。推定ツンデレ比は95:5くらいか。個人的には理想の配合比だと思う(何がだ?)。さて、今週は単行本で加筆されそうなほど地味な回だったが、さりげなく「エルシィの姉」という重要ワードが登場。次号から新展開スタートなので、その伏線か?

アーティスト アクロ (作:桜井亜都)
引きこもり坊ちゃん・スバルの回想編。過去のトラウマから外界と接触を断っていたが、刺客の登場やアクロとの出会いを経て旅立ちを決意する。ちなみに主人公、今回は出番が1コマだけ&セリフなし。がんばれアクロ、幼女に交際を申し込んだキミの勇姿をボクらは忘れていないぞ!(※犯罪です)

金剛番長 (作:鈴木央)
センターカラー掲載、しかも「僕の考えた番長コンテスト」第2回がさっそく募集開始となっている。読者の考えた番長が作中に登場し“金剛番長やその仲間たちと戦うぞ!!”と欄外に告知されている。うわ、こんなところに金剛番長復活フラグが。そして本編は雷鳴高校の全校集会。教師が金剛番長の死亡を伝える中、マシン番長の手下ロボたちが先の戦いで敗北した番長4人の亡骸を手に襲来する。以後のネタバレは省くが、連載初期に改心した悪矢七くんがトンデモない宣言をかましてくれます。「そんなアホな!」と読者総立ち。……さてついでに、番長コンテストの募集要項にも強烈にツッコミたい部分がある。学ラン着用なのが必須なのは分かるが「魔法、超能力などの超自然的なものは存在しない設定とします」。待ってくれ鈴木アニキ、この漫画には超自然的なキャラしか出てないような気がするんだが。

月光条例 (作:藤田和日郎)
長かったシンデレラ編もついにフィナーレ。見事に「月光条例」が執行され、狂った物語世界は元の姿を取り戻した――というか、代役を務めたエンゲキブやらの影響で『シンデレラ』世界が大幅に改変されたようだ。いやぁ、そう来ましたか藤田巨匠。もし今後もこの展開が許されるなら、月光たちのいる現実世界にもおとぎ話の住人が多数やってくることになるだろう。そうなれば終盤で『うしおととら』のようにオールキャストが集合、という流れも可能なはず。次号から巻頭カラーで始まる新シリーズにも期待しよう。

MY SWEET SUNDAY (作:橋口たかし/安永航一郎)
誰がなんと言おうと、今週号のサンデーはこれだけで買う価値がある。創刊50周年を記念し、現在および過去のサンデー漫画家が「自分とサンデーの関わり」を自由(たぶん)に漫画で語る企画だ。今回の一発目は橋口たかし。タイトルを『ティクビ編集長』と銘打ち、現・サンデー編集長のアレな過去を暴露している。よくこのネームが通ったな。最近は原作者つきの『最上の命医』で比較的おとなしい漫画を描いているが、久しぶりにトンガッた橋口たかしを見ることができた。で、お次は安永航一郎の登場。おそらくサンデー本誌で描いたのは実写化もされた『巨乳ハンター』が最後だと記憶しているから、およそ15年以上ぶりの本誌登場だろうか。文章パートでは、やっぱり過去の編集者について裏話を暴露。なんだこのサンデー的に自虐展開は? 今回掲載された漫画はといえば、脂っこい汗にまみれたオッサン2名が勢いに任せて祝いまくるお話。いや、“お話”というよりは酔った勢いで見た悪夢のようだが……。とりあえず『県立地球防衛軍』やら『陸軍中野予備校』など過去作のキャラを再びサンデー本誌で拝めて満足。ありがとう、50周年企画!

