漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
・ 新刊漫画レビュー

11月7日、ついにベールを脱いだ講談社「月刊アフタヌーン」増刊の『good! アフタヌーン』

good (グッド) ! アフタヌーン 2008年 12月号 [雑誌]

買いましたよ! 読みましたよ! というわけで、今回は初号限定付録
「海洋堂謹製・マリアFIGURE」及び本編の独断と偏見アリアリ(そうでない回があったろうか。いやない←反語表現)のレビューをば。

まずは付録
「海洋堂謹製・マリアFIGURE」
のご紹介。

石川雅之の新連載(アタリマエ)
『純潔のマリア』
のヒロイン・マリアです。イラストはすでにアフタヌーン本誌や告知広告で紹介されていたのでおなじみですね。
原型は「モネラマスコット」でオリゼーなどの菌たち、またフロイラインリボルテックで長谷川遥のフィギュアを手がけた榎木ともひで氏。
気になる出来ばえは以下の通り。アンスキルフルな写真で恐縮です。

上段左から:外箱・内箱・アップ
下段:携帯電話との大きさの比較
となってます。

何より目を引くのがその大きさ。思わず「ちっちゃ!」と言ってしまうくらい小さいです。
そして、それに反比例する造形の細かさ。さすが海洋堂! あまりにもちっちゃすぎて撮影できませんでしたが、お尻の質感なんて

イラストよりHです。

元絵が俯瞰なので、高いところに置いて見上げたときにちょうどいい感じ。コートは着脱可能です。ただし腕パーツを抜き差しする必要があるのでちょっと面倒かも。

というわけで、以下ネタバレアリな『純潔のマリア』内容のご紹介。
未読の方・単行本派の方はご注意を。

<あらすじ>
15世紀半ば、100年戦争後期のフランス(?)。
聖母と同じ名を持つマリアは魔女。
戦争を嫌い、夜ごと淫魔を放って戦士を誘惑し骨抜きにしてしまう。
けれど当の本人は聖母と同じ、穢れなき処女だった。

時代は推定。本編中で「ラ・ピュセル(ジャンヌ・ダルクのコト)が火あぶりになった」とあるから、その後だろうということで…。
もやしもん』とはがらりと変わった世界観ですが、中身は歴史ものともファンタジーとも違う、めんどくさい女(と、もしかすると押しの弱い男と)のラブコメ?

よみきりとしても通用する完成度なので、逆にこれからどうなるのかが読めずに期待が持てます。
今回登場した通信兵くんはただのゲストなのかレギュラーなのか、そのあたりの謎(謎なのか)も絡めて、待て、次号!

 

 
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私的にはたいへん嬉しい『神様はじめました』1巻が発売される、今月の花とゆめCOMICS!
鈴木ジュリエッタの女の子のポカ~ン顔がツボですよ!…とまあ性癖の告白はおいといて(笑)。

桜蘭高校ホスト部 13 (13) (花とゆめCOMICS)

さて『桜蘭高校ホスト部 』13巻は、とっても女の子なハルヒが表紙で、コミックスの内容にまことにふさわしい。(着慣れなくて所在なげな様子も含めてv)
今まで自覚していなかった環への気持ちに気づくが、それが原因不明の風邪のような症状となってあらわれてしまうハルヒ。一方環は幼いころのトラウマから、かたくなにハルヒを家族としてしか考えることができない。ハルヒへの想いを隠さない光だが、環のかかえる問題に気づき・・・。それぞれの気持ちが不器用に交錯する13巻だ。

『すぴすぴ事情~白文鳥偏愛日記~』、立花晶の文鳥バカマンガ!
白泉社「メロディ」連載中の『すぴすぴ事情』の単行本化だ。作者いわく「一般誌でかなりの鳥ヘンタイぶりを発揮しております。」とのことだが、本人のみならず読者もみんなそう思ってるから平気だ!(平気か?)ちなみに『すぴすぴ事情』の単行本、白文鳥スピカ様に見せたところ、踏み踏みしたあと噛み噛みしてチェックされていましたぞ!

