漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
・ 大場つぐみ

以下、週刊少年ジャンプ(2008年41号)掲載漫画のストーリーに関してネタバレがあります。
特にヤバいものは反転しないと読めなくなったりしていますが、内容を知りたくない場合は充分ご注意下さい。

 

いつも買う店で売り切れだった『週刊少年ジャンプ』第41号(9月22日号)。表紙&巻頭カラーは『銀魂』エンドレス!

銀魂 (1)

■ 今号の注目その1は『銀魂』

ついに倒れた夜王・鳳仙。仰臥する彼に、容赦のない言葉を投げつける神楽の兄・神威。愛も憎しみも戦いのなか。欲しいものを掴めず、闇のなかを逝く夜王に、太陽が微笑みかけた。幼い頃の約束を守った日輪(ひのわ)…。そしてまた、新たなる因縁が結ばれてゆく…!

見どころは、カラー見開き右上のあおり文句「吉原炎上編終結巻頭カラー!!」です。
何がどう注目かというと、吉原編、終わってない。ラスト1こ前。だめじゃん空知!巻末読んだらそらつっこむよ空知!なところが『銀魂』かもしれません(笑)

One piece (巻1)

■ 今号の注目その2は『ONE PIECE』

本物のバーソロミューくまが現れた!
目の前で消えたゾロに、色めき立つ麦わらの一味!

くまの肉球で弾かれた人間は三日三晩空を飛ぶと、ルフィに告げる世界一口の固い男・戦桃丸。しかし味方のはずのPX-1を弾いたくまに、不信感が走る。

全員即座の戦闘離脱を命令した船長・ルフィだが、くまの追撃は執拗だった。ゾロにブルックと、次々に目の前で仲間を弾かれたサンジは、ウソップをかばってくまに攻撃を仕掛ける。さらにウソップとサンジが消されてしまった!

一方、黄猿の剣を止めていた”冥王”レイリーが騒ぎに気づいた。二人の間へ割り込んできたくまが耳打ちしたのは、信じ難い一言だった。用は済んだとばかりにフランキー、ナミを消し、チョッパーやロビンまでもが飛ばされてしまう。
最後に残ったルフィは、仲間を失い、おのれの無力さに涙するも、無上なくまの肉球が近づき…

この日、”麦わらの一味”は完全崩壊した―――

おおおおお来週どうなるんだ、『ONE PIECE』
みんな別々なのか、『ONE PIECE』
『銀魂』には申し訳ない、申し訳ないが、

今週のジャンプ最大の盛り上がりを見せたのは、

『ONE PIECE』だ!

■ で、今号の注目その3は『トリコ』

ココの「フグ鯨」捕獲術。意識をくらませたまま集中力を高め、斜め45度でノッキングガンを打つベし!打つベし!
即座に1匹捕獲し、ココの技術の高さをわからせたところで、すぐにコツをつかんで自分のものにするトリコのセンスの良さが描かれている。つうか意識くらませ過ぎだ、トリコ(笑)
このあたりを絵で表現したうえ、実践ありきの見せ方をされたので、大変納得。

深海ではでかくてみちみちに筋肉質なフグ鯨。その真の姿はあまりにも恐ろしい。海面近くの丸まっちい姿との対比はたいへんダイナミックだ。10匹捕獲した配分が、ココ9匹:トリコ1匹というのもいい。センスがあっても実践はなかなか難しいということを端的にあらわしていて、リアルだよね。
海に入る以外のこともいろいろあきらめてそーな小松もいいが、溜めて溜めてギャグ顔で泣きつくココも情けなくてよい。

そんな風に楽しくたわむれる3人のもとへ、「洞窟の洞窟」の海深くから得体の知れない何かが近づいていた―――

 