というわけで、いろんな連載作が新展開に進みつつあった今週のサンデー情報でした。次号は『月光条例』が巻頭カラーで登場である。

 

 
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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第47号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
単行本2巻の発売&爆発的売れ行きを記念して巻頭カラー。さらに今週号は歴代ヒロインの美麗な折りたたみピンナップ付きという豪華仕様だっ! 本編はハクア編のクライマックス。優等生と言われながら実戦で結果が出せない――そんなハクアの人知れぬ“心の闇”をエルシィが解き放ち、見事に難敵を撃破する。桂馬君も地味ではあるが、イイ仕事してます。いや~、連載当初は「ギャルゲー理論で現実の女の子を攻略」というインパクトばかり騒がれていたけど、最近はキャラが増えてストーリーにも円熟味が増してきたような印象。コミックス最新巻はアキバでもさっそく完売したらしく、まだまだ調子を上げていきそうな注目作だ。さて、こうなると問題は作者の作業量。週刊連載と並行して単行本作業、おまけに今号では表紙・ピンナップ・扉ページ(すべてカラー掲載)という詰め込みっぷりである。どうかお体に気をつけて次週からの新展開も読者を楽しませて欲しい。

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
今回の登場人物はハヤテ・ナギ・マリアさんの3人だけ。舞台も屋敷内から動かない。珍しく早起きしたナギが、屋敷を徘徊して見事な駄目人間さ加減(ニート的な意味で)を披露する。ただそれだけの話であった。おそらく新章スタートに向けた中休み的な回だったのだろう。なにげない日常シーンの描写が上手く、連載最初期メンバーだけで進行するまったりストーリーが読んでて心地いい。それにしても以前から感じているように、ナギの外見的な幼児化がいよいよ極みに達してきた。設定年齢13歳のはずが、どうみても小学校低学年。同誌連載中『絶対可憐チルドレン』の3人娘(こっちも13歳設定?)がぐっと大人っぽくなったのに逆行するような低年齢化である。まあ個人的にはこっちの方が……げふんっ、げふんっ。ナンデモアリマセンヨ。

アラタカンガタリ (作:渡瀬悠宇)
連載第4回の古代&現代ファンタジー。わりと掲載順は上のほうである。読者人気は安定して高そうだ。さてストーリーはといえば、秘剣の能力開放→ライバル退散という予想通り、もとい王道な流れ。さらに先週の記事で予測したように、異世界のアラタ君が現代社会に迷い込んでしまったところで今週は終了。次回からはアラタ君が「こっちの文明にカルチャーショック」「こっち側のヒロインと出会う」ような感じだろうか。革とアラタ、両面から見た複雑なストーリーだが、この作者なら破綻なく描ききってくれるはず。

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
フランスからクセのある副料理長(♀)がやってきた前回の続き。さっそく厨房でキビキビ働く副料理長の佐原さんに、三星たち料理人も気が抜けない。そんな中、三星は先輩の金光や佐原たちが料理の先に見ている“未来”が、今の自分にないことに気づいて愕然。技術的な課題よりもメンタル面で壁にぶち当たったようだ。まあここで足踏みしないのが、本作主人公のいいトコロ。きっと新しい何かを掴んでいくはず。ただ、連載初期だから仕方ないとはいえ、もう少しキャラを絵的に描き分けられるようになって欲しい感じ。佐原さんと三星君の区別が大ゴマでさえ付きにくい……。

金剛番長 (作:鈴木央)
ついに明かされるマシン番長の過去、というかほぼ予想通りの過去だったが。展開的には人質の月美から“命”の意味を教えられ、冷血なマシン番長にも徐々に変化が訪れつつある重要な回であった。毎回、魅せてくれますね。鈴木先生は。それより気になったのは、心肺機能停止した番長4人の扱いだ。さりげなく4人とも亡骸が歩道の真ん中に遺棄され、すぐ横をクルマがスイスイ走っていく異様な光景。ぶっちゃけ金剛番長の生死よりも東京都民の無関心ぶりが心配です

月光条例 (作:藤田和日郎)
暴走したシンデレラが正気に戻ってバンザイ!だけで終わらないのが藤田ワールドの真骨頂。物語世界から戻ってきたエンゲキブと、シンデレラが駆けっこ勝負しながら“オンナの語らい”を繰り広げる。ああ、なんて爽やかな。これまで単行本2冊分近くにわたって繰り広げられた「シンデレラ編」は、ここへ続くために必要な道程だったのだろう。話的にはこれでひと段落なのだが、どうやらシンデレラ編の完結は来週へ持ち越しとのこと。まだ何か我々に見せてくれるのか、藤田巨匠は!?

