漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
■ 記事 - 漫画家(五十音:か行)

ネットオークションは便利である。

街へ遊びに出ていても、ハッと気づくと新刊を持ってどこぞの書店のレジの前に立っているAKAEだが、ネットをしていればしていたで、古本サイトめぐりをすることも多い。しかしピンポイントで欲しいコミックスを探そうと思ったら、ネットオークションのチェックは欠かせない。

今回はそんなネットオークションの話…ではなくて、ネットオークションで大量買いをしてホクホクしているところに届いた、某ヤフオク(全然伏せ字じゃありませんがな)のニュースレターから始まるお話である。

 

さて、昔欲しくてもお金がなかったり、後回しにしていて店頭から消えたコミックスの数々をオークションで手に入れ、出品者からのメールを待っていたAKAE。いそいそとメールチェックをすると、某ヤフオク(だから伏せ字じゃないとゆーに)から「官公庁オークション」のお知らせメールを発見した。
(発見という表現がおかしいと思われるむきもありましょうが、メールをすぐ受信するのではなくて、サーバ内に読みにいって、必要な分だけ受信しているので。)

「官公庁オークション」…といって、皆様、何を思い浮かべるだろうか。

やはり「土地・建物」「貴金属類」「事務用品」あたりが競り売りされていると考えるのが妥当だろう。というのも、某ヤフオク(…)が請負っているとはいえ、もともと税金の滞納処分で差し押さえた財産を、インターネットを通じて公売にかけるのが「官公庁オークション」だからだ。
(もっとも最近では「インターネット公売」の他に「公有財産売却」もおこなっている。県などの自治体の所有する土地なんかもオークションにかけられるのだ、って、これは閑話休題。)

で、ちょっと気になったため「官公庁オークション」ページに飛んでみた。

やはり「土地・建物」にけっこうな項目を割いてはいるが、思ったより「貴金属類」が少ない。そして、普通のオークションっぽいカテゴリが多かった。 そしてそのなかに、「コミック、アニメグッズ」という項目を発見した…。

興味を惹かれて物件一覧を見てみる。
「仮面ライダー電王ベルト」「クローズ&WORSTフィギュア」「昭和特撮ヒーローグッズ(仮面ライダースーパー1)」「コミック サラリーマン金太郎(13〜30巻)」「陸軍中野予備校  コミックセット」…やはりコミックスが多いようだ。そして同じ自治体から出ている品がけっこうある。これは同じ人から差し押さえられたのであろうか。
いちばんたくさん売られていた自治体の物件を並べると、こんな感じだ。

————————————————————
・遊撃宇宙船艦ナデシコ 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・アセンブラ・ゼロエックス Assembler0X 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・コンパイラ Compiler 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・県立地球防衛軍 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・陸軍中野予備校 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・頑丈人間スパルタカス 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・究極超人あーる 【コミックセット】ゆうき まさみ (著)
・CYBORG じいちゃんG 【コミックセット】 土方 茂 (著)
・D・N・A2 【コミックセット】桂 正和 (著)
・変 [HEN] 【コミックセット】 奥 浩哉 (著)
・TVシリーズ 北斗の拳 Vol.1・Vol.2【DVD】
・東京BABYLON 【コミックセット】CLAMP (著)
・飢餓一族【コミックス】高河 ゆん (著)
・ハート・ボイルドパパ 【コミックセット】山口 譲司 (著)
・マーシー (上下巻) 【コミック】 砂倉 そーいち (著)
・奴の名はMARIA 【コミック】 道元 むねのり (著)
————————————————————

って、これ、
30〜40代・おたく歴20年・きっとコミケにも行っていた人
の本棚ではないか!
今年風にいうとアラフォー世代?まあ、男子か女子かまではわかりませんが。(どっちも持っていそうですがな、このチョイス。)ていうか、いくつか持ってる本が被っていますよ、ええ!

そうか、そういう人が差し押さえを受けたのか…。

税金、払えなかったのか…。

最近のコミックスがないってことは、青春の思い出にと、これだけ残してあったのかもしれないのか…。

でもそれ、有無を言わさず取りあげられちゃったのか…。

って、

うわーーーーー、胸、胸が痛いですよ!

(単なる妄想なのに!w)

 

少なくとも「税金払えず」「部屋にあったコミックスは差し押さえられ」「売っ払われてしまう」の3点は事実なわけで。
その人が、またこれらを手元におけるような日が来るのだろうかと考えると、年の瀬を前に、彼(か彼女)の暮らしが何とも切なく思えてくるわけで。

いえいえ、本人に責のある滞納なのか、倒産やらリストラでやむを得ずなのかは、わかりませんよ。しかし寒空の下、同趣味の人間の没落(?)を見るのは哀しい…心が寒い…

…なんて感情移入していたら、

めちゃめちゃ買いにくくなりましたよ

「官公庁オークション」(笑)

 

冷静に考えればね、売り上げ金は滞納した分の税金になるわけだから、少なくともその点においては滞納者の役に立ってはいる。だから、アホな感情移入をする必要などないんですけどね。まあついつい負のスパイラルに身をまかせてしまったと申しましょうかw

景気の悪い昨今の社会事情では、すぐにとはいかないかもしれませんが、なんとか暮らし向きがよくなって欲しいものです。そう、滞納者が手元を離れた本を買い戻せるほどには。

そして絶版本も多いようですから、買い戻すときには、

ぜひネットオークションか古本サイトで!