【関連サイト】
白文鳥スピカのブログ「すぴログ」
立花晶公式ページ

その他、白泉社レディースコミックスから安孫子三和『月のうさぎ』花とゆめCOMICSからは高屋奈月『星は歌う』3巻、高尾滋『人形芝居』3巻などがコミックス化。派手ではないが、泣ける良作が多い。

月のうさぎ (白泉社レディースコミックス)

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9月5日発売の白泉社コミックス
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■花とゆめCOMICS■
ひみつの姫君 うわさの王子 1巻 可歌まと(税込410円)
金色のコルダ 11巻 呉由姫(税込410円)
すぴすぴ事情~白文鳥偏愛日記~ 立花晶(税込690円)
桜蘭高校ホスト部 13巻 葉鳥ビスコ(税込410円)
会長はメイド様! 6巻 藤原ヒロ(税込410円)

■白泉社レディースコミックス■
月のうさぎ 安孫子三和(税込520円)
女医のタマゴ 病院実習編 内田小鳩(税込540円)
Kiss and Fight 10巻 宮川匡代(税込480円)
Dの女 9巻 杜野亜希(税込480円)

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9月19日発売の白泉社コミックス
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■花とゆめCOMICS■
NGライフ 6巻 草凪みずほ(税込410円)
らせつの花 5巻 潮見知佳(税込410円)
神様はじめました 1巻 鈴木ジュリエッタ(税込410円)
人形芝居 3巻 高尾滋(税込410円)
星は歌う 3巻 高屋奈月(税込410円)
俺様ティーチャー 3巻 椿いづみ(税込410円)
ヴィーナス綺想曲 5巻(完) 西形まい(税込410円)
アラクレ 8巻 藤原規代(税込410円)
空色海岸 5巻 山田南平(税込410円)

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9月29日発売の白泉社コミックス
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■ジェッツコミックス■
かの女は忍具ムスメ! 2巻 板場 広志(税込530円)
ふたりエッチ 40巻 克・亜樹(税込530円)
ラブホいこうよ 2巻 鬼ノ仁(税込580円)
オレたま ~オレが地球を救うって!?~ 3巻 瀬口たかひろ(税込530円)
えっちの神さま! 1巻 増田剛(税込530円)
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【関連サイト】
白泉社『花とゆめ』公式サイト
白泉社公式サイト

 

 
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こんにちは、もう9月も半ばというのに、まだ夏気分が抜けないaiです。

NANA 20 (20) (りぼんマスコットコミックス クッキー)

さて、話題の新刊レビュー。
9月12日発売の『NANA』(矢沢あい 集英社 「Cookie」連載)第20巻です。

※この先、内容に関するネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

◆ 20巻のあらすじ

蓮とは音信普通のままに忙しい日々をおくるナナの誕生日が近づきます。

薬を断ち切ることができず、トラップネスト脱退を考えるまでに追い詰められている蓮。
そんな蓮を見たレイラは、「蓮を休ませてあげてほしい」という、メモを残して失踪してしまいます。

ナナの誕生日、ハチは大阪にいるナナに会いにいこうと考えますが、
レイラ失踪でうちひしがれるタクミを気づかって、結局大阪行きを断念。
ハチが自分よりもタクミを優先することを頭では理解していても、受けいられないナナは
より追い詰められて…
そして、付き人・木下のとりはからいでナナに会うために大阪へ車で向かっていた蓮は
レイラの居場所をつきとめ、ナナに会う前にまず彼女を連れ戻しに行こうとしますが…?

※この作品は、展開と人間関係がかなり複雑にもつれているところがあり、
まとめるのは非常に難しいのですが、20巻の展開はこんな感じです。

◆ aiの私的レビュー

19巻から読んでいて、突っ込みたくてしょうがないのは、もうレイラにつきますね。
結局のところ、タクミとシンのどっちが好きなんだよと。
タクミに対しては未練ありありで全然断ち切れていないけれど、
一方でシンのことを気にかけたり、シンからのメールに涙したり。
本人悪気はないのはわかりますが、ちょっと、自分の気持ちに流されすぎですね、この子。
蓮に対しても、恋人でもないのに踏み込みすぎているところがあるし。
確かにお姫様タイプという感じがします。
安易に愛情をふりまくことが、時に残酷だということがわかっていない。
失踪についても、本人は蓮も休めるだろうと思ってのことのようですが、
自分がいきなりいなくなることで、周囲の人たちがどれだけ振り回されているかを
わかっていないし。
同性として、ちょっとこういう自分本位なところが強い女の子はあまり好きになれないですね。
ナナがレイラを嫌うのも、なんとなくわかる気がします。

