漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
・ 雑記 / コラム

ネットオークションは便利である。

街へ遊びに出ていても、ハッと気づくと新刊を持ってどこぞの書店のレジの前に立っているAKAEだが、ネットをしていればしていたで、古本サイトめぐりをすることも多い。しかしピンポイントで欲しいコミックスを探そうと思ったら、ネットオークションのチェックは欠かせない。

今回はそんなネットオークションの話…ではなくて、ネットオークションで大量買いをしてホクホクしているところに届いた、某ヤフオク(全然伏せ字じゃありませんがな)のニュースレターから始まるお話である。

 

さて、昔欲しくてもお金がなかったり、後回しにしていて店頭から消えたコミックスの数々をオークションで手に入れ、出品者からのメールを待っていたAKAE。いそいそとメールチェックをすると、某ヤフオク(だから伏せ字じゃないとゆーに)から「官公庁オークション」のお知らせメールを発見した。
(発見という表現がおかしいと思われるむきもありましょうが、メールをすぐ受信するのではなくて、サーバ内に読みにいって、必要な分だけ受信しているので。)

「官公庁オークション」…といって、皆様、何を思い浮かべるだろうか。

やはり「土地・建物」「貴金属類」「事務用品」あたりが競り売りされていると考えるのが妥当だろう。というのも、某ヤフオク(…)が請負っているとはいえ、もともと税金の滞納処分で差し押さえた財産を、インターネットを通じて公売にかけるのが「官公庁オークション」だからだ。
(もっとも最近では「インターネット公売」の他に「公有財産売却」もおこなっている。県などの自治体の所有する土地なんかもオークションにかけられるのだ、って、これは閑話休題。)

で、ちょっと気になったため「官公庁オークション」ページに飛んでみた。

やはり「土地・建物」にけっこうな項目を割いてはいるが、思ったより「貴金属類」が少ない。そして、普通のオークションっぽいカテゴリが多かった。 そしてそのなかに、「コミック、アニメグッズ」という項目を発見した…。

興味を惹かれて物件一覧を見てみる。
「仮面ライダー電王ベルト」「クローズ&WORSTフィギュア」「昭和特撮ヒーローグッズ(仮面ライダースーパー1)」「コミック サラリーマン金太郎(13〜30巻)」「陸軍中野予備校  コミックセット」…やはりコミックスが多いようだ。そして同じ自治体から出ている品がけっこうある。これは同じ人から差し押さえられたのであろうか。
いちばんたくさん売られていた自治体の物件を並べると、こんな感じだ。

————————————————————
・遊撃宇宙船艦ナデシコ 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・アセンブラ・ゼロエックス Assembler0X 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・コンパイラ Compiler 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・県立地球防衛軍 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・陸軍中野予備校 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・頑丈人間スパルタカス 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・究極超人あーる 【コミックセット】ゆうき まさみ (著)
・CYBORG じいちゃんG 【コミックセット】 土方 茂 (著)
・D・N・A2 【コミックセット】桂 正和 (著)
・変 [HEN] 【コミックセット】 奥 浩哉 (著)
・TVシリーズ 北斗の拳 Vol.1・Vol.2【DVD】
・東京BABYLON 【コミックセット】CLAMP (著)
・飢餓一族【コミックス】高河 ゆん (著)
・ハート・ボイルドパパ 【コミックセット】山口 譲司 (著)
・マーシー (上下巻) 【コミック】 砂倉 そーいち (著)
・奴の名はMARIA 【コミック】 道元 むねのり (著)
————————————————————

って、これ、
30〜40代・おたく歴20年・きっとコミケにも行っていた人
の本棚ではないか!
今年風にいうとアラフォー世代?まあ、男子か女子かまではわかりませんが。(どっちも持っていそうですがな、このチョイス。)ていうか、いくつか持ってる本が被っていますよ、ええ!

そうか、そういう人が差し押さえを受けたのか…。

税金、払えなかったのか…。

最近のコミックスがないってことは、青春の思い出にと、これだけ残してあったのかもしれないのか…。

でもそれ、有無を言わさず取りあげられちゃったのか…。

って、

うわーーーーー、胸、胸が痛いですよ!