 

うまく最初につながったところで、本日これまで。
おあとがよろしいようで…。

 

【公式サイト】
Yahoo!オークション「官公庁オークション」

【参考サイト】
asahi.com「大名の婚礼道具・古酒…官公庁ネット公売、珍品続々」

 

 
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どうも、rinxです。
今月で創刊1周年を迎えたジャンプスクエアが依然好調のようですね。前身の「月刊少年ジャンプ」を引き継ぎつつ実力派の漫画家をズラリと揃え、『CLAYMORE』『ロザリオとバンパイア』『紅』などアニメ化漫画も多数。2009年には許斐剛自身の手による『テニスの王子様』続編スタートが決定していたり、この先も期待できます。

さて今回はそんなジャンプスクエア作家陣の一人、かずはじめの連載デビュー作『MIND ASSASSIN(マインドアサシン)』をレビューしたいと思います。

Mind assassin (1) (集英社文庫―コミック版)

■あらすじ
第二次大戦中、ナチスドイツによって作られた能力者「MIND ASSASSIN」。触れるだけで相手の記憶や人格を破壊する恐るべき能力は、日本で開業医を営む奥森かずいにも受け継がれていた。かずいは医師としてさまざまな苦悩を持つ人々と触れあい、ある時は耐え難い記憶の消去、またある時は許されざる悪意に対し“暗殺者”の力をもって向き合う――。
単なる精神の癒やし(ヒーリング)にとどまらず、消去や破壊といった領域まで踏み込んだ異色の人間ドラマ作品である。

■作品テーマ
ほぼ全編に渡り、悲しみと葛藤、そして「消せない過去」に対する贖罪。そんな重厚なテーマに満ちた作品です。
主人公であるかずいは、MIND ASSASSINの能力をコントロールしながら使うことで、数多くの過去に縛られた患者に今を生きるための力を与えていました。毒として生み出された暗殺者の力を人のために役立てようとしていたわけです。
しかし悲しいかな、すべてがハッピーエンドで終わらないところが本作の特徴的なカラー。いくら記憶を消去しても彼らは過去から逃げることがかなわず、その多くの場合が悲劇的な結末を迎えます。

では救いはないのか? いえ、救いはあります。
忘れることで幸せを取り戻した「つもり」の患者は、本来の姿ではありません。たとえどんなに辛い記憶であっても、それに対して向かい合うことは非常に価値のあることであり、どんなときでも過去を切り捨てる行為は果たして正しいのか? それを読者へあらためて考えさせるメッセージ性が感じられます。

後半は別の暗殺能力者と対決するなど、ジャンプの悪癖である「バトルもの」に転じた部分も見られましたが、その作品に込められたメッセージすべてが否定されるほどのものではないでしょう。

■印象的なエピソード
淡々としながらどこか殺伐としたストーリーの中で、誰も死ぬことのない(そして個人的に大好きな)エピソードはマッチ箱の話。ネット上でも検索すればすぐ出てくるのですが、さまざまな読者に衝撃を与えた回であることは明らかでしょう。

夫の素行の悪さに悩み、かずいに依頼して精神を破壊させた妻が、幸せだったときの何気ない日常だった音が目覚めさせる。……あらすじはこんな感じです。
このレビューを書いてて頭に浮かんだのが、中川翔子の歌う『Happily ever after』という曲。TVアニメ『天元突破グレンラガン』の挿入歌といえば知る人ぞ知る名曲ですが、いやBGMとしてかけたら本当に泣けるくらいのベストマッチっぷりです。
歌詞の一部じゃありませんが“幸せはいつだって失ってはじめてわかる”という当たり前のことに気づいた夫の、必死な行動は妻には届かなかった。でも、妻は夫のことが嫌いなわけではなく、嫌いになったわけでもなかったにもかかわらず、なかなか目覚めませんでした。

最後に妻を目覚めさせたのは小さな音――夫が必死に妻にかっこつけようとしてやっていた仕草「マッチ箱を振る」。たったそれだけのことが彼女を目覚めさせたのです。
未読の人には何のことかわからないかもしれませんが、それは二人にとって非常に大事な過去を象徴したものであり、MIND ASSASSINの力をもってしても消去できなかったもの。
その展開、構成の見事さに当時学生だった私は鳥肌を立たせたのを覚えています。