一方、ナナはナナで、自分の蓮やハチに対する抑えきれない所有欲に
追い詰められ続けています。
だけど、彼女の気持ちはまだわかります。
親にも捨てられ、蓮に出会うまで、ナナはずっと孤独だった。
それだけに、自分を第一に考えてくれる、自分を決して裏切らない存在を
過剰に求めてしまうのだと思います。
だけど、恋人である蓮は違うバンドで別の女性のために曲を書き、
親友であるハチは、タクミと家族になってしまった。

つらくてたまらないと思います。

「これが欲しい!」「これは私のもの!」とわがままに叫ぶのは、
小さい子どもの頃にやっておいた方がいいことですが、
親に捨てられた彼女は、それすらできなかったのかもしれない。
彼女が、愛する者を過剰に独占したい衝動にかられるのは、
小さい頃、自分を100%受け入れてくれる人がいなくて寂しい思いをしていた
ナナの中の大人になりきれないインナーチャイルドが叫んでいるような気がしてなりません。

しかし、そんなレイラやナナとは反対に、
連載当初、自分本位でわがままな女の子だったハチは、
見事に大人の女性へと成長を遂げています。
ナナに対しても、最初のころはまさに忠犬ハチ公のごとく、
見上げてなついている感じだったのに、
いつのまにか「ナナは自分が守る」というスタンスへと変わっている。
タクミが何かしら浮気をしていることをうすうすわかっていても、
過剰に動じることもないし。
だからでしょうか。微妙に浮気もしている夫・タクミにとっても
ハチはかけがえのない存在になっているようです。
今回、タクミの口から、ハチの存在が大切なんだということをあらわす言葉が出てきたのが、
とても嬉しかった。

◆ そして最後に…

『NANA』が当時まだ増刊号だった「Cookie」で初めて掲載されたのは1999年。
つまり、すでに9年近くをかけて連載をしているわけです。
しかし、この作品は話の進み方が非常に遅いのは、読んでる方はご存じですよね。
おそらく、作者は変なところではしょったりせず、ドラマをきっちり描こうとしているためだと思うのですが、それでもときどき、イライラしてしまう方もいたことでしょう。

しかしです。

ここにきて、ついに物語は大きくうねりだします。
20巻のラストは非常に衝撃的でした。

『NANA』はついに佳境へのアクセルを踏み始めてしまったようです。

【関連URL】
NANA online
『NANA』アニメ版公式サイト

 
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「ケ~ンヂくん、遊びましょ!」

「…え、僕ケンタロウだけど…一緒に遊ぶ?」

なんて会話があったかどうかは知らないが、マンガ関係者のなかで「なぎらけんいち似、オブ ジ イヤー」を毎年のがさず受賞している竹熊健太郎・著の『20世紀少年探偵団』が発売された!
表紙は浦沢直樹。子供時代のケンヂ、マルオ、ヨシツネにまじって竹熊氏の顔が。ご本人は 「たけくまメモ」で悶絶してらしたけれども、わかりやすくてよい表紙かと思います。いろんな意味で。

さてこの本、『20世紀少年』を読むためにあらかじめ感じておきたい、70年代がぎっしりと詰まった本である。

・’70大阪万博
・正義の味方
・’69アポロ月面着陸
・謎の生物の謎
・中山律子伝説
・団地妻の真実
・ローラーゲームを体験!!
・グァムの横井さん
・超能力を追え!!

目次をざっと羅列しただけでも、この脈絡のなさ。『20世紀少年』を読んではいても、どのネタだっけ…?と一瞬記憶を探る人もいるのではないか。しかしこれらはみな、70年代を読み解くためのキーワードだ。
『20世紀少年』のなかにさりげなく、あるいはあからさまに散りばめられたワード。同じ時代を呼吸した者として、それらのもつ意味、背景を、同じ熱量で語ったのがこの本、『20世紀少年探偵団』なのである。

ケンヂ達と同じ70年代の子供の気持ちで、それを引きずりつつもすっかり計算高くなった大人の目線で、この本は書かれている。
たとえば最近の『ALWAYS 三丁目の夕日』に代表される昭和レトロブームの、多幸症のような昔はよかった感はない。(昔は熱狂していた…実は今も感はある。)
国民全部が盛り上がった’69アポロ月面着陸や’70大阪万博も、当時の思いと冷静な位置づけの両方に言及。グァムで横井さんを発見したご本人と対面して、当時の様子や日本兵と住民との確執を聞いたりもしている。