(単なる妄想なのに!w)

 

少なくとも「税金払えず」「部屋にあったコミックスは差し押さえられ」「売っ払われてしまう」の3点は事実なわけで。
その人が、またこれらを手元におけるような日が来るのだろうかと考えると、年の瀬を前に、彼(か彼女)の暮らしが何とも切なく思えてくるわけで。

いえいえ、本人に責のある滞納なのか、倒産やらリストラでやむを得ずなのかは、わかりませんよ。しかし寒空の下、同趣味の人間の没落(?)を見るのは哀しい…心が寒い…

…なんて感情移入していたら、

めちゃめちゃ買いにくくなりましたよ

「官公庁オークション」(笑)

 

冷静に考えればね、売り上げ金は滞納した分の税金になるわけだから、少なくともその点においては滞納者の役に立ってはいる。だから、アホな感情移入をする必要などないんですけどね。まあついつい負のスパイラルに身をまかせてしまったと申しましょうかw

景気の悪い昨今の社会事情では、すぐにとはいかないかもしれませんが、なんとか暮らし向きがよくなって欲しいものです。そう、滞納者が手元を離れた本を買い戻せるほどには。

そして絶版本も多いようですから、買い戻すときには、

ぜひネットオークションか古本サイトで!

 

うまく最初につながったところで、本日これまで。
おあとがよろしいようで…。

 

【公式サイト】
Yahoo!オークション「官公庁オークション」

【参考サイト】
asahi.com「大名の婚礼道具・古酒…官公庁ネット公売、珍品続々」

 

 
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どうも、rinxです。
今月で創刊1周年を迎えたジャンプスクエアが依然好調のようですね。前身の「月刊少年ジャンプ」を引き継ぎつつ実力派の漫画家をズラリと揃え、『CLAYMORE』『ロザリオとバンパイア』『紅』などアニメ化漫画も多数。2009年には許斐剛自身の手による『テニスの王子様』続編スタートが決定していたり、この先も期待できます。

さて今回はそんなジャンプスクエア作家陣の一人、かずはじめの連載デビュー作『MIND ASSASSIN(マインドアサシン)』をレビューしたいと思います。

Mind assassin (1) (集英社文庫―コミック版)

■あらすじ
第二次大戦中、ナチスドイツによって作られた能力者「MIND ASSASSIN」。触れるだけで相手の記憶や人格を破壊する恐るべき能力は、日本で開業医を営む奥森かずいにも受け継がれていた。かずいは医師としてさまざまな苦悩を持つ人々と触れあい、ある時は耐え難い記憶の消去、またある時は許されざる悪意に対し“暗殺者”の力をもって向き合う――。
単なる精神の癒やし(ヒーリング)にとどまらず、消去や破壊といった領域まで踏み込んだ異色の人間ドラマ作品である。

■作品テーマ
ほぼ全編に渡り、悲しみと葛藤、そして「消せない過去」に対する贖罪。そんな重厚なテーマに満ちた作品です。
主人公であるかずいは、MIND ASSASSINの能力をコントロールしながら使うことで、数多くの過去に縛られた患者に今を生きるための力を与えていました。毒として生み出された暗殺者の力を人のために役立てようとしていたわけです。
しかし悲しいかな、すべてがハッピーエンドで終わらないところが本作の特徴的なカラー。いくら記憶を消去しても彼らは過去から逃げることがかなわず、その多くの場合が悲劇的な結末を迎えます。

では救いはないのか? いえ、救いはあります。
忘れることで幸せを取り戻した「つもり」の患者は、本来の姿ではありません。たとえどんなに辛い記憶であっても、それに対して向かい合うことは非常に価値のあることであり、どんなときでも過去を切り捨てる行為は果たして正しいのか? それを読者へあらためて考えさせるメッセージ性が感じられます。

後半は別の暗殺能力者と対決するなど、ジャンプの悪癖である「バトルもの」に転じた部分も見られましたが、その作品に込められたメッセージすべてが否定されるほどのものではないでしょう。

■印象的なエピソード
淡々としながらどこか殺伐としたストーリーの中で、誰も死ぬことのない(そして個人的に大好きな)エピソードはマッチ箱の話。ネット上でも検索すればすぐ出てくるのですが、さまざまな読者に衝撃を与えた回であることは明らかでしょう。