オニデレ (作:クリスタルな洋介)
本誌掲載順はアレ(ラスト)だが気にするな。私はこの漫画が大好きだ。さて今回はサブキャラの一人、由那がメイン。いつもは雄々しいヤンキー少女の由那も、実は年頃の少女だったらしく。「かわいい女の子になれる本」みたいな物を手に入れて孤独に特訓する。まあその一部始終を生徒会長の木下に目撃されていたり、前途は多難のようであるが。しかし最後にはやっぱり至高の「デレ」が待っている。毎度ながら少ないページ数での構成力は見事。

というわけで、裏表紙に広告掲載されている「ヒナギク抱き枕(剣道着ver)」のクオリティが物欲度MAXだった今週のサンデー情報でした。次号は『MY SWEET SUNDAY』に、なんと安永航一郎が登場。これは死んでも見逃せない!

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第46号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

アラタカンガタリ (作:渡瀬悠宇)
新連載3話にして早くも2度目の巻頭カラー。ものすごい編集サイドのプッシュぷりが伝わってきますな。さて1話が古代編(別世界?)、2話がウツ展開炸裂の現代編だったけど、今回はその両ルートがまじわる話。現代でいじめを受けていた革(あらた)が、もう一つの世界・天和国に時空を超えて迷い込む。あっちでの“アラタ”は秘女王暗殺の実行犯なわけで、いきなり顔がそっくりな革は追っ手に襲われる。ここまで見ると相当に不幸な男であるが、それでも主人公補正といいますか、いざピンチってなタイミングに錆びた剣(1話で出てきたアレだね)が光り出す。次号、当然のように追っ手へ反撃……と思うのだが、この作者は先の展開が読みにくいので要注目。意表をついて「現代に飛ばされたアラタの話」とかも十分ありそう。ここまで相当なキャラ数と用語が出てきたけど、けっこう読み進めやすかったのは作者の力量ゆえか。にしても敵側のカンナギさん、美青年だけど「ヒロインを人質にとった」「主人公の前で初めて異能力を披露した」時点でかなり敗北フラグがいっぱい。どうなりますことやら。

ハヤテのごとく!  (作:畑健二郎)
動画研究部の活動として、花菱さんとハヤテが“切なくて泣ける動画”探しに学内を探索するエピソード。牧村先生が演じるオトナの恋(?)にページ数が割かれており、いつぞやの『らき☆すた』ネタほどネット上での盛り上がり要素はないだろう。どっちかといえば次シリーズ(海外編)への伏線を張ってみたり、花菱さんの淡い禁断の慕情をちょっと描いてみたり、そんなまったりした回だった。たまにはいいよね、こんなのも。ちなみに本作のメインヒロイン、ずっと同じ学校内にいたはずなのだが登場は2コマのみ。うあー、ますます扱いがゾンザイにー。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
桂馬&エルシィ、そしてハクアの前にでっかい「駆け魂」が出現。かつてない強敵により、優等生・ハクアの心も乱れて力がまったく出せない。学校では優秀なのに、現場での自分は無能……その焦りに乗じて、駆け魂がハクアの心身を掌握。どうやら先週号までで必要な仕込みは済ませたらしく、今週はとんでもないハイペースで物語が進行していった。最終ページの予告を信じる限り次回でハクア編が完結のようだが、さてどう決着をつけるのか。そして単行本2巻は10月17日に発売予定。今度こそ売り切れ前に絶対買いますよ。