『バクマン』
今回ギャグパート。
大方の予想どおり、おじさんの結ばれなかった恋人は亜豆(あずき)の母ちゃんだったーー!?
二人のかわした手紙を見つけたサイコーとシュージンは、真相を確かめるため、亜豆(あずき)のいない隙を狙って、母親を直撃する。当時の思い出を語ってくれ、「超ヒーロー伝説」の漢(おとこ)の浪(ろ)マンにたくされたおじさんの気持ちを受け取った時、涙が出たと懐かしげに話す母。サイコーと亜豆(あずき)の関係に気づいた彼女に、おじさんと母のことは言わないで欲しいと、サイコーは頼み込む。運命を感じたサイコーは、改めてマンガ家になることを堅く誓うのだった―――。

知人の女性に「純情ロマンだね、おじさんと亜豆(あずき)の母ちゃん」といったら「結婚した時もうなんとも思ってなかったってことでしょ。」と返された。ちょっとでも好きだったのなら、漢の浪マンを読んだ時点で、どうして言ってくれなかったのかと怒るのが普通。おセンチ(死語だよ)になったってことは、もうすっかりいい思い出としてしまい込んでたんでしょ、とのこと。つうか、恥ずかしい自分を乗り越えても告白するほど、好きじゃなかったんじゃん、男の方、とさっくり切られました。うう、離婚経験者は手厳しい。シビアだけど真実ですな。

そんで、今回はどこにもケンカ売ってなくて、ちょっと寂しいですw

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
ほめて育てる部下教育法。六本木の高級キャバクラのママさんの講議は、たいへん参考になりました!(何のだよ…)

『ぬらりひょんの孫』
なぜジジイの後頭部にツッコまないんだ、お嬢ちゃん…。

『クロガネ』
先週の『格闘王子』と違ってジャンプらしい作品。しかしディンゴが保安官リリアに執着する理由が弱い気がするし、リリアと街の人との交流も弱い。あとさきを考えていないクロガネの行動には、昔リリアに命を助けられたから以外、人生の信条となるようなスジが通っていない。繰り出される技はこの1作でおなかいっぱいというか、すでにインフレ状態だ。なにより酒場のきれいなねーちゃんがでてこない!(おーい)
金未来杯順位は、個人的には掲載順だった。

『バリハケン』
勘違いからはじまった番長も、おのれの弱さや怖がる心を押さえつけ、舎弟や友達を救うために命をはれる漢になった団吾…。いろいろとフラグが立っている気がする今回だ。

『ダブルアーツ』
今回で終了、お疲れさまでした。

次号は42号、発売日は9月13日土曜日だ!いつもより2日早いぞ!
そしてあの男が新連載で帰ってくる!『ボーボボ』の澤井啓夫が描くGREATヤンキー『チャゲチャ』、巻頭カラーで登場!『SKET DANCE』は連載1周年記念センターカラー&キャラ人気投票あり。

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以下、ストーリーに関してネタバレがあります。
特にヤバいものは反転しないと読めなくなったりしていますが、内容を知りたくない場合は充分ご注意下さい。

 

『週刊少年ジャンプ』第40号(9月15日号)の表紙は&巻頭カラーは『BLEACH』

One piece (巻1)

今号の注目その1は『ONE PIECE』
“冥王”レイリーが黄猿を足止めしてくれる。
「全員!!! 逃げる事だけ考えろ!!! 今のおれ達じゃあこいつらに勝てねェ!!!」
とっさの判断でそう叫ぶルフィ。
「八咫鏡(やたのかがみ)」を使おうとする黄猿を、レイリーの剣が止めた。
しかし黄猿の部下戦桃丸とPX-1が、別れて逃げる彼らをしつように追いかける。
虫の息のゾロが狙われたのを見、ナミの警護をフランキーにまかせて駆けつけるサンジ。
ブルックとともに向かってゆくも、PX-1のビームを止めることは出来ない。
戦桃丸に襲われるルフィや、なすすべなくやられるサンジ達を目の当たりにし、禁断のランブルボール三重使用でチョッパーはまたもモンスターと化す。
その時PX-1を止めたのは、手にBIBLEを持った本物のくま…!