夫の素行の悪さに悩み、かずいに依頼して精神を破壊させた妻が、幸せだったときの何気ない日常だった音が目覚めさせる。……あらすじはこんな感じです。
このレビューを書いてて頭に浮かんだのが、中川翔子の歌う『Happily ever after』という曲。TVアニメ『天元突破グレンラガン』の挿入歌といえば知る人ぞ知る名曲ですが、いやBGMとしてかけたら本当に泣けるくらいのベストマッチっぷりです。
歌詞の一部じゃありませんが“幸せはいつだって失ってはじめてわかる”という当たり前のことに気づいた夫の、必死な行動は妻には届かなかった。でも、妻は夫のことが嫌いなわけではなく、嫌いになったわけでもなかったにもかかわらず、なかなか目覚めませんでした。

最後に妻を目覚めさせたのは小さな音――夫が必死に妻にかっこつけようとしてやっていた仕草「マッチ箱を振る」。たったそれだけのことが彼女を目覚めさせたのです。
未読の人には何のことかわからないかもしれませんが、それは二人にとって非常に大事な過去を象徴したものであり、MIND ASSASSINの力をもってしても消去できなかったもの。
その展開、構成の見事さに当時学生だった私は鳥肌を立たせたのを覚えています。

■漫画家・かずはじめの評価
ヘヴィなストーリーと人間関係、ヒトの負の感情にまで向き合った本作ですが、絵はかなり独特で、意外にも正直『真っ白』です。メジャー作品でたとえるなら、『修羅の門』の川原正敏とかあんな感じ。あまりに白すぎて、逆に新鮮ですらあります。当時の作者に細かく描き込みする余裕(と経験)がなかったのでは、と見ることもできますが、これはあくまで一面的な解釈。川原正敏の画風と同じように“何もない空間に何かが満たされている”ような感覚は、個人的に読んでいてけっこう好きでした。

今では作者のかずはじめ氏も週刊少年ジャンプ連載だった『明稜帝 梧桐勢十郎』『鴉MAN』『神奈川磯南風天組』を経過して、ジャンプスクエアで『Luck Stealer』を連載中。特殊な能力を持った主人公設定、守るべき立場にある弱い者から逆に救いを与えられている構図など、現在の連載作は『MIND ASSASSIN』に通じるものを感じます。

ちなみに弟子の中には『テニスの王子様』で有名な許斐剛もおり、2009年からは彼もジャンプスクエアへ移籍が決まっています。こうして長い時を経て師弟が競演するわけですから楽しみで仕方ありません。

個人的には『Luck Stealer』は『MIND ASSASSIN』の時に比べて少し評価が落ちますが、デビュー作にして最高傑作である『MIND ASSASSIN』と比較すること自体が野暮というもの。あの完成度が神懸りすぎていたとしか言いようがありません。

さて結局のところ本作は明確に完結しておらず、私たち読者はかずいたちの終幕を知ることはできません。ですが以前に読んだ書籍で、作者は「『MIND ASSASSIN』は最も素で描ける作品。逆に言えばそれに甘んじていては殻を破れないのでいろんな作品を描いていきたい。いつか『MIND ASSASSIN』は完結します」と語っていました。昔からのファンとしては本作の復活を、切に希望しています。

■作品データ 『MIND ASSASSIN』
・作者  :かずはじめ
・出版社 :集英社
・刊行状況:全5巻(集英社文庫は全3巻)

■評点 - 『MIND ASSASSIN』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★
総合評価:★★★★

 

 
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あなたはもう行きましたか?
え? どこへって? コンビニのセブン-イレブンですよ!

11月7日より、セブン-イレブン各店にて「週刊少年サンデー・週刊少年マガジン創刊50周年記念セブン-イレブンフェア」が始まったのです。700円の購入ごとにもらえるスピードくじに当選すると、お店で販売している商品やサンデー・マガジン50周年記念の限定商品がもらえます。当選者の総計はなんと2400万名!

また、応募券を集めるとマガジン・サンデー両誌の人気作家の直筆サイン色紙などの豪華賞品がもらえるのです。ファンなら見逃す手はありません!

それだけではなく、店舗に設けられた特設コーナーでは
うる星やつら当たりくじ」や、人気作品のコラボ菓子など限定商品が販売されているのです。

気になるその一例は…

・マガジン・サンデー作品のイラストつきチロルチョコ
・『釣りキチ三平』『も~れつア太郎』よっちゃんイカ
・『うる星やつら』電撃パチパチキャンディー
・『あしたのジョー』特製イラスト缶入りグリコ
 など、遊び心たっぷりのラインナップ。
『バリバリ伝説』せんべいなんてのもあって、こちらは個包装に速度メーターがプリントされているという芸の細かさ。

他にも…

『釣りキチ三平』おっとっと(魚つながりですね・笑)

『タッチ』不二屋ハートチョコレートなど。

『タッチ』チョコはシール入りで、個包装には思い出の名場面がプリントされています。
蓋を開けたら目に飛びこんできたのがあの名場面。
リアルタイムで読んだあの頃の思い出が脳裏を走馬灯のようによみがえって…って別に生死の境をさまよっているわけではありませんがちょっとうるうるしちゃいました。

ご紹介した商品はほんの一部。ラインナップはこちらをご覧ください。

くじに当たっても外れても楽しいキャンペーン。さあセブン-イレブンに急げ!