 

大平洋戦争の影と高度成長期の疲弊がおおい被さった70年代。

輝かしい未来が一転して混沌とした暗さにすり変わった70年代。

この時代にはじまった「あるはずの正しい未来に裏切られたような虚無感」。これがなければ、『20世紀少年』は生まれてこなかったであろう。

かの時代を再構成して『20世紀少年』を読み返すもよし、ただただ懐かしく思い出すもよし。

当時を生きた人達が、いまだどこかにあると感じている

失われた未来を、手に取ってみよう。

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)

 

【関連サイト】
「20世紀少年」映画版公式サイト
小学館「20世紀少年ギャラリー」
たけくまメモ

 

 
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というわけで週刊少年マガジンの兄弟誌『マガジンSPECIAL』2008年9月号のみどころをば。

※以下の記事にはネタバレを含みますのでご注意ください。

◆小林尽が新連載!!

その名も 『スクールランブルZ』!!

あの「スクラン」が超絶進化!
舞台は学園を超え、時空を超え、
時には成層圏も越えちゃう
パラレルコメディ連載開始っ!!

…ってついこの間『週刊少年マガジン』で完結したばっかりやんか!
というツッコミは置いといて。(置いとくの!?)

前作では物語中盤からいきなりシリアス展開になった「スクラン」。
扉のあおりから想像するに、今後はギャグ中心のラブコメ路線に走るのか…っていうか原点回帰?
今回は、江戸時代を舞台に、義賊『彼奴 藍(きゃつ あい)』と(説明するのもヤボだが美少女三人組なのだ)、それを追いかける岡っ引き・播磨の奮戦…というお話です。

どこへ行くんだ「スクラン」…。

◆今月の『地院家若美』

個人的に好きな作品なので独断と偏見でプッシュ。

学校でいじめに遭ってひきこもってしまった少年・萌瑠(もえる)。
見かねた両親は「レンタルお姉さん」を呼んで閉ざされた萌瑠の心を開こうとするが…。

で、まあご想像の通り、やってきたのは(通りすがりの)若美。
萌瑠くんの師匠となるのだが…。

武道の達人とはいえ腐っても若美。
どんなすごい調教修行が待っているかと思いきや、

体を動かさなければ生きている実感は得られない」(意訳)

「掃除こそ手軽に出来る心と体の修行です」

などなど、ふと怠惰な我が身を振りかえってしまうような名言がてんこ盛り。
ど、どうしちゃったんだ若美! (失礼な)

ちなみに欄外に「参考資料」として紹介されている『マンガ禅入門』(監修/公方俊良・サンマーク出版)は思いっきり実在します

てっきり民明書房の本かと思ってたから…やきうどん先生ごめんなさい!
お詫びに農繁期にはお手伝いに行きます! (メイワクだろって)

個人的には素直な萌瑠くんを見て美柑ちゃんを思い出しているシーンがお気に入りです。
女嫌いの若美ですが、やっぱり彼女のことは弟子として大事に思ってるんですね。

 
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地球は必要ない星!?
最近ちょっぴりツイてない、ごく普通の女の子に地球の命運が託された!

というわけで、酒井まゆ『MOMO 終末庭園へようこそ』がりぼん9月号よりスタートしました。

小田切夢は高校1年生。
16歳の誕生日というのに、父は蒸発、解答欄を間違えてテストは追試。憧れの先輩は先約済みと、最近ツイてないことだらけ。

そんな毎日を消し去ってしまったのが偶然出会った少女、モモ。
幼いながら極上の美少女である彼女の役目は宇宙を渡り「必要なくなった星」を破壊すること。
今回のターゲットは地球。そして判定を委ねられたのは…夢!
果たして夢は期限である2年後の誕生日までに「この星のすべてを使ってモモを7回喜ばせる」ことができるのか?
地球の運命(でも多分大事なのは夢の恋のゆくえ)やいかに…!?