うん、相変わらず盛り上がっていて濃い展開が続く。
潔く逃亡を決断するルフィもかっこいいが、レイリーと黄猿の戦いがいい!
「戸惑いこそが人生だよ、黄猿君……!!」
うわ~「黄猿君」だよ「黄猿君」!若い海賊には出せない、ジジイの渋みですなあ。

そして、さりげにゾロをワープさせるモノホンのバーソロミュー・くま。ゾロを認めているからもあるけれど、海軍本部に対して思うところがあるのかもしれない。

とにかく予想外の連続で、今サイコーに面白いぞ、『ONE PIECE』

で、今号の注目その2は『トリコ』
ノッキングマスター次郎に命を救われた小松。しかし、彼が驚いている間に「洞窟の砂浜」に何か得体の知れない物が近づいてくると言い残し、次郎は去ってゆく。
彼は引退した「伝説の美食屋」であり、列車で会った酔っぱらいのジジイでもあった。
「命を助けられたという絶大な恩」を返すため、最高の料理で次郎をもてなすと誓う小松。
「洞窟の砂浜」の海に潜り、膨大な数のフグ鯨を発見。しかし、トリコがそっと触っただけで、あっけなく毒化する。このフグ鯨を手に入れるためには、ココが「消命」で気配を消して…。

ノッキングマスターはいかにして命を救ったか解説編。わかりやすくてよかった。「すぐに泳いだりしても平気」は、小松の行き先を熟知してのひとことですな。

そんで、「命を助けられたという絶大な恩」を返すため、最高の料理で次郎をもてなせとか

殺したお前がいうなや、トリコ!

うむ、トリコの株は先週に引き続いて下降気味ですかな。

銀魂 (1)

今号の注目その3は『銀魂』
吉原に太陽の光が射し込む。常夜の街の住人たちが驚くなか、希望のように降り注ぐ陽光。血も肉も魂までも渇いてゆく夜王・鳳仙に、銀時が最後の一撃を叩き込む。
鳳仙の脳裏を走馬灯のようによぎる、幼い日輪(ひのわ)との思い出…。夜兎の帝王、墜つ!

太陽に焦がれつつも陽の光を浴びられない夜兎の呪わしさを、誰よりも忌ま忌ましく思っていたのは、鳳仙だったのかもしれない。
遊廓の遊女たちの太陽的な存在…というと、どうしても『からくりサーカス』のあやかし太夫(=アンジェリーナ)を思い出してしまう。あやかし太夫ほど「遊女たちの太陽」としては描かれてはいなかった気がするが、鳳仙の太陽としての日輪(ひのわ)は充分納得。
次回あたりで吉原炎上編は終了であろう。

BLEACH (1) (ジャンプ・コミックス)

『BLEACH』
巻頭カラー。連載7周年「斬魄投(刀)票」開催とのこと。
吉良イヅルvsアビラマは、侘助の力で吉良の勝ち。

『バクマン』
新人賞攻略のため、分析から割り出したデータでストーリーを選んでいこうとする二人。おじさんの遺したネームを研究するシュージンの様子を見て、まだつけペンで描いたことのない自分に不安を覚えるサイコー。亜豆(あずき)のアイドル声優デビューを見据えて、リミットのある挑戦だ。父から激励の電話をもらったサイコーの闘志に火がついた…!

つけペン指南といえば『ヘタッピマンガ研究所R』第1回ですな。
相変わらずあちこちにケンカ売っていて、すでに楽しみになってきた。今回の相手は同業者だが、大丈夫か?スポ根が流行遅れだというのは、今回終わった『どがしかでん!』に対して直球だったが、それも大丈夫か?(笑)
とうとうと「冷静な判断」を喋るシュージンと、それをポイントポイントで絶賛するサイコーの様子を見ていると、(↓ 以下、文字反転)
原作者究極の自●行為マンガにならなければいいんだが、というのが今のところ最大の懸念。

『SKET DANCE』
ヘタッピマンガ研究所R(ロマンティック)…………。今週のジャンプはつけペン指南ばかりですな。
今どきつけペンからマンガに入る人は、ディアゴスティーニの力をもってしても激減してるんだが(CGで絵を描いたのが先という少年少女が相当数いるぞ)、ジャンプだからかなあ。
道具解説でのギャグのたたみかけは、むかーし吾妻ひでおが描いていた『どろろん流マンガのかきかた』がケタ違いに面白く、未だにマンガの道具を見ると口をついて出てしまうので、個人的に不許可(笑)。殺せる!人が殺せる!