【関連URL】
少年サンデー・少年マガジン創刊50周年記念公式サイト
セブン-イレブン公式サイト「少年サンデー・少年マガジン50周年記念 セブン-イレブンフェア」
セブン-イレブンネット 限定デザインTシャツ

 

 
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東京・上野の国立科学博物館で開催中の特別展
菌類のふしぎ」展を見学してきました。

自然界や私たちの身の回りに溢れているカビやキノコ、酵母や細菌などの微生物について、イブニングで連載中のまんが『もやしもん』のキャラクターを使って解説するという企画。

「菌たちが上野の森をかもします!」のコピーの通り、会場内はオリゼーをはじめとした菌類のフィギュアが大増殖

随所に溢れている(本当に溢れかえっている)オリゼーとかセレビシエとかのフィギュアに目を奪われて、肝腎の解説がかすむ勢い。ずらっと並んだキノコの標本は圧巻でした。

ディスプレイ全体は段ボールを使用し、統一感があってキレイでした。
個人的に気に入ったのは「キノコ型土器」(本当にキノコの形。土器というか子供のねんど細工みたい)と「ニオウシメジ」というキノコの実物大模型。
ニオウシメジはその名のとおりシメジタケに似たキノコ。
ただし大きさはシメジとは比べ物にならないほど大きくて、50~60センチくらいの大きさに育つそうです。

また「光るキノコ」として有名な「ヤコウタケ」の実物も展示されています。淡い蛍光グリーンが幻想的でキレイ。こちらも必見です。

また、原作者の石川雅之氏が即興で描いたという落描きも展示のそこかしこにあるのでそれを探すのもまた一趣かと。第2会場では『もやしもん』原画展もやってます。

私が行ったのは平日の午後。それでもそこそこの人出でしたから、休日は混雑が予想されます。
毎週金曜日の18:00からは学芸員によるガイドもあるそうなので、仕事帰り・アキバ帰り(え!?)に都合がつく方はぜひ足を運んでみてください。展示が一層楽しめること請けあいです。詳細は前述のURLで確認してくださいね。

ここまでやるなら音声ガイドもアニメ版で菌を演じている声優さんを起用して欲しかったところ。
あっ、でもアニメってフジテレビ枠だっけ! (協賛はTBSだった)

 

 
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秋です! 実りの季節です!
というわけで、先日ご紹介したJAうごの「秋田県産 あきたこまち」ついにキタ~~~~~!!!

ってむっちゃ私的な話題でスミマセン;
西又葵さんのイラストはすでに各所で目にしていましたが、実物を見るとやはりその存在感に圧倒されます。
店頭にずらっと並んでるところが見たかった!

さっそくいただいたお米はさすが新米。さすがあきたこまち。一粒一粒が光ってます。噛めば噛むほど甘みが増すおいしさです。瑞穂の国に生まれてよかった~v

注文が殺到したため、JA羽後ではしばらく受注を停止していましたが、現在は受付を再開しています。
ただし早期注文特典であるクリアファイルは目下在庫切れ。現在増産中だそうです。現時点での発注再開は28日を予定しているとのこと。
特典つき販売の締め切り日は10月31日ですので、気長に待ちましょう。

こちらは特典のクリアファイル。

こちらは特典のクリアファイル。

ただし、クリアファイルほしさに欲ばって一度に大量に買ってしまうと味や品質が落ちてしまうのでご注意を。
お米も生鮮食品ですので、一ヶ月に食べきれる量が目安です。

改めてJAうごのURLを貼りつけておきますね。
http://www.ja-ugo.jp/

そして秋葉原ではそのものズバリ「萌え米」というお米が販売中。
「もえ」「めばえ」というキャラクターをプリントした、こちらは300グラムのパッケージ。
「秋田県大潟村産あきたこまちの一等米を無洗米加工」というから品質も一級。無洗米なので環境にもやさしいお米です。(このあたりも単身者を意識したのか…?)