というストーリー。

酒井まゆは2000年、りぼんオリジナル10月号掲載の『プライマル・オレンジ』でデビュー(掲載単行本はこちら)、以後『永田町ストロベリィ』『ロッキン★ヘブン』など、りぼんの看板として活躍中の作家です。

宇宙からやってきた監視者が地球の存亡を判定するというテーマは手塚治虫『W3(ワンダースリー)』、高河ゆん『アーシアン』など過去にもありましたが、そこはりぼん、そして酒井まゆ。幼馴染の男の子、モモに仕える優しい&クールな執事コンビなど恋愛フラグ立ちまくり。
可愛い魔王と執事コンビの今後の活躍に期待です。(ちょ、ヒロインはどこに!?)

今号は新連載記念として『MOMO』図書カード&ポストカードのプレゼントや、9・10月号連続企画「りぼん特製原画帳」のプレゼントもあります。
特に「りぼん特製原画帳」連載作家のインタビューやQ&Aも満載のまんがテキスト。(これマジで欲しい…。商品化してくれたら買うよ集英社さん!)

要チェックですよ!

「酒井まゆってどんな作家?」と気になる方は集英社マンガネット内の以下のページで試し読みもできます。
http://www.s-manga.net/author/mayu_sakai.html

 
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☆ 以下の記事には連載中の漫画に関するネタバレを含みます。未読の方の興味をそぐような記述はしないよう留意していますが、ネタバレを希望しない方・単行本派の方はご注意ください。


■ 加瀬あつし『ゼロセン』第2話 日本人の性能

スペックという意味の「性能」という字はこれで正しいはずなのにこの人の作品だとつい勘繰ってしまいます。

軍隊経験者の上官・部下の関係って、60年以上経ってもぜんぜん変わらないそうですよ。ホントに。松本グループの産業廃棄物といわれる問題中学(なんで傘下にそんな学校があるのかは謎。そして多分明かされない)に軍神・降臨。

■ 赤松健『ネギま!』221時間目 オ祭リ、始マリ

オスティア祭開幕!バカピンク・佐々木まき絵ちゃんが魔法世界のパワーバランスを解説してくれます。現実世界に帰ってもいい成績取れるかな?

現在、ネギま部で行方不明のメンバーは記憶喪失のままアリアドネー戦乙女騎士団として警備の任についている夕映、そして読者にも居所が明かされていないアーニャ。この二人が今後の鍵を握っているのは間違いなさそうですが、その前にネギvsフェイトバトルの幕が上がる…?

■ 棚端なもしろ『ハンマーセッション!』session79 隠された過去の巻

下着泥棒の真犯人を捕まえるべく桐原と共に女子更衣室に潜入捜査する悟郎。おとなしく目立たない桐原がS組にいる理由とは…。脱いでもすごいです。というか脱ぐとすごいです。

■ 龍門諒×恵広史『BLOODY MONDAY』File64 さよなら

ウィルスに感染し、死期を悟った英(ひで)はマウーロと対峙する。テロリストの「信義」の前に、家族の絆はあまりに無力だった…。TBS系列でドラマ化も決定。

■ 大暮維人『エア・ギア』Trick212

エントリーに失敗した小烏丸がトーナメントに参加する裏ワザは、永久シード権を持ちながらバトルに参加したことのないチーム「無機ネット」の出場権を譲ってもらうことだった。

喜び勇んで「無機ネット」のエリアへ向かう一行だったが、シムカの古馴染みだというリーダーが出した条件はバーチャルエリアにおけるバトルでの勝利。そしてその相手は…。

■ 福本伸行『賭博覇王伝 零』第44話 適性

「僕に策がある・・・・! 財前の資産全てを一瞬で強奪する必殺の策が・・!」

二人で王になって世界を替える。標の誘いに、零は。次号、新ギャンブルに突入です。

■ 咲香里『スマッシュ!』♯93 U-19代表

U-19候補に選出された翔太と阿南。合宿に集まったのは大和や神尾など全国から集められた実力者たち。

そしてかわいい勇飛とも久しぶりに再会。でも彼女の態度はなんだかよそよそしくて…。両思いのはずなのに、恋の悩みはつきません。

■ 勝木光『ベイビーステップ』♯38 強引な計画性

最初は有効かと思われた「打倒荒谷ファイル」。しかし敵もさるもの、ジャッジにクレームをつけるという強引なワザで流れを変えられてしまう。エーちゃんの次なる策は!?