『格闘王子』
金未来杯エントリー№3、松雪ヨウの読切り。
うん、ジャンプというよりチャンピオンの香り。

『魔人探偵脳噛ネウロ』
最弱転じて今までで最強の血族となったジェニュイン。こういうパターン崩しがくると、上手いなあとびっくり。シックスとの決戦に向けて、掲載順位も上がるといいな。

『どがしかでん!』
あぶないあぶないと思っていたら今回で終了。お疲れさまでした。

『ピューと吹く!ジャガー』
ビューティ田村、妄想とポーズの狭間がやはり恐ろしい。

次号は41号、発売日は9月8日月曜日だ。
巻頭カラーが『銀魂』。『D.Gray-man』のキャラクター人気投票結果発表あり。
あ、金未来杯エントリー№4『クロガネ』も掲載!

 

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以下、ストーリーに関してネタバレがあります。
内容を知りたくない場合は、読まない方向をおススメします。

 

「週刊少年ジャンプ」39号の記事「■今号の注目その1」として書いていたのだが、あまりにも長くなったのでこちらに。

■今号の注目その0は『バクマン。』

ってコトで(笑)

DEATH NOTE デスノート(1)

さて、マンガ家としての成功を目指す二人の中学生の紆余曲折をえがく『バクマン。』

第2回のあらすじは、

朝迎えに来た高木秋人ことシュージンに、「マンガ家なんて連載してなきゃただのニート」と冷めたセリフを投げるサイコー。試験中に亜豆(あずき)との将来を考えて頭に血がのぼったサイコーは、保健室へ。それを追ったシュージンとともに、屋上で語り合った。「マンガ家になる」という決意を家族に伝えたサイコーは、祖父の手から、おじ・川口たろうの仕事場のカギを渡される。

というもの。

まんなかにキャラクター同士の会話だけという、読む側が退屈してしまいそうな部分があるため、後半のストーリーは急展開。テンポが早くて読者を引き込み、次週につなげるのはさすが。

 

第2話にしてシュージンが極論をとうとうと展開しているところを見ると、いかにも大場つぐみという感じがする。原作者としてのシュージンの「人物観察眼の鋭さ」と捻りのはいった性格を表現。これだけ「人間」がわかっていて、なおかつ真直ぐに見ていない彼のつくる話は面白い、というもっていき方。

しかし、第1回と比べて引っ掛かりどころは多かった。

「全国模試トップ、東大合格確実」というわけでもない中学三年に語られて、しかも身内誉めばかりで、それを補う理屈が血統だけっていう状態だけをとると、読んだ全員がすぐに納得できるものでもないだろう。これに説得力を足しているのは『デスノート』で成功した原作者だというイリュージョンではなかろうか。デスノコンビの描く漫画界マンガとして、注目を集めているわけだしね。

シュージンのキャラに味を出すための「ネームがなにか知らない」というエピソードは、マンガ原作者志望で他人まで巻き込んでいて、成績という意味ではなく頭が良いはずのキャラクターには、ちょっと違和感。

で、シュージンが亜豆(あずき)の声優になりたい夢を「夢見る乙女を最大限に楽しんでいる」だけだと決めつけたのは、他人に話してしまうような友だちに「夢」として喋っていたからなんだろうか。友だちとのコミュニケーション用に夢を作り上げたと認定?(このあたりは憶測ね)

でも天然にしろ目立たない普通の女の子をやってる娘は、アイドル声優なんか目指さんでしょ。ましてやテープ送るとかの働きかけはしない。これも違和感。

で、さらに引っ掛かったのが家族への報告。

マンガ描く前からそれを伝えなきゃいけないのかな~という疑問はさておき、ここでえがかれているのは
「ものわかりの悪い親=母」
「ものわかりの悪い親=父=祖父」
っていう、たいへんわかりやすい構図。
いや、息子が初めて自分から何かをやりたいと言ったとしても、その時点で何も実績がないのだから(第一話の「文部大臣賞取った賞状」って、マンガ家としての実績か?)、何も言わず後押しするよりも、何か結果を出せといわれる方が、父親像として納得するのだが。うーん、ここんちの父親には「千尋の谷突き落とし機能」はついてないということか。