■漫画家・かずはじめの評価
ヘヴィなストーリーと人間関係、ヒトの負の感情にまで向き合った本作ですが、絵はかなり独特で、意外にも正直『真っ白』です。メジャー作品でたとえるなら、『修羅の門』の川原正敏とかあんな感じ。あまりに白すぎて、逆に新鮮ですらあります。当時の作者に細かく描き込みする余裕(と経験)がなかったのでは、と見ることもできますが、これはあくまで一面的な解釈。川原正敏の画風と同じように“何もない空間に何かが満たされている”ような感覚は、個人的に読んでいてけっこう好きでした。

今では作者のかずはじめ氏も週刊少年ジャンプ連載だった『明稜帝 梧桐勢十郎』『鴉MAN』『神奈川磯南風天組』を経過して、ジャンプスクエアで『Luck Stealer』を連載中。特殊な能力を持った主人公設定、守るべき立場にある弱い者から逆に救いを与えられている構図など、現在の連載作は『MIND ASSASSIN』に通じるものを感じます。

ちなみに弟子の中には『テニスの王子様』で有名な許斐剛もおり、2009年からは彼もジャンプスクエアへ移籍が決まっています。こうして長い時を経て師弟が競演するわけですから楽しみで仕方ありません。

個人的には『Luck Stealer』は『MIND ASSASSIN』の時に比べて少し評価が落ちますが、デビュー作にして最高傑作である『MIND ASSASSIN』と比較すること自体が野暮というもの。あの完成度が神懸りすぎていたとしか言いようがありません。

さて結局のところ本作は明確に完結しておらず、私たち読者はかずいたちの終幕を知ることはできません。ですが以前に読んだ書籍で、作者は「『MIND ASSASSIN』は最も素で描ける作品。逆に言えばそれに甘んじていては殻を破れないのでいろんな作品を描いていきたい。いつか『MIND ASSASSIN』は完結します」と語っていました。昔からのファンとしては本作の復活を、切に希望しています。

■作品データ 『MIND ASSASSIN』
・作者  :かずはじめ
・出版社 :集英社
・刊行状況:全5巻(集英社文庫は全3巻)

■評点 - 『MIND ASSASSIN』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★
総合評価:★★★★

 

 
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以下の記事には週刊少年マガジン(2008年50号)連載中の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。

◆ 森川ジョージ 『はじめの一歩』 Round832 重大なコト
宮田の勝利を信じ続ける一歩たち鴨川ジムの面々と千堂に対し、沢村は一歩引いた視点から試合を分析する。
そしてリングの上ではついにダメージから回復したランディー・ボーイJrが反撃の拳を宮田のボディに…!
ついにランディーの反攻開始です。やはり敗れてしまうのか、宮田!?

◆ 上条明峰 『CODE:BREAKER』 code:22 指組み
依頼者が「消えた」ことで桜暗殺計画も一件落着。
一度ついたら相手を焼き尽くすまで消えないはずの大神の炎を消してしまった桜に、大神と刻は興味津々。再び彼女の家に潜入する。
そこれで彼らは桜と両親との強い絆、そして彼女が二人の実の娘ではなかったという事実を知る。

「はぐれイノシシに襲われた」なんて言い訳されたら普通はもっとつっこまれると思いますがいかが。

◆ 星野泰視 『弑逆契約者 ファウスツ』 Corruption5 名前
危篤状態だった博人は「本」に記された「名前」を読んだ直後に姿を消した。彼を案じる六登の前に現れたのは、重傷を負った看護師の小出と瓜二つの姿に変身した博人だった…。
病院のスタッフが挑んでいた「不死」は「他人の体を手に入れる」ということなのか? そして早くも体に変調をきたした博人の運命は?

悪魔の真の名前は18文字ということですか。そして院長コワイです…。こういう怪物を描かせたら星野泰視の右に出る者はいません。

◆ 赤松健 『ネギま!』 232時間目 EP1「続々・旅立ちのラカンv」
和平交渉中に拉致され幽閉されたアリカ王女を助け出したナギと「赤き翼」一行。お子ちゃまな新キャラ・ヘラス帝国の第三皇女も加わって反攻開始。
ついにラスボスと対峙するが…?

ラカンの回想は続きます。もし次回以降も続くならサブタイトルは「続々続・旅立ちのラカンv」になるの? それとも「さらば旅立ちのラカンv」とか「ラカンよ永遠に」とか…?
そして敵は「世界を無に帰す儀式」を行なおうとしており、その鍵となるのが「黄昏の姫御子」アスナだった様子。現在もやはり彼女の争奪戦が繰り広げられることになるのか…?

◆ 大暮維人 『エア・ギア』 Trick:222
仮想現実内でのvs「眠りの森」戦。
バルーンをゲットする資格を持つ「パンサー」役であることを見破られ、重傷を負ったアギト。
「牙の玉璽」のポテンシャルを100%引き出すため、亜紀人は中山にアギトの調律を依頼する…。

中山弥生ちゃん覚醒編。
「俺の音を聴け」
ってそれなんて熱気バサラ…じゃなくてすごい殺し文句なんですが。
彼女の隠れた資質については今回のバトルの序盤ですでにスピット・ファイアと巻貝イネが気づいている様子でしたね。次回、アギトの反撃開始か!?