MAJOR (作:満田拓也)
プロなら周りへ文句を垂れる前に結果を出せ……的な吾郎の叱咤激励が通じたのか、マードックがファインプレーで吾郎のピンチを助ける。ノーアウト満塁という状況から見事に脱出。彼の健闘を称える吾郎に対し、マードックは「ベースカバーが遅い。自分で入ったほうが良かったぜ」と不器用に答える。男のツンデレですよお客さん。まだ試合は6回裏を終わったばかりだが、こうなったら吾郎たちホーネッツの連敗脱出は間違いないと見てもいいだろう(これで負けたら泣けるぜ)。ここ数週、まったくオンナっ気のない展開となっているが、それ以上に男の友情と闘志を見せてもらった。きっと“疫病神”のあだ名を返上したマードックは、これからチームの要となってくれるに違いあるまい。

金剛番長 (作:鈴木央)
民明書房キター!「知っているのか雷電?」と全読者が同じフレーズを頭に思い描いたことだろう。いや、卑怯番長が使った暗殺術“殺鳥(あやとり)”の解説シーンでね。今回はマシン番長へのリベンジ戦が一気に動く。いい感じで先手をとった卑怯番長が沈み、続いて居合・剛力・念仏番長にいたっては実質6ページで全滅という強烈な消化試合っぷり。そこへ全員が心肺停止のオマケつき。「王大人、死亡確認」と全読者が同じフレーズ(以下略)。だが、これで今後の展開が推測できた部分も多い。たぶんキーとなるのは数週間前に出てきた女性。マシン番長の開発に携わったと思われるあの人が、「なにか良心回路的な機能を組み込んでいた」→「実は誰も殺していない」→「月美の言葉がスイッチとなり回路発動」→「なぜか死んだはずの番長たちが蘇生する」。そんな流れなら伏線消化も出来そうだが、いかがなものか。鈴木先生なら読者も納得してくれるさ!

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
今回から新展開スタート。ケンタの店へ入り浸って料理の練習をする三星の前に、謎の女性が現れる。閉店後にもかかわらず料理を要求し、ズバリ欠点を告げる。傲慢にして有能――『鉄鍋のジャン』第1話を思い起こさせる印象深いキャラの登場シーンだ。で、実はこの女性客、三星が籍を置くレクレールの副料理長というオチがつく。負けず嫌いの主人公に冷徹な上司という構図がなかなかアツい。

最後に。関係ないけど
兄弟誌にあたる「サンデー超(スーパー)」の予告も掲載されていたのだが、注目の読切り作が2つ。片方は代表作が『こわしや我聞』の藤木俊。もう片方は大谷アキラで、……あえて代表作は言わないでおこう。どちらも掲載は25日発売のWINTER増刊号になる模様。いやー、これはマジで注目だ。

というわけで、書き忘れてたけど『オニデレ』がいつも以上にデレデレしまくっていた今週のサンデー情報でした。次号は大ヒット&単行本2巻の発売を記念して『神のみぞ知るセカイ』が表紙・巻頭カラーで登場である。

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10月8日、全巻単位でまとめ買いできる漫画全巻専門のインターネット書店「漫画全巻ドットコム」は、9月1日~9月30日の売上げランキング(ベスト300)を発表した。

前月に『ルーキーズ』から首位を奪った『20世紀少年』が、9月も1位をキープ。浦沢直樹作品という抜群のブランド力を持ち、劇場版人気にも後押しされた結果といえるだろう。あわせて同作者の『MONSTER』も順位を上げている。
のきなみアニメ・実写化のメディアミックス漫画が並ぶベスト10の中で、注目したいのは4位の『花の慶次』、10位の『神の雫』。どちらも国内で映像化の話こそ聞かないが、前者はパチスロ機種として根強いファンを持ち、後者は官能的とも言えるワイン描写、さらに豊富な情報量により国内外のワイン相場に影響を与えるほどの作品。特に『神の雫』は実写化が韓国で決まり、ペ・ヨンジュン主演の可能性を示唆されたため購買者が集まったのかもしれない。