最新第4巻は8月12日(火)発売。

■ 佐藤友生『妖怪のお医者さん』70:肉吸い

第一部完結。

琴子の「陰陽師のおじいさん」登場。10月から『マガジンSpecial』にお引越しです。

 
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☆ 今回の記事にはストーリーの核心にふれるネタバレがあります。
内容をお知りになりたくない方は、記事後半をお読みになりませんことをお勧めします。

さて。

『ジゴロ次五郎』の完結から1年、充電完了した加瀬あつしが挑む新連載、

その名も『ゼロセン』

今号のマガジンイチオシの新連載で、表紙も大日本帝国海軍の軍装に身を包んだ主人公・旭歳三のアップ。

前作の次五郎とはまた一味違ったイケメンなので(彼もやるときゃやるんだが)、

草○!? これは目つきの悪い(ゴメン)○加拓海!? 私が手にしているのは『モーニング』だったのか!?」

と一瞬タイトル確認しちゃいましたよ。(厚み違うだろ)

先週の予告では

「マガジン史上、現れたことがなかった教師」

というあおりだったので

「フカシじゃないの? マガジンにはもう元ヤンから10歳の魔法先生から先週も書いたから以下略…」

と、JAROに電話する気まんまんででページをめくったのですが…

す み ま せ ん ! ! !


私が悪うございました!!!


なにせ本作の主人公・旭歳三は、レッドデータブックに載るひまもなく絶滅してしまった

大和魂標準装備の日本男子、正真正銘

65年前の帝国海軍軍人

なのです。そりゃ~史上初ですわ。

第1回のあらすじは以下の通り。

松本重電会長・菊造が北太平洋のとある極寒の島で60年にわたって捜し求めてきた「宝」。
それは軍人時代の上官で、命の恩人でもある旭歳三中尉だった。

(以下、今回の核心部分につき反転)

当時の若々しい姿のまま氷漬けで眠り続けていた歳三を、菊造は財力と科学力を駆使して目覚めさせる。
65年の眠りから覚めた
歳三が目にした戦後の日本は、物は豊かでも心が貧しい国となりはてていた…。

書かれたネタは全て下ネタになる「ゲスノート」でも持ってるんじゃないかとツッコミたくなる加瀬流下ネタ・お下劣ギャグも健在です。いきなり操縦桿握ってるんじゃない!! (ったく何言わすんじゃ!)

とにもかくにも第1回からつかみはオッケー!

新しい楽しみが増えそうです。

余談ですが、菊造と歳三が別れたのは1943年7月、大日本帝国海軍が北太平洋の極寒の島から撤退するとき…ということになっていて、メカミリ属性のある人なら多分ピンとくるあの島からの撤退劇のさなかの出来事かと思われます。

有名なエピソードなので、映画化されたり『ジパング』でもネタになってます。

 
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となりの801ちゃん 3 限定版 (Next comics) (Next comics)

久々に購入する時の店員の視線が痛かったこの1册。
お金払っている間、何の羞恥プレイかと思ってしまいましたよ、奥さん。

「アキバBlog:801ちゃん3」
これが羞恥プレイ要素満点の限定版用小冊子。
腐女子の殿堂「リブレ出版」のBLコミックスの装丁と同じ。
(画像提供:アキバBlog

『となりの801ちゃん 3 限定版』は、男性同士の恋愛が大好物の「腐女子(※1)」な801ちゃんと、レベルの高いロリコンだったはずの「オタク」なチベット君の、めくるめく恋愛生活を描いたマンガだ。

何がめくるめくっているのかはともかく、801ちゃんの良いように振り回されている彼の生きざまには、読んでいて正直涙を禁じ得ない。ききたくもないケ○毛の話はされるわ、週末くつろいでいるのにスーツを強要されるわ、コミケで島(※2)ごと大人買い(※3)を頼まれるわ、電王をはてしなく見続けさせられるわ…。

しかしこれがまあ、実に幸せそうだ。

チベ君だけではない。どんどん腐れゆく801ちゃんの妹も、腐って20年(もっとか?)の職場の上司も、チベ君の友人たちも、誰もかれもが幸せそうなのである。
人生、自分の力でやるべき事をやるというのは、とてもパワーの出ることなのだ。

たとえそれが日々腐ってゆくことだろうと。

 