という盛り上がる本編とは別に、掲載順が『ネギま!』の次で、しかもトップが『ネギま!』単行本1巻の表紙というトリッキーなコマだったので『ネギま!』の広告と思った人は私だけではないはず。本編中にも『ネギま!』の1シーンが引用されてます。このころはまだ『ラブひな』とあんまり変わらない絵柄でしたねそういえば。
最新の23巻は12/17発売予定。

◆ 龍門諒×恵広史 『BLOODY MONDAY』 file77 暴走
まさかの導師暗殺。そして『J』と音弥の因縁が明らかに。
最新8巻は11/17日発売予定。

◆梶原一輝,川崎のぼる,村上よしゆき 『新約「巨人の星」花形』 第101話『RUN ALL THE WAY』
右中間ヒットを飛ばした花形。
先行して塁に出ていた大泉が得点し、ついに8対8の同点に。それでもなお止まることなくホームベースを目指す花形を判、そして飛雄馬が阻む…!
時間的にはものすごい短時間なんですがものすごい密度で盛り上がり。熱いです!

◆ 真島ヒロ 『FAIRY TAIL』 第111話 残り4人
熾烈を極める「バトル・オブ・フェアリーテイル」。石化していたエルザの復活で、魔導士の残りはナツ・ガジル・エルザの三人となった。そこにまた一人、フェアリーテイル最強の呼び声も高いミストガンが参戦したらしい…!?
ギルドを囲む結界のルールは「80歳以上の者と石像の出入りを禁じる」。マカロフは当然として、ナツとガジルが結界から出られないのはナゼ? そしてネコ(ハッピー)もダメなの!?
単行本13巻は12/7発売予定。

 

 
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☆ 以下の記事には週刊少年マガジン(2008年49号)連載中の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。

※ 『魔法先生ネギま!』は今回はお休み。

今週の表紙&巻頭カラーは連載100回目を迎えた『新約「巨人の星」花形』。てかいきなり左門豊作のどあっぷってすごい迫力だなおい。

本編は紅洋vs青雲の練習試合。青雲が1点リードで迎えた9回裏。
父と己の絆であり努力の証である大リーグボール養成ギプスを否定した花形に対し、星雲・星飛雄馬は己の最高の球で花形に挑む。
仲間が決死の思いで繋いだ打順の重みを背負った花形もまた、己の全身全霊をかけてバットを振る…。

一徹とうちゃんの湯呑みプレゼントもありますのでお見逃しなく。(ここはやっぱちゃぶ台がほしかったよね…って懸賞グッズとしてそれはムリか)
村上よしゆき氏は非常に可愛らしい絵柄ながらコマ割や見開きがいかにも正統派の少年漫画らしい迫力に満ちていて見応えがあります。
最新11巻は11月17日発売。

◆ 森川ジョージ 『はじめの一歩』 Round831 雷神の拳

圧倒的なテクニックとスピードでランディー・ボーイ・Jr.を翻弄する宮田。しかしランディーは彼の拳の「軽さ」に気づいていた…。

いよいよ次回からランディーの反撃か!?
カラーポスターの付録つきのKC86巻は12月17日発売。
さらに原作と同じ全試合がプレイ可能な携帯電話版ゲームも配信中!
携帯電話からアクセス(http://ipom.jp)するか、各携帯電話会社の公式サイトの“メニューリスト”から“ゲーム”へどうぞ。
あなたはまず誰と戦う?

◆ 勝木光 『ベイビーステップ』 ♯50 スタート

ついに本格的にプロを目指す決意をした栄一郎。テニスクラブもバックアップしてくれることになって、いよいよプロを目指しての練習がスタート…と思った矢先、元STCのトッププロ・池と練習試合をすることになって…。

このご時世、大学に行って安定した職業についてほしいのは当然の親心。それを「プロになりたいんです! お願いです!」と熱意だけで押し切るのもありですが、きちんと両親を説得しようとするところがいかにもエーちゃん。しかも資料作ってプレゼンって…ほんといかにもエーちゃん。

◆ 西山優里子 『純情カレンな俺達だ!』 Set10 another face
 

バレー部改造計画がバレてボール渡し係に格下げされ、ろくに練習もさせてもらえないアキラと勝太。何かと問題が多い二人だけれど、彼等のおかげでバレー部が活気づいたのも事実で…。

単行本第1巻は11月17日発売。書き下ろしページも満載とのことで楽しみです。

◆ 瀬尾公治 『君のいる町』 ♯23 なつまつり

実は子供の頃に一度だけ会っていたことが判明した青大と柚希。ちび柚の言ってた「嫌なこと」って…?

波乱の予感を含みつつ次号は休載。ところでどなたかもみじ饅頭買った人いますか? 