よくある流れ(というのは原作者が嫌っているのかもしれないが)だと、
→親に内緒で作品を描きためる
→なんらかのマンガ賞をゲットor編集がつく
→親にバレる
→将来マンガ家になりたいことを告げる
→母親は反対
で、この後今回の父親の態度が来るんだったら、ストンと腑に落ちるんだけどなあ。
(母親反対、父親反対、祖父協力でも納得。)

なんかマンガも描いてないうちから、トントン拍子におじさんの仕事場を手に入れちゃうなんて、都合良すぎないだろうか。第1回での「告白即結婚の約束&夢がかなうまで会わない」の時も現実ばなれしていたが、今回もマンガ家志望の中学生たちが、実際立ち向かわなければならない現実に対して「マンガのウソ」が発動されるのって、どうなんだろう…。

 

………ハッ!まだ連載2回目だというのに、ぐるぐると考える考える。
もしかして、こうして次回も読まざるを得ない気持ちにさせ、読者を獲得しようとしている?

ひょっとして、原作者の手のひらでダンスさせられてますか私(笑)

 

実力派コンビが描く漫画界マンガ『バクマン。』

ジェットコースターのように一気一憂させられるこのマンガ、まだまだ着地点はわからない。
それだけに、大きく化ける可能性の高い問題作ではあるだろう。

次週が楽しみなマンガが、また増えた。

 

【関連記事】
『アイシールド21』連載6周年!「週刊少年ジャンプ」39号(1)

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以下、ストーリーに関してネタバレがあります。
内容を知りたくない場合は、読まない方向をおススメします。

『週刊少年ジャンプ』第3号(9月8日号)の表紙は『バクマン。』巻頭カラーは連載6周年記念でゲームも遊べる『アイシールド21』だ。

『バクマン。』に関してはこちら

One piece (巻1)

■今号の注目その1は『ONE PIECE』
ようやく動きを止めた「PX-4」。しかし全力の戦闘でボロボロのルフィ達。そこへ量産型パシフィスタ「PX-1」とともに戦桃丸が現れた。体力の尽きかけているルフィ達は、三手に別れて逃げることを決意。組み合わせは、サンジ・ナミ・フランキー、ゾロ・ウソップ・ブルック、ルフィ・チョッパー・ロビン。しかし、サンジ達は「PX-1」と、ルフィ達は戦桃丸と戦闘になってしまう。そして、満身創痍のゾロの前には、海軍大将・黄猿が…。「ピカピカの実の光人間」黄猿に殺されかけたゾロを救ったのは、“冥王”レイリー!
息つくまもない展開で、目が離せない。レイリーは渋かっこいいジジイで、めちゃめちゃシビレます!抱いてジジイ!(笑)
レイリーが一矢報いるまでは、ほぼ無敵状態の田中邦衛…もとい黄猿。なぜ彼の活躍がこれだけ描かれているのかについては、「犬の本棚」さんで納得の考察がされている。

『ワンピース』は、何故このタイミングで、黄猿を出さなきゃいけなかったのか

■今号の注目その2は『アルバイターキンタロウ』
そいつが現れた仕事場はかならず不幸になる「怪人カネクイムシ」…。配送先で大量の荷を預かった飛尾田急子は、おかしな行き倒れを拾う。急子のサイフからお金を口に流し込んだ少年こそ、賽銭箱の神(?)に呪われた「怪人カネクイムシ」だった。少年に懇願され、バイトとして雇う急子。ようやく社に帰るも、預かった大量の荷はヤクザ組織が売買する銃器で…。