その他の注目作は、以下の通り。

・19位 『イタズラなKiss』… 作者急死によって未完だった人気漫画が、作者のメモなどを元にアニメ版で完結すると報道された。
・30位 『イキガミ』… 劇場版公開のほか、星新一小説との類似性が指摘され別の意味でも話題に。
・38位 『あさきゆめみし』… 源氏物語を題材にした有名作。ノイタミナ枠でのアニメ化が発表された。
・47位 『らき☆すた』… おもにアキバ系読者を中心にブレイク。OVA版のOP曲で『北斗の拳』をカバーしたり“聖地”での絵馬奉納など話題は尽きない。

全体的に今回のランキングもベスト20のうち過半数を集英社の漫画が占めるなど、ジャンプ系漫画の安定した強さが伺えた。『20世紀少年』『デトロイトメタルシティ』をはじめ個性的な面々のがんばりに期待したい。

【調査概要】
調査期間 : 2008年9月1日~2008年9月30日
調査対象 : 漫画全巻ドットコム内販売数
調査地域 : 全国(海外含む)
性別 : 男性52.4%、女性47.6%

【2008年9月漫画全巻ドットコム売上ランキングベスト300】

1位 20世紀少年 (1-22巻+21世紀少年 上下 全巻)
2位 SLAM DUNK スラムダンク [新書版] (1-31巻 全巻)
3位 SLAM DUNK スラムダンク [完全版] (1-24巻 全巻)
4位 花の慶次 [完全版] (1-15巻 全巻)
5位 ONE PIECE ワンピース (1-51巻 続巻)
6位 クローズ (1-26巻 全巻)
7位 ドラゴンボール [新書版] (1-42巻 全巻)
8位 デトロイトメタルシティ(1-6巻 続巻)
9位 キン肉マン [文庫版] (1-18巻 全巻)
10位 神の雫 (1-17巻 続巻)
11位 北斗の拳 [新書版] (1-27巻 全巻)
12位 NARUTO ナルト (1-43巻 続巻)
13位 銀魂 ぎんたま (1-25巻 続巻)
14位 ROOKIES ルーキーズ (1-24巻 全巻)
15位 COBRA コブラ [完全版](1-12巻 全巻)
16位 のだめカンタービレ (1-21巻 続巻)
17位 聖☆おにいさん (1-2巻 続巻)
18位 ソウルイーター (1-12巻 続巻)
19位 イタズラなKiss [文庫版] (1-14巻 全巻)
20位 MONSTER モンスター (1-18巻 全巻)
21位 部長島耕作 [文庫版] (1-7巻 全巻)
22位 一騎当千 (1-14巻 続巻)
23位 ストーンオーシャン (1-17巻 全巻)
24位 WORST ワースト (1-20巻 続巻)
25位 BLEACH ブリーチ (1-34巻 続巻)
26位 ToLOVEる-とらぶる- (1-10巻 続巻)
27位 花より男子 [新書版] (1-37巻 全巻)
28位 HUNTER×HUNTER ハンター×ハンター (1-25巻 続巻)
29位 行け!稲中卓球部 (1-13巻 全巻)
30位 イキガミ (1-5巻 続巻)
31位 ドラゴンボール [完全版] (1-34巻 全巻)
32位 専務島耕作 (1-5巻 全巻)
33位 鋼の錬金術師 (1-20巻 続巻)
34位 柔道部物語 [文庫版] (1-7巻 全巻)
35位 常務島耕作 (1-6巻 全巻)
36位 風の谷のナウシカ (1-7巻 全巻)
37位 ドラえもん (1-45巻 全巻)
38位 あさきゆめみし [文庫版] (1-7巻 全巻)
39位 アカギ (1-21巻 続巻)
40位 取締役島耕作 (1-8巻 全巻)
41位 GANTZ ガンツ (1-23巻 続巻)
42位 ヘルプマン! (1-10巻 続巻)
43位 DEATH NOTE デスノート (1-12巻 全巻)
44位 いちご100%(1-19巻 全巻)
45位 新世紀エヴァンゲリオン (1-11巻 続巻)
46位 ナニワトモアレ (1-28巻 続巻)
47位 らき☆すた (1-6巻 続巻)
48位 ジョジョの奇妙な冒険 (1-11、29-63巻)(第2部抜け)(全45冊)
49位 よつばと! (1-8巻 続巻)
50位 らんま1/2 [新装版] (1-38巻 全巻)