◆ 棚端なもしろ 『ハンマーセッション!』 session91 再会の巻

悟郎が案内したのは麻耶の実母が暮らす家。再会を果たした娘に母親が手渡したのはダイヤの指輪。
「これをあげるから帰ってちょうだい」
己の幸福しか考えない、あまりにも利己的な母の言葉に麻耶は…。

たった5年でお母さんのこの老けっぷりは異常。
「今さら関係ない!!」と口では言いながら母親への愛憎に揺れていた麻耶にもついに親を見切る瞬間が訪れます。良くも悪くも親との関係は断ち切りがたいものですが「見切る」とは切り捨てることではなく、正しい間合いを計れるようになること。親を見切って初めて、子供は自立するのです。
そして悟郎が最後に用意したハンマーセッションは…ということで次号に続く。

 

 
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こんにちは、keigoです。

こないだ某ビジネスセミナーで、なぜかお笑い芸人に会いました。
M-1で準決勝まで勝ちあがった実績があるとのことなので、知っている人は知っているんでしょう。

お笑いの人って、どっかしらマニアックなところがありますね。
ツボに入るとめっちゃおもしろい、みたいな。
わかる人の範囲が狭いものほどギャグは面白いっていうのは、やはり的を射たセオリーで。

かってに改蔵 (1) (少年サンデーコミックス)

ということで今日は決して万人受けはしない(?)ギャグ漫画、『かってに改蔵』です。

■あらすじ
ひょんなことから、自分が改造人間になってしまったと勘違いした高校生、勝改蔵。
風刺ネタ、ギャグ、ブラックジョークなどを交えてマニアックなネタを繰り返す。

■みどころ 
個人的に絵柄が好きな作品です。
連載当時の作者のテンション、気持ちの入れ方(惰性な感じなど)がキャラのデッサンによく表れているなあと。
作者の前作である行け!!南国アイスホッケー部と同様、連載期間中に絵柄がどんどん変わっていくのも個人的にツボ。女性キャラには全段ブチ抜きの立ち絵が多用されるなど、連載初期と中期以降ではいい意味で雲泥の差が感じられますね。

最初は「天才塾」をはじめいくつかの設定があるものの、途中から(6巻あたりから?)完全に作者がスルーしているようです。 どんどんキャラクターの性格がラディカルかつエキセントリックになり、さらにネタがマニアックなものが多くなって、読み手の属性を絞りにかかっています。

時事ネタはいま読み返すとよくわからなかったり、何より古くて笑えなかったりと、賞味期限の短さも特徴ですね。このあたりは『幕張』などで知られる木多康昭と共通しています。

ネタのパターンは大体以下の3つ。最初の2つは風化系のネタになります。

・その当時に起きたニュースをネタにする。
・他の作品(漫画に限らずエンタメ全般)をパロディにする。
・日常的な「あるあるネタ」をひたすら掘り下げる。

ネタを包括するストーリー自体については、先にも書いたように「設定忘却」が目立つため説明するのが難しい作品です…(笑)

改蔵は本当の自分を取り戻したかったのか?(そもそも改造人間にはなっていないのだが)
改造人間になった自分を認め、生きる目的を見つけたかった?(ギャグ漫画なのでそれもあやしい)

どう考えてもすっきりしません。
ここはギャグ漫画という基本から、読み手が自由に判断すればいいんじゃないかと。

それと、主人公を囲むキャラクターの濃さも本作の魅力の一つですね。
特に最初の設定から大きく変わってしまった坪内 地丹(つぼうちちたん) 。
改蔵の同級生の、いわゆる「下っ端キャラ」です。
連載初期は真面目で気弱な性格ですが、途中から作者の都合(?)でどんどん壊れていきます(笑)
酒が入って親父な性格になったり、家の中では極度の内弁慶だったり。
中盤からはカルトな擬音「きょきょきょきょきょー!」を得意とし、後半は円形脱毛症になり、たびたびネタ要員として使われるハメに……。

物語をカオスな展開に持っていくとき(もともと整然とはしていませんが…)、作者にとって重宝するキャラだったんじゃないかな。
ほかにもクールで黒い先輩・彩園すず、今風にいえば「ヤンデレ」最前線の名取羽美をはじめ、個性的なキャラという意味では古今東西トップクラスの漫画といえそうです。

一般的にマニアックなネタが濃くなればなるほど、作者読者の距離が縮まり、共通意識が生まれていきます。
その妙な安心感、不思議な刺激によって、長期連載となった作品ですね。
巻末の読者コーナーの盛り上がりは、それを如実に表していると思います。

作品全体のテンションは途中から、作者の自虐っぷりが大変なことに。
有名な他の作家の漫画を鋭い切り口(?)で切り込んだときは「あーこりゃ打ちきりだな」と感じました(笑)
それでもそこからそれなりに続いたことを考えると、読者の支持は大きかったんでしょうね。

毎度バタバタした感じに終わるので、もう少し変化があればよかったなあと思います。
ただ、最終回の締め方は個人的に秀逸。

ネタバレはしませんが、こんな締め方ズルいだろ!と思う反面、こんなふうにするしかないのかな、とも。
当時の2ちゃんでは大議論が巻き起こりました。スレの消費が速かったなあ(笑)