というわけで、チベくんのヘタレっぷりが存分に楽しめる本編だったのだが、限定版の小冊子はまた趣きを異にしている。
実はこれ、久米田康治を筆頭とする関係の(いろんな意味で)深いマンガ家などにかいてもらった、「結婚おめでとう!チベ君総受け(※4)本」なのだ。

しかも『ぼく、オタリーマン。』の読者には、さらに苛酷な試練つき(笑)
オタリーマン作者は、以前小島アジコのサインの横に「本人によるよしチベ」なんて描いてたようだから、自業自得といえばそれまでだが。

萌えもBLもファンタジーと割り切るか、ヘタレなチベくんに萌えられる人は限定版を、そうもいかないストレート派は通常版を買おう!

ちなみに、限定版と通常版の価格差は110円だ。
これを機会に801ちゃんの脳内世界を体験してみるのも、悪くないのではありますまいか(性的な意味で)w

限定版じゃない『となりの801ちゃん 3』はこちら。

となりの801ちゃん 3 (Next comics) (Next comics)

※1 腐女子:男同士の恋愛を好んで読み、書き、妄想するオタクの女性。いわずと知れた801ちゃん。上級者は貴腐人と呼ばれる。ワインと同じで何かが上がる。
※2 :イベントにおいて、参加サークルの机によって囲まれた長方形の部分のこと。何のマンガを描いているかで、ジャンルごとに分けてあることが多い。島の上位概念が「ブロック」となる。
※3 島ごと大人買い:この島のサークルに置いてある同人誌(新刊のみをさすことも)を全部購入、という太っ腹な行為。
※4 総受け:知らない方が身のため。

【関連URL】
となりの801ちゃん(作者公式ブログ)
ダンシング☆カンパニヰ(『ぼく、オタリーマン。』作者公式サイト)
オタクx腐女子マンガ 「となりの801ちゃん3」発売 結婚してる − アキバBlog

 

 
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渡辺静のリアルRPGマンガ『CHIMES~チャイムズ~』マガジンSPECIAL8月号で完結を迎えました。

CHIMES 1 (1) (少年マガジンコミックス)

高校生の雨宮一太郎は地味で臆病・さえないイジメられっ子。唯一つ、ゲームの才能だけは誰にも負けない彼はある日、一通のメールを受け取る。
それはオンラインゲーム「CHIMES」への招待状だった。

自分の通う学校そっくりな舞台、自分にそっくりな操作キャラ。
そこで一太郎は憧れの女子生徒・立花織絵を始めとする仲間達と一緒にイベントをクリアしていくが……。

というお話。

地味なイジメられっ子が唯一の特技を生かしてがんばる話…というのはよくあるお話ですが、このゲーム、そして物語の最大の引きであり鍵だったのが

「ゲームオーバー=現実世界での死」というルール。

一太郎がゲームに参加する前にも実際に命を落とした生徒があり、一太郎と仲間達はゲームマスター(=GM)が用意したイベントをクリアしながら「なぜゲームオーバーすると現実世界でも死んでしまうのか」「ゲームマスターは誰なのか」という謎に挑んでいきます。

実はものすごいトリックとかテクノロジーを期待していると「それはないだろ!」と肩透かしを食らうオチなのですが、考えてみるとこの作品一度も「推理もの」っていってません。

そう、これはRPG。友情あり恋あり謎解きありの冒険の世界。「一人の少年が勇者になるお話」。

自分自身にも重ねつつ一太郎の成長を見守ってください。

というわけでYuraの独断と偏見による格付けは以下の通り。

・RPG度 ★★★★★
・おもしろさ ★★★☆☆
・ミステリ度 ☆☆☆☆☆

「心から笑えて、泣けて、プレイが終わった後は世界がきらきらと輝いて見える至高のゲーム」。

あなたもプレイしてみたいと思いませんか?

しかし一太郎君、織絵ちゃんが好きだとGM(=他人の目)にもバレバレだったってことだよね(笑)。

現在既刊4巻、書き下ろし短編も収録の完結第5巻は9月中旬発売。

『ネギま!? neo 美少女メドレーデジタオル』(絵柄が高画質デジタルプリントされたタオル)の全員サービス企画もついた『マガジンSPECIAL』8月号は現在発売中です。

 
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