元ネタはどー見てもカネゴン。1日3,510円しか必要じゃなかった1966年(『ウルトラQ』第15話放映時)と違って、百億円を食いきらないと元に戻れないというから、貨幣価値も変わったというか、物価高になったというか(せちがらい感想を言うなやw)。しかし、食べたお金をパワーに変換できるのはいいとして、使ったら元の木阿弥なのか?それともどこかで加算されつづけてる?生きるための栄養分としてのお金は百億円に入るの?
「カネゴンの繭」が寓話性の高い作品だったのに比べ、導入部とラストをそれっぽく見せかけているのに、寓話性はほとんどない……とか比べたくなっちゃくから、あからさまな元ネタ有りは不利だよなあ。

■今号の注目その3は『ヘタッピマンガ研究所R』
絵がうまくなるには、「好きなマンガやうまいマンガ家の絵を模写」「実物や写真を模写」の二つを平行しておこなうこと。デフォルメのコツや筋肉のディテールの省略法を、

常に意識して観察し、練習を続ける!

これが、絵が上手くなる早道である、というお話。
いつもながら、説得力があるうえに具体的な練習法つき。

ちなみちこれ、お話づくりでいうと、
・「いろいろな作品(マンガに限らず)を読んで、構成や伏線の張り方、盛り上げ方などを勉強」
・「実在する友達やまわりの人間を観察して、目を養い、たくさんの人間パターンやエピソードをたくわえる」
になるんですかね。

アイシールド21 (1) (ジャンプ・コミックス)

『アイシールド21』
ついに6周年!巻頭カラー!おめでとうございます。
インターセプトしようとするも、ボールを取り落とす栗田。地に落ちる前にキャッチしたセナが、全力疾走でタッチダウン。泥門が加点かと思いきや、対する帝黒はロングパスを繋げてさらに得点。一進一退の攻防が続く…!
「生きてる。ボールは生きてる!!!」んー…………キャプテン翼?(笑)

『トリコ』
誘拐野郎が逃げるため、デビル大蛇(おろち)のエサとして放り込まれる小松。あわててトリコに持たされた特製クラッカーのヒモを引っぱると、信じられないほどの爆音が炸裂。小松の鼓膜は破れ、心臓の動きが停止してしまう。そこへ通りかかったアル中爺さんは、ノッキングマスター・次郎だった…!
耳栓必須を言い忘れたとか以前に、爆音の衝撃で心停止したんだったら、耳栓のあるなし関係なく、クラッカー使ったら心臓止まるってことなんでないかい?

『魔人探偵脳噛ネウロ』
流されやすいツッコミ、弥子の濃くて危ない時間はまだまだ続いてる。ネウロとジェニュインの噛み合い過ぎの凸凹…もといSMコンビが明るい笑いを撒き散らすなか、シックスの合わせ鏡、サイこと「XI(イレブン)」登場…!

 

巻末に赤塚不二夫への追悼が掲載された今号。各作家の巻末コメントにも、偉大なる先達を悼む一言が多かった。
次号は40号、発売日は9月1日月曜日。連載7周年突破記念の巻頭カラーは『BREACH』
!金未来杯はエントリーNo.3掲載。『いぬまるだしっ』が「業界初のおしりカラー」だそうです。

 

【関連記事】
まだまだ先がわからない問題作『バクマン。』!「週刊少年ジャンプ」39号(2)

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以下、ストーリーに関してネタバレがあります。
特に濃いネタの場合は、反転しないと読めなくなっていますが、内容を知りたくない場合は、全文読まないことをおススメいたします。

 

「週刊少年ジャンプ」第37・38合併号(8月25日・9月1日号)の表紙は『キャラクタ−全員集合!』巻頭カラーは小畑健&大場つぐみの新連載『バクマン。』だ。

DEATH NOTE デスノート(1)

■今号のイチオシその1は『バクマン。』

『DEATH NOTE』の小畑健&大場つぐみが帰ってきた。

将来に夢を持たず、ただ流されて生きているだけの中学三年生・真城最高(ましろもりたか)は、学年一位のクラスメート・高木秋人に、組んでマンガ家になろうと誘われた。面倒臭いからと断る最高の脳裏には、マンガ家だった叔父の末路がよぎる。しかし、高木に呼び出され、片思いの相手である亜豆美保(あずきみほ)が声優をめざして努力を重ねていることを知り、思わず…。