なお、『ハヤテのごとく!』の作者である畑健二郎と師弟関係だったとは(久米田が師匠)知る人ぞ知る話。
本作の第一巻から畑は作画に協力し、いくつかの背景を書いているとか。
アニメ化は弟子に先を越された久米田さんですが、その後、『さよなら絶望先生』のアニメ化によって師匠の面目を保っています。

■作品データ 『かってに改蔵』
・作者  :久米田康治
・出版社 :小学館
・刊行状況:全26巻

■評点 - 『かってに改蔵』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★☆☆
独創性 :★★★★★
総合評価:★★★★

 

 
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少年マガジン誌上で以前から告知されていたCLAMP『ツバサ -RESERVoir CHRoNiCLE-』の新映像プロジェクト、ついに内容が明らかになりました。

今回のタイトルは『ツバサ 春雷記』前・後編。
単行本初回限定の特典OADになります。

■ 原作『ツバサ』日本国編あらすじ
セレス国での死闘に傷ついた一行が辿りついたのは日本国、黒鋼の故郷だった。
知世姫の厚意で傷を癒し、つかの間の平安を得たと思うまもなく、サクラの身体を狙って飛王の手先・カイルが現れる。
一方、サクラの魂はひとり夢の世界で小狼を待っていた。
再びまみえた二人の小狼。死闘の果てに、サクラが告げた衝撃の真実とは……。

現在「少年マガジン」誌上で展開中の玖楼国編に繋がる重要なエピソードです。
星史郎や封真も登場し、アクションももりだくさん。
NHKじゃできなかった超展開が映像化されるとあって期待が高まります。

同時に『×××HOLiC』もOADつき単行本が発売。こちらは『春夢記』というタイトルで同じく前・後編。
一足早く予約を開始していますので、気になる方は公式サイトなどで予約してください。

■ スタッフ
『×××HOLiC 春夢記』
監督:水島努
脚本:大川七瀬(CLAMP)
キャラクターデザイン : 黄瀬 和哉

『ツバサ 春雷記』
監督:多田俊介
脚本:大川七瀬(CLAMP)
キャラクターデザイン:菊地 洋子

マガジン連載中の原作では四月一日誕生の秘密が明らかになりました。
両親がCLAMP作品の読者には馴染み深く、人気も高いあの二人だったということは確実のようですが、彼の両親は既に事故死していて、占い師のおばあさんによれば「すでに成仏している」はず。
え……ええ~~~~~~~っっっっっっ!!!!!?????

 

 
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以下、花とゆめ20号(2008年9月20日発売)掲載漫画のストーリーに関してネタバレがあります。
内容を知りたくない方は、ご注意ください。

 

『花とゆめ』』第20号(9月20日発売号)の見どころ紹介!
巻頭カラーは、告白済(in商店街のど真ん中)の『キラメキ☆銀河町商店街』

キラメキ銀河町商店街 1 (1) (花とゆめCOMICS)

『学園アリス』
蜜柑(みかん)の父と、母・柚香の初めての出会いは、甘くもなんともない喧嘩腰のそれであった。地元では暴走族の総長をやっていただけあって型破りな父の言動は、特に神野先生の反感を買う。しかし初等部の校長は、手持ちのコマとして、無効化のアリスの持ち主を歓迎すると笑う。現在の子供の姿の初等部校長とは似ても似つかない大人びた様子に、蜜柑(みかん)は疑問をもつ。タイムトラベルのアリスで、彼らを過去に連れてきたのだっちは、母・柚香の希有な能力が校長の時間を止めたのだと告げた。そしてその理由は―――!

新米教師のくせに、誰よりも総長の暴走に反応しているじんじんこと神野先生がキュートですね!(そこがポイントかよ!)柚香の言葉にメロメロに心を打たれる蜜柑(みかん)父もナイスです。

『星は歌う』
楽しみにしていた花火大会に、千広が来れなくなった。がっかりするサクヤだが、気持ちを切り替え、聖と一緒に高校最後の花火大会を楽しむことにする。馴れ馴れしく聖に話しかけていた男から彼女を離そうとするサクヤ。しかしその男が金を渡してサクヤを追い払おうとすると、聖の態度は急変。おつきの沙己(さき)の許へ行くようサクヤに告げると、男と二人で暗がりへと向かってしまう。心配になったサクヤは…。

ダークな部分をサクに知られたくない聖の心をすべてわかっているのは、やはりおつきの沙己(さき)…ということで、こちらの恋愛模様もなかなか複雑。心配するサクの気を外らすため、手に!マジックで!あんなもの書く沙己(さき)は、やはり一筋縄ではいかない性格だ(笑)