こちらも新米の受注が開始されましたので、下記のURLで確認してください。
http://moemai.com/

食欲の秋、日本人の魂・お米を食べましょう! おいしいおかずも一緒にね!
さ~私も腕によりをかけておいしいお料理を作るぞ!

 

 
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YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2008年 11月号 [雑誌]

圧倒的な描写力と名ゼリフの数々で人気を博してきた吸血鬼バトル漫画『ヘルシング』が、昨日発売のヤングキングアワーズにて最終話を迎えた。1997年の連載スタートから10年以上。終盤になるほど休載や減ページが増えて読者を(別の意味でも)ハラハラさせたものだが、終わってみれば大団円。古くからのファンにとっては感無量である。

というわけで、本日は発売中のアワーズ11月号から『ヘルシング』完結回のダイジェストおよび関連ネタをご紹介。ラスト部分のネタバレは選択反転としているが、それ以外にも全編が壮絶なネタバレなので注意されたい。

 小便はすませたか?
 神様にお祈りは?
 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?

……では、『HELLSING』最終話ネタバレの開始です。

 

■ ラスト手前までの主要キャラ 生死状況おさらい
【生存】
・ヘルシング機関 … インテグラ、セラス
・イスカリオテ … ハインケル
・最後の大隊 … 生存者なし

【死亡】
・ヘルシング機関 … ウォルター、ワイルドギース隊、アーカード(消滅?)ほか
・イスカリオテ … アンデルセン、マクスウェル、由美江ほか
・最後の大隊 … 少佐、ドク、ヴェアヴォルフほか

――このように、あれほど多かった個性的なキャラたちは大半が死亡。テレビ版ゼータガンダムを思い起こさせるような“皆殺し”ぶりである。とはいえ一部を除いて犬死は皆無に等しく、みな必死に戦い抜いての最期であった。なお、アーカードを事実上倒した(封じた)殊勲者・シュレディンガー准尉だけは未だ生死が分からない。単に見落としただけかもしれないが。

■ 最終話ダイジェスト
最終話は「最後の大隊(ミレニアム)」によるロンドン崩壊から一気に30年後の未来、2030年のロンドンが舞台。老いたインテグラがペンウッド卿の孫に剣の稽古をつけ、傍らでは若い姿のまま変わらないセラスが控えている。どうやらロンドンは以前の姿に戻ったらしく、ヘルシング機関の建物も修復されている様子だ。ペンウッド卿はインテグラから新装備の予算をたかられ、孫の代になっても力関係が変わっていないことが伺える。セラスはといえば姿こそ昔のままだが、当主であるインテグラをジョークでおちょくるなど、30年の時を経てふてぶてしくなっている。アーカードの不遜さ、ウォルターの忠誠という両方をうまく受け継いでいるのだろう。

そこにヴァチカンから来た13課、イスカリオテの面々が登場する。現在のトップは死亡したマクスウェルに代わり、間久部(まくべ)という男。本編のどのあたりに出てきていたか記憶にないのだが、同作者による『進め!聖学電脳研究部』には同姓のキャラがいた。そっちからの出張であろうか。30年前の前線メンバーで数少ない生き残り・ハインケルはあいかわらず健在。かつてヴェアヴォルフの大尉に撃ち抜かれた傷はそのまま、顔に布のようなモノを巻いて禍々しさが135%アップしている。人間のくせにまったく年をとっていないような外見が不気味だ。立ち去り際にはハインケルとセラスが、不敵な笑みを交わすシーンもある。互いに組織を守護する“力”としてライバル意識が芽生えているのか。

ひとしきりドタバタが終わった後に、セラスはアーカードの帰還をほのめかすようなセリフを吐く。だが30年間ずっと同じことを言われ続けてきたインテグラはさほど気にも留めず、ベッドに入って就寝した――。

(↓ 以下、ラスト8ページの反転ネタバレ)
・アーカード、深夜に地下(?)の棺桶から復活。
・血を吸うためにインテグラのベッドに近づく。
・気配に気づいたインテグラは威嚇なしの全力射撃。
・銃声を聞き飛び込んできたセラス。もちろん重火器で完全武装。
・連載11年にして、ついにセラスのパ○チラ解禁(つーかパ○モロ)。
・アーカードは不在だった30年間、ずっと“自分の中で自分の命を殺し続けてきた”と語る。
・主と従僕が30年ぶりに再会の挨拶をかわす。
・インテグラが自分の血をアーカードへ与える場面でエンディング。