最近「マンガ家になる」ことをメインに据えたマンガが増えているが、『バクマン。』もその一作といえるだろう。『DEATH NOTE』の内部情報や、叔父の川口たろうを通して描かれるマンガ家のリスクなどにリアリティがあり、面白い作品になりそうだ。

ある種夢物語である(※以下ネタバレ)
美少女との結婚の誓い
も破綻なくストーリ−に組みこまれており、この先うまく使われていくのだろう。

ところで、確証はないのだが、原作の大場つぐみは元々ジャンプのマンガ家・ガモウひろしだとする説がある。代表作は『とっても!ラッキーマン』で、アニメ化もした。
この説が本当だとしたら、マンガ家だった叔父・川口たろうに対しての「そういえば川口たろうってすっげー絵下手だったな」「アニメになった作品を出したあとは全く売れず、7年間で2本描いたけどすぐ打ち切り」などの意見に、ちょっとニヤニヤさせられる。

銀魂 (1)

■今号のイチオシその2は『銀魂』

銀時復活(死んでません)!月詠&百華が参戦で、晴太母子の安全も確保。倒しても倒しても立ち上がる銀時と女達に、心がくじけていってるのは鳳仙の方だ。弱体化している夜王に、死に物狂いの銀時の一閃が…。

まだまだ踏ん張りそうな夜兎の王が相手なのだから、次号あたりで神楽&新八に登場してもらって、暴走しない神楽との戦いも見せて欲しいものだ。

長いストーリーだと、どうしてもダレ場というのはある。まとめて読むと、緩急がついてていい感じになったりもするので、単行本化が楽しみ。今回ラフをコピーしたコマも、描き直されるだろうしね(笑)。

個人的には、ブランドものを買って返せという月詠の美人ぶりにくらくらだった。キツい女はいい、いいですよ(って、ドM宣言ですか私!)。

 

■今号のイチオシその3は『トリコ』

5連釘パンチを打つトリコのため、デビル大蛇の動きを止めようと向かっていくココ。毒の出口を限界まで縮小したポイズンライフルで、まずは敵のレーダーである「ピット器官」を封じる。だが隠されていたピット器官が開き、ココは大蛇に捕まってしまう。消化液をかけられ、毒針を打ち込まれるココ。動揺したトリコが駆け寄ろうとするのを制し、即座に抗体を精製してみせた。この時ようやく、最初にデビル大蛇に打ち込んだ神経毒が効き目を発揮。トリコの5連釘パンチが炸裂する…!

自らのウィークポイントも考慮しつつ、冷静に戦うココだが、実に多彩な技を持つ面白いキャラだ。
また、だらだらと戦闘シーンばかり続くマンガと違って、設定に触れつつもテンポよくバトルを進めていく手腕はさすが。

最近の掲載位置や、表紙『キャラ全員集合』での扱いからいって、『トリコ』『週刊少年ジャンプ』の柱マンガになったと考えていいのかもしれない。

 

『ONE PIECE』黄猿vsルーキーズは、一矢報いるも黄猿の強さを見せつける結果に。ルフィ一味vs量産型くまの戦いは、チームワークよく必殺技の連続攻撃をくらわせて、くま活動限界間近。

『べるぜバブ』は金未来杯エントリー№1、田村隆平の読み切りで、センターカラー。世界を滅亡させる(予定の)魔王の赤ん坊。離れると泣き出す破壊魔のようなそれに、なつかれてしまった不良の苦闘ぶりを描いたコメディだ。ベースは子泣きジジイだろう。安定しているがこじんまりとした印象だったかな。

『D.Gray-man』クロス元帥は、生死だけでなく肉体の行方もわからない。アレンはリンクの監視つきという処分のみ(?)で、通常のイノセンスの回収任務に…。

『バリハケン』の今度の派遣先は「闘犬部」。テンポのよいバカヤロ様なギャグが、次々に繰り出された良品だ。

 

次号は39号、発売日は8月25日月曜日。6周年突破記念で『アイシールド21』が巻頭カラー!金未来杯もエントリー№2掲載である。

 

 

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