『神様はじめました』
社以外に行くところがない巴衛(ともえ)。その弱味につけこみ、無理矢理神使にしようとする鳴神を疎み、彼は社のどこかへ雲隠れしてしまった。それを知らせに奈々生のところへ走った鬼切と虎徹だが、ただの人間に戻った奈々生に、狛犬たちを見る力はない。天狗の鞍馬の力添えで、鬼切と虎徹の話を聞くことができた奈々生は、社に駆けつけ、巴衛(ともえ)を捜しまわる。すると一匹の蝶が…。

巴衛(ともえ)の願いは、誰かがずっと一緒に居てくれること。奈々生の気持ちを知った巴衛(ともえ)が素直になるのがキュート(やっぱりキュートなのか!)です。

 

そのほかの連載は、

『今日も明日も。』
嬉し恥ずかし、今日はちかと夏澄の初デート♪しかし、それが気になる稜(りょう)センセイは、ちかの姉・はるかとともに後をつけていた…。マンガ指南はどこへやら。ちかと稜(りょう)の恋愛に重点が移ったよう。個人的には、あまり嬉しくないなあ。

『V・B・ローズ』
進路問題で悩むあまり、見事な壊れ方をしているあげは。相談に乗るマモルとナガレだが、終始マモルのペースに巻き込まれて右往左往。しかし結局立ち直れる言葉をくれたマモルに、あげはは…。

『NGライフ』
芹沢が琴宮と関わった途端、教室内にブリザードが吹き荒れる。それでも自分の気持ちを認めない敬大に、業を煮やした裕真と麗奈はつい強行手段に。「冴木敬大」に目を覚まして欲しいと願う裕真。琴宮に嫉妬する感情を押し殺し、正論ばかりを吐く敬大の前で、爆発した裕真が告げたのは…!

『アンチ☆グリン グリン』
だから、緑の葉っぱがイヤなら月見バーガーにするとかしようよw そして野菜を倒したいのだったら、販売者より生産者を狙いましょうよ。「野菜嫌いだけど野菜食べたい=暖かい人間と関わりたい」という図式なら、もーちょっと、こう、なあ、とか思っちゃうあたりが、もひとつ納得して読めないポイント。

お役立ち☆ふろくはALL STAR花とゆめメモマガジン(豪華シール付き)だ!。

そしてなんと、9月末まで「みんなのうた」で放送されるアンジェラ・アキの『手紙~拝啓 十五の君へ~』の背景アニメーションのキャラクターデザインを、高屋奈月が担当しているのだ!
正直、高屋の絵の再現性が高いわけではないが、アンジェラ・アキの繊細な歌に似合っているぞ!

また10月12日(日)21時~23時15分、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』のスペシャルが放映される。題して、『卒業式&7と1/2話スペシャル』!フジテレビ系全国ネットだ。堀北真希の瑞稀や、小栗旬の佐野、生田斗真の中津に会いたい人は、ぜひチェックしよう!

 

【関連サイト】
白泉社『花とゆめ』公式サイト
白泉社公式サイト
『S・A~スペシャル・エー~』アニメ公式サイト
アニプレックス『学園アリス』アニメ公式サイト
『夏目友人帳』アニメ公式サイト
『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』フジテレビ公式ページ

羅川真里茂『Pari Pari Marimosenbei』本人サイト『しゃにむにGO』花とゆめ連載中!
樋口橘『ヒグチノクニ』本人サイト『学園アリス』花とゆめ連載中!
中条比紗也『WILD VANILLA』本人サイト『花ざかりの君たちへ』花とゆめ連載終了。
福山リョウコ『ryoco.net』本人サイト『悩殺ジャンキー』花とゆめ連載中!
原規代『ain Or Shine』本人サイト『アラクレ』花とゆめ連載中!
樹なつみ『 なつみ缶』オフィシャルブログ『デーモン聖典』LaLa連載終了。

緑川ゆき『あかい花』非公式ファンサイト『夏目友人帳』LaLa連載中!

 

 
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こんばんは、人のフンドシで小股すくい、だめだめライターのAKAEです。
keigoさんに便乗して『MASTERキートン』、いってみたいと思います。

さて『MASTERキートン』といえば、浦沢直樹の最高傑作として揺るぎようもないと信じているわけで(笑)それどころか、おのれの中でどのマンガがBESTかと問われたら、『MASTERキートン』を外すくらいなら右手折ってもええわというくらい、心の奥で大事にしているマンガなわけで。
ではいったいどこに惹かれて、人はこの作品を読み続けるのだろうか。

■ MASTERキートンの魅力

主人公こと平賀・キートン・太一の魅力といえば、一見冴えない中年、実は優秀なロイズの保険調査員(オプ)。さらに元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官で、緊急時には女王陛下からお呼びがかかるほど。しかし本当は考古学者として「西欧文明ドナウ起源論」の証明のため、発掘に一生をかけたいと望んでいるという、このギャップ、二重性ではなかろうか。

