★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第50号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。
■ 付録1 - 50周年記念の小冊子がエラい豪華な件
今週号のサンデーとマガジンには、創刊50周年のコラボ企画として「サンマガTHE BEST」なる小冊子が付いていた。

非売品と書かれている通り、今回の付録でしか手に入らない限定品。大きさは通常のサンデーコミックスと同じだ。「1冊のどちら側もオモテ表紙(ウラ表紙が存在しない)」という特殊な装丁のためページ番号は振られていないが、ざっと手作業で数えたところ130ページを超えていた。さて内容はといえば過去のサンデー・マガジン連載漫画をそれぞれ3作ずつ、計6作品の名場面を詰め込んだ充実のハンディブックに仕上がっている。購入した雑誌によって別パターンが存在するかは定かでないものの、今回購入したサンデーでは以下の6作が収録されていた。
【サンデー側の収録作】
・がんばれ元気
・GU-GUガンモ
・うしおととら
【マガジン側の収録作】
・ミスター味っ子
・カメレオン
・釣りキチ三平
上記の通り、おそらく両誌とも漫画の選定基準は「知名度が高い」「すでに一度は完結している」「作者がいまだ現役である」の3点だろうと思われる。印象的な名勝負や名シーンの掲載回が多く、『GU-GUガンモ』にいたっては最終回が収録されていた。なるほど、こんな終わり方してたんだ……。
今まで未読だった『釣りキチ三平』の魅力に触れられたり、画風が変わる前の寺沢大介(味っ子)を久しぶりに思い出せたり、個人的には大満足の付録だった。これでお値段すえおきなのだから、小学館も太っ腹だなぁ。
■ 付録2 - ナギたんの「すーすーする」描き下ろしトレカ
『ハヤテのごとく!』が連載200回を迎えたこともあって、付録がもう1つ。畑健二郎の描き下ろしによるヒロイン(←たぶん)・三千院ナギのトレーディングカードである。いつになく挑発的なコスチュームで、カード下部には「すーすーする」とのコメント付き。この目をツリあげて不機嫌そうな表情で言ってるところがポイント。まるで釘宮萌えの精神をカタチにしたようなツンっぷりだと思う。

写真がローアングルからえぐるように撮れているわけだが、決して他意があったわけではない。照明の反射を避ける角度がこれしかなかったんだよ。信じてくれよ、俺たち友達だろ!
なお、このカードは単に集めて鑑賞するだけでなく、コナミの販売する『ハヤテのごとく!』TCG(トレーディングカードゲーム)に使用することが可能。公式サイトはこちら。今回の付録で興味をもった人はチェックしてみるのもいいだろう。
■ ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
さてここからようやくサンデー本誌の連載ダイジェストに入ろう。『ハヤテ』は200回記念ということもあり表紙&巻頭カラーにて華々しく登場。人気投票の第2回も告知され、やる気満々の滑り出しであった。投票用のキャライラストが全員デフォルメ頭身の中、マリアさんだけリアル頭身だったあたりに作為的なものを感じる。……で、肝心の本編はGWを目前に、みんなが海外へ出かけるところを描いたのみ。アメリカチーム、イタリアチーム、ギリシャチームなど行き先はバラけているが、たぶんアクシデントか何かで全員合流するのだろう。もちろん過去回想編に出てきた“あの人”が絡んでくるのは必至で、かつてないドタバタの予感がする。
■ 名探偵コナン (作:青山剛昌)
“口笛の男”による連続殺人編もいよいよ佳境に。前話の段階で予想できた読者は多かったと思うが、やっぱり被害者たちには「麻雀」という共通項があったことが明らかにされる。そこを手がかりに真相へ迫るコナンたち……。次号、早くも解決編である。ちなみに作中ではあっさり流されているが、20年前に「准教授」という肩書き名は存在していない。まあ『ひぐらしのなく頃に』でも凄いオーパーツ(昭和50年代にコスプレ喫茶)が出てきたくらいだし、別にいいんだけども。
■ 神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
今度の攻略対象ヒロインは異色すぎて、あまり乗り気じゃない桂馬くん。おまけに自分の生き甲斐(ギャルゲー)まで否定され、半ば引きこもりになってしまう。典型的なオタヒッキーの症状ですな。そんな状況で桂馬の眼前に登場したのは、記念すべき連載1回目で攻略ヒロインとして登場した陸上娘・歩美ちゃん。たしか桂馬と関わった時の記憶は消えているのでは?と読者一同が困惑する展開になってきた。次回に向けてハラハラである。あえて意図的にワンパターン化を避け、「攻略できないっぽいヒロイン」「過去のヒロインが再登場」など積極的に新要素を繰り出してくる若木センセイはあっぱれ!
■ 最強!都立あおい坂高校野球部 (作:田中モトユキ)
敵の先発ピッチャー・松江と、あおい坂の誇る四番打者・虎鉄が対決。――かと思いきや、今回は過去の回想シーン。かつて精神的にもろかった松江がいかにして甲子園ピッチャーまで成長してきたか、その過程が語られている。敵将・皆方コーチによって鍛えられた技術、そして深めてきた絆の深さが浮き彫りになった。ホンマ浪花節やねぇ(大阪代表なだけに)。そんなわけで、あお高が優勢に試合を進めてはいるが敵も一筋縄じゃ勝てない相手らしい。乱打戦だった前試合と対照的に、行き詰まる投手戦な試合展開がいい感じのメリハリだ。このへんも見せ方が非常にうまい。
■ 金剛番長 (作:鈴木央)
待ってました!と言わんばかりに金剛番長が復活。襲撃を受けている雷鳴高校へ現れ、マシン番長との再戦に挑む。なぜ心肺停止して生きていたかを敵軍の下っ端が問いかけるが、やっぱり「知ったことかー!」のひと言で片付けられてしまった(しかも全校生徒の合唱で)。たぶん他の四番長が生きていたことも含め、そろそろ次週あたりで理由が語られるのではないだろうか。まあモビルスーツサイズの人間が普通に登場しているこの漫画の場合、さほど根拠がなくても納得してしまいそうなのだが。キャラの生死くらいは。
というわけで、『ハヤテ』200回メモリアルにちなんで「いちばん好きなガンダムは“V2アサルトバスター”」だとか「十代の頃にスタジオジブリの面接を受けた落ちたことがある」とか、畑健二郎のさまざまな個人情報が欄外を飛び交った今週のサンデー情報でした。次号は『史上最強の弟子ケンイチ』が巻頭カラーで登場だ!
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