※300位までのランキングはこちら

【関連URL】
漫画全巻ドットコム

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第45号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

いきなり最終ページの話ですが
サンデーは毎号の目次ページで、編集部(読者)からの質問に漫画家が回答している。今週号は「宝くじが当たったらなにをしますか?」がクエスチョン。貯金するという答えが多い中、目立ったのは藤田和日郎巨匠。“まんが家になれたコトでもう当たってるよーな気がすんのよ”という答え。……アンタ最高だよ! 他には偶然だと思われるが、満田拓也も同じような回答だった。なお当然“漫画家を辞める”と答えた人はおりませんでした。これが秋田書店とか少年画報社の雑誌ならフツーにありそうで怖い。

ダレン・シャン (作画:新井隆広 原作:Darren Shan)
連載100回ということで表紙&巻頭カラー。瀕死のところを宿敵のスティーブに見逃されたダレンは、バンピライツのメンバーに助けられて休養中。そこへハーキャットなど仲間も合流してくる。いきなり二度目の純化作用で毛むくじゃらになったり、デビーとの甘酸っぱいトークがあったり。バンチャ元帥が“嫌な視線”を感じたところで次回へ。……ちょっと小休止かと思いきや、結構きな臭い展開になってきた模様。なお今週号ではこれまでの物語を振り返るべく「傷ある者の戦」のダイジェスト・人物紹介がカラー掲載されている。さらにハリウッド映画版に出演する渡辺謙のメッセージ付。

史上最強の弟子ケンイチ (作:松江名俊)
身もフタもない言い方をすれば「兼一が幼女(千影)にベタベタする回」。これ以上にシンプルなダイジェストがあろうか? まあフォローしておくと、兼一なりに千影の正体を気づいており、彼女が敵であると認めた上でベタベタしているのだ。武術を使わない戦い――今回のシリーズはそれが見られるかもしれない。ヤツも成長したねぇ。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
えー、大方の読者の予想通りと申しましょうか。やっぱり優等生のハクアちゃんは駄目っ子でした。先週号までに伏線はたっぷりあったので分かりやすかったが。なんかラストで巨大な“駆け魂”が出現。次回は壮絶なバトルに……なるような気がまったくしない。ちなみに今週は、悪魔世界の成り立ちが解説される(設定的に)重要な回。ここを飛ばして次回だけ読んだ人はちょっと気の毒だな。

ハヤテのごとく!  (作:畑健二郎)
ウェブ上で話題になった先週の『らき☆すた』ネタはいっさい引っ張らず、純粋に西沢さんのクイズ大会が展開された。意外な形でヒナギクがクイズに絡んできて、なにげなくサービスシーン(?)もあり。最後はオンナの友情できれいに締まります。また今回の活躍で、ヒナギクが人気投票での読者票を固めたと思われる。どーでもいいが本誌146ページ、モノローグ部分の「追い目」は「負い目」の誤表記。担当編集さん、がんばれ!

アラタカンガタリ (作:渡瀬悠宇)
新連載第2回。先週のラストを引き継がず、いきなり現代日本が舞台。……これはまったく予想できなかった。主人公は“革(あらた)”という少年になり、高校入学の日からスタートする。明るいハイスクールライフ開始と思わせておいて、中盤からはすさまじく鬱展開。ラストで第1話と世界観がリンクしている。なお、驚くべきことに次号のサンデーでは早くも二度目の巻頭カラー。さすがはシリーズ累計2000万部を叩きだした『ふしぎ遊戯』の渡瀬セ