本人はやりたいこともままならず、好きな女性を幸せにできずに離婚したこともあり、さらに娘にまでなぐさめられるため、深い挫折感を常にかかえている。
しかし考古学によっても培われたと思われる推理力や、教官ができるほど高いサバイバル能力で、まきこまれた事件を解決に導いてゆくのだ。
ストーリー全体を流れる哀愁や人生への理解もあいまって、『MASTERキートン』は読後感の深い作品に仕上がっている。

■ MASTERキートンの知識

また、豊富な専門知識を元に描かれているため、この作品からいろいろ学んだり、マンガを糸口にして専門分野へと分け入った人も多いようだ。

『MASTERキートン』に取りあげられている考古学が本当かどうかに関しては、「『MASTERキートン』の話って本当なの?」というページがある。そこで春田晴郎(はるた せいろう)という古代イラン史専門の考古学者の方が、キートンみたいな「地雷処理のできる考古学者」はいないが、考古学の話については「すくなくとも、そのような説はある」と言える、と答えている。

MASTERキートン (5) (ビッグコミックス)  MASTERキートン (10) (ビッグコミックス)

ただし学説をうまく取り入れてはいるが、複数のネタから話が出来上がっているので、ストーリーの構造は複雑。
ビッグコミックス版5巻の第5話「ハーメルンから来た男」、第6話「ハノーファーに来た男」、第7話「オルミュッツから来た男」は、ハーメルンの笛吹き男伝説に絡めたナチスのジプシー虐殺を中核にすえた話。ナチスのジプシー迫害はおおむね真実だが、笛吹き男に関するあたりは全くのフィクションとなっている。(笛吹き男に関する詳細は、ちくま文庫『ハーメルンの笛吹き男—伝説とその世界』阿部謹也著)

しかし、ついつい覚えて使ってみたくなる知識も多い。とあるマンガ家姉妹は、旅行先から帰る途中、飛行機のエンジンが火を吹いたため、とっさに『MASTERキートン』で読んだ体勢をとったと実生活マンガに描いていた。ビッグコミックス版10巻の第1話「仮面の奥」に載っている、座席が吹っ飛んだ時に脚が切断されないようあぐらをかき、腹とシートベルトの間には枕、手のひらを後頭部に置いてヒジをしめ、丸まって頭を守る形である。(白状すると、乱気流が続いた時 AKAEもやったw)

■ MASTERキートンの由来

SASの教官であったため単純にMASTERと呼ばれたというだけではなく、この言葉はさまざまにストーリーと交錯している。

MASTERキートン (2) (ビッグコミックス)  MASTERキートン (7) (ビッグコミックス)

ビッグコミックス版2巻の第2話「狩人の季節」、第3話「獲物の季節」、第4話「収穫の季節」では、SAS時代キートンの教官であったプロフェッサーことジェームス・ウルフに言われた「プロフェッサーになれないな。戦闘のプロとしては甘すぎる。せいぜいマスターどまりだ。」という、追い詰める狩人として優秀でも、人を殺すことをためらうキートンの現状を、非難するようで実は肯定している言葉として。

そしてビッグコミックス版7巻の第3話「瑪瑙(めのう)色の時間」では、少年キートンが友達になったバスの運転手のセリフ「坊やはきっと人生の達人、マスターオブライフになれるぞ。」「人生の達人は、どんな時も自分らしく生き、自分色の人生を持つ。」、キートン自身の「まだ人生の達人どころか、自分の人生もわからない。でも、あの時の海の色は忘れない。」として。

MASTER(達人)という言葉はキートン自身を指してもいるが、キートンが自分の人生を考えるキーワードでもあるのだ。

『MASTERキートン』というタイトルそのものの由来は、アメリカの喜劇俳優バスター・キートンからきていると思われる。が、もしかしたらバスター・キートンをもじった日本の喜劇俳優、益田喜頓(ますだ きいとん)も入っているのかもしれない。

ちなみにアニメ版のナレーションはキートン山田。昔は山田俊司という芸名で、ハンサム声の役も多かった声優さんとのことだ。『MASTERキートン』主人公、平賀・キートン・太一の二重性を象徴するのにふさわしい語り…と思うのは、うがち過ぎかもしれないがw

■ MASTERキートンの関連書

本編は通常版(ビッグコミックス)全18巻もしくはワイド版(ビッグコミックスワイド)全9巻で刊行されていたが、その他にも2册、関連書が出版されている。

キートン動物記—MASTERキートン/番外編 (Big comics color special)  キートン・マスターズ・ブック—Naoki Urasawa + Hokusei Katsushika presents

1册めは『キートン動物記』。これは『MASTERキートン』番外編で、14編の作品からなっている。1種類の動物につき、カラーマンガ4ページと対話式コラム2ページの構成。本編を知らなくても充分楽しめる。

2册めは『キートン・マスターズ・ブック』。浦沢直樹インタビューや秘蔵資料初公開も載っている。『MASTERキートン』をさらに楽しみたい人のため、マンガとアニメの両方から切り込んだ公式ガイドブックだ。

■ MASTERキートンの絶版

これだけ読者に影響力の大きい<