(↑ 反転ネタバレ ここまで)

■ 最終回を読み終えてみて
いやー、まじめな戦闘は実質先月号で終了しており、今号は丸ごとエピローグ編だった印象。いきなり「2030年」とか書かれてビックリした。まあ30年経ってもキャラの根本は変わっていないようで。老いてますます美しくなったインテグラには、いっそう惚れ直した。「私が死んだらヘルシング機関も終わる」との発言から、ずっと独身だったことが伺える。エピローグ中では過去に死んだ人物の話がほとんど出ておらず、先々代のペンウッド卿がジョークの種に使われたり、インテグラがウォルターを思い出して落ち込んだ程度。30年という歳月が死者の思い出を過去に追いやり、それぞれ今を生きている様子が伝わってくる。

少佐をはじめラスボス格の敵たちがアッサリ死に過ぎた点は微妙だったが、作品全体として見たら大した問題じゃない。あれほどスケールが大きい世界観と凄絶バトルシーンを、ここまで全霊で描ききった平野耕太先生に敬意を表したい。

さてアワーズ巻末の作者コメント欄、さすがに最終回くらいはマジメにあいさつしてるだろう――と思いきや「ペイリン副大統領候補で勃ちました」。あんたって人はァー!(CV: 鈴村健一)

■ 平野耕太の新作およびOVA『ヘルシング(HELLSING)』情報
アワーズ11月号の告知によると、平野耕太の新作は早くも年明けからスタート予定とのこと。今月掲載の最終話が収録された単行本10巻も年内には登場するそうだ。ラスト付近で連載ペースが遅かったのは、どうも単行本作業とか新作のプロット作りなどを前倒しでやっていたからじゃないか……と思えてくる。

なお、同じく11月号ではOVA版『ヘルシング』もカラーページで告知されていた。待望の第5巻は10月24日発売→11月発売に延期された模様。いよいよ最後の大隊によるロンドン急襲が開始され、これ以後ラストまで続く惨劇が幕を開けることになる注目の回だ。ハインケルと由美江の初セリフも聞けるらしい。前巻に引き続き少佐の演説(その2)も収録されているなど見どころたっぷり。

原作漫画やテレビ版を知るファンからも“尋常じゃないハイクオリティ”と評されるOVAは、これからますます注目である。

■ おまけ漫画も載ってたよママン
今月号のアワーズは、これだけじゃない。なんと「作者は秘密どう見ても六道神士だろ」としながら『HELLSING完結記念スペシャル寄稿まんが』が十数ページにわたって掲載されているのだ! 平野耕太(ここでは♀)と編集者の微笑ましいやりとりにカモフラージュされ、これでもかと言わんばかりにヤバいネタの応酬となっている。間違いなく単行本には収録されないはずなので、手元に残しておきたい人はアワーズを購入しておこう。ええ、もちろん私は買いましたともさ。

 

 
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ガラスの仮面 1 (1) (花とゆめCOMICS)  ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)

エアコンの室外機からの出火が原因で、甲府市内のレストラン「クレプスキュール」の建物が全焼したとして、マンガ家・美内すずえ夫妻らが25日付で、製造元のダイキン工業(大阪市)に約3億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

【ニュースソース】
gooニュース「エアコン原因で全焼と提訴 漫画家夫婦らがダイキン工業に」
夕刊フジ「「ガラスの仮面」美内すずえさん、3億円の損賠提訴」
毎日新聞 地方版「甲府・レストラン火災:3億円の賠償求め提訴 男性経営者、ダイキン工業に /山梨」

 

■火災と訴訟について

問題の火災は2005年3月、甲府市山宮町のレストラン「クレプスキュール」から火が出て、木造3階建ての店舗が全焼したもの。
当時の甲府署の発表などによると、火事は2005年3月30日午後6時35分ごろに発生。木造3階建て店舗約200平方メートルを全焼した。さらに周辺の山林にまで燃え広がり、北東側の山林約8000平方メートルを延焼。約9時間かかって鎮火したものの、付近の住民5世帯が自主避難するなど、大規模火災となった。

YBS山梨放送ホームページのニュースアップによると、「出火当時、レストランは定休日だったが、店内で雑誌の取材を受けていた経営者らが、建物東側に設置されていたエアコンの室外機付近から燃え上がったのを目撃していた。」とのこと。

