「kiss」2008年のNo.22号のみどころをご紹介します!
※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。
■ 『1/2の林檎』(こやまゆかり)
新薬・ヴィンザードの副作用疑惑で打撃を受けるタケウチ製薬。
被害者による集団訴訟の文字を見てひかると天野はショックを隠せないと共に後悔がとまらない。
一方、会社と自身のモラルとで板挟みになって苦悩する新堂の前に現れた奈津子の母親は、
「奈津子の流産は嘘だった」という衝撃の事実を彼にあかす。
怒りにふるえる新堂は奈津子に再び、「離婚」の文字をたたきつける。
そして、新堂への未練とひかるへの憎しみに燃えた奈津子は…?
久しぶりに来ましたよ~kissが誇るトレンディ奥様劇場。(違うって)
この話を面白くしてるのは、これまたkiss誌上きっての悪女といっていい奈津子。
はたから見てる分には本当に嫌な女なんですが、彼女の予測不能な行動こそが
この漫画の展開をジェットコースター的に面白くしているわけですよ。
今回もまた、「そこまでやるか?」的なことをやってくださいましたよ。
いや、大変です。
ところで、個人的には新堂よりも天野が好きなんですが、ドラマ化したら
天野は山本太郎氏なんていいんじゃないでしょうか?
■ 『海月姫~くらげひめ』(東村アキコ)
前号から始まった連載が続けて登場。
女(というかヲタ女●)ばかりのアパート天水館で暮らす月海の前に現れた
謎の女装男子。
月海以外の住人の前では、女性としてふるまう彼だが、キレイ女子な彼の姿は
住人たちから、ひたすら反発の嵐。
「お願いだから帰ってください。なんでここに来たんですか?」と問う月海に
彼がはなった必殺の言葉とは?
そして、彼の正体とは…?
東村アキコ氏のシュールな爆発感のある絵は、似てるかといわれるとちょっと違うんですが、
名作『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』(うすた京介)を彷彿させるのです。
このシュールでリアルな感覚がたまらない。
今回も月海ちゃんの動揺が非常に激しく読んでる側に伝わってきました。
■ 『ホタルノヒカリ』(ひうらさとる)
ついに高野部長に「好きなんです」と告白してしまった蛍。
しかし、高野の返事はは「君は特別だけどそういう存在には思えない」というもの。
悲しみで仕事に没頭する蛍だが、そんな彼女に手を差し伸べたのは元彼・マコト。
しかし、連れだって歩く蛍とマコトの姿が思わぬ波乱を呼ぶことに…
前回のラストを見て、「ついに言った!すごいよホタル!」と拍手しました、ワタクシ。
それだけに、今回の高野の冷静な返答にはなんだかむかつきました。
告白に対して「それは性的な意味も含めて?」とか、聴き返してくるあたりが
女心をわかってないというか、何を言ってんじゃい、このおやじって感じです。
しかし、ここまで来たら報われてほしいなあ、蛍の気持ち。
■『30婚(miso-com)』
あいも変わらず黒城とうまく話せず悩む笑。考えに考えて練ったお誘いのシナリオも
簡単に玉砕。しかし、恋愛相談友達になりつつある歯科医・速水と話すうちに、
恋をすることの意味に目覚めて…?
展開とあまり関係ないんですが、今回読んだおかげでケーキバイキングの対策が
よくわかりましたので、活用したいと思います。(笑)
しかし、女子は好きな男子を誘うだけで心臓がばっくんばっくんてのは
いつの時代も一緒なんですよね。
その気がないのに優しくする男は信用できませんが、無頓着な男もどうかと思います。
少なくとも思いを受け止めてあげようよ、黒城くん。
■『おひとり様物語』(谷川史子)
コミックスも発売中の人気読み切りシリーズ登場。
今回のおひとりさまは花屋につとめる江守みゆき。
仕事もプライベートもマイペースに楽しんでいるみゆきのもとに
突然、仕切り屋の兄が現れて…?
「結婚こそ女の幸せ」という概念から、みんなが自由になれるのは一体いつなんだろう。
ひとりでいることも寂しいことも実は素敵なことなのに。
結婚してない人を「かわいそう」と思うのも、実はひどくうがった見方だよなあと
これを読んであらためて思いました。
谷村史子氏は、昔から知っていましたが、いつのまにやら少女漫画のカリスマの一人に成長している模様ですね。
淡々としておしつけがましくない絵がほんと好きです。
■『ミリオンロード』(あいかわももこ)
「いろいろありがとう」というメモを残していった久世に、もうだめなのではないかと感じるのぞみ。
しかし、過去を振り返ることはせず、前向きに歩こうとする。
「ゼロからスタートしたい」という翠の言葉にも触発され、マイナスに転じていた株をすべて売り払い、仕事でも新しい企画にチャレンジしようとする。
しかし、そんな折に翠の正体を知らせる情報が…?
読んでるうちに一瞬「今回で終わり?」と思っちゃいましたけど、そんなことはありませんでした。
過去にこだわるより未来に目を向けるのぞみの姿が気持ちいい。
恋も株もきっと、そういう気持ちでいた方がうまくいくってもんです。
おそらく、次回が新たな展開の幕開けとなりそうなので、今しばらく見守りたいです。
久世もおそらくどこかで現れそうだし。
以上、今回はこんな感じでした。
次回、『本屋の森のあかり』が再開予定です。お楽しみに!





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