また訴状によると、レストランにはダイキン製のエアコン9台を設置していた。出火当日午後6時半ごろ、エアコンの運転を止めた直後に付近住民が、室外機が置かれていた建物外の階段踊り場下あたりから火が出ているのに気づいた。経営者らが消火器で消火にあたったが、間に合わず周囲に燃え広がったということだ。

訴えをうけたダイキン側は「訴状が届いていないので現段階ではコメントできないが、警察の調べではエアコンが出火元とはいえないと聞いた」としている。実際、甲府署は当時、燃え残った室外機を回収して調べたが、損傷が激しすぎて詳しい原因は分からなかった。

美内夫妻側の代理人弁護士は、「周辺に火元となるような物はなく、室外機や周辺の損傷が激しかったため、出火元は室外機と言える。メーカーは製造物責任法や民法に基づき、損害を賠償する責任がある」として、製造者としてのダイキンの責任を追及する構え。

 

■ダイキンの製品事故に関して

ダイキン工業株式会社製のエアコン室外機は出火や発煙などの重大製品事故を起こしたことがあり、製品の不具合による出火として無料点検、修理をおこなっている製品もある。なお、この火災の原因とされた室外機と型番が同じかどうかは不明だ。

ダイキン工業株式会社(サイト) 重大製品事故のお知らせ
東京消防庁(サイト) 製品からの出火事例
大阪市(サイト) 大阪消防局 製品事故事例

 

■カフェ・ド・クレプスキュール

山梨の「クレプスキュール(カフェ・ド・クレプスキュール)」といえば、富士山を見渡す絶景ポイントにあり、夜景も美しいカフェ&レストラン。甲府のひそかな人気スポットで、絶品チョコレートケーキや自家焙煎のコーヒー、あるいは豪華なフレンチのコースが楽しめる。どちらかといえば、特別な日に誰かとともに訪れたいスペシャルな場所。ここでの食事の思い出を大切にしている夫婦やカップルも多い。

2005年の火災から提訴までこれだけ時間がかかったのも、楽しみにしているお客様のためにカフェ&レストランを立て直すことが先だと、経営者が考えたためであろう。もともと別荘地を探していて見つけた土地があまりにも美しく、多くの人に見てもらいたいと願って建てたお店だったのだ。

カフェ・ド・クレプスキュール(サイト)

 

■美内すずえファンの声

この訴訟のニュースが流れると、美内すずえファンの間では、せっかく連載が再開された『ガラスの仮面』の今後を危ぶむ声があがっている。
しかし、美内すずえだって40年以上マンガにたずさわってきたプロなのだ。ここまで高まったファンの期待をむげにすることはないと信じている。

現在『ガラスの仮面』が集中連載されている「別冊花とゆめ」は、次号11月号に「ガラスの仮面」トリビュート・ショートとして久米田康治をゲストにむかえる。これは、第1弾・9月号のイチハ、立野真琴、宇野亜由美、第2弾・10月号の絵夢羅、魔夜峰央に続いて第3弾。『ガラかめ』がいかに多くのマンガ家の心をとらえていたかがわかると同時に、これだけのマンガ家に支えられて現在の『ガラスの仮面』が存在するとも言えるだろう。

別冊 花とゆめ 2008年 09月号 [雑誌] 別冊 花とゆめ 2008年 10月号 [雑誌] 別冊 花とゆめ 2008年 11月号 [雑誌]

大切なレストランの訴訟は訴訟として、

みんなが待つ『ガラスの仮面』をとぎれなく

描き続けて欲しい。

これが第1巻のラーメン屋の手伝い時代からマヤたちを追っかけてきたファンの、いつわらざる気持ちである。

 

【関連サイト】
カフェ・ド・クレプスキュール(サイト)
美内すずえオフィシャルサイト「オリーブの葉っぱ」
白泉社『別冊花とゆめ』公式サイト
白泉社公式サイト

 

 
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問題続きでなにかと話題が絶えない日本の国技・大相撲。

こんな時にこの漫画のことをとりあげていいのかなと思いつつ、
でも、こんな時だからこそ、もう一度読んでみるのも面白いんじゃないかと思い、
紹介させていただくことにしました。

ああ播磨灘 (1) (講談社漫画文庫)

相撲漫画といえば、『のたり松太郎』(ちばてつや/小学館)か、この作品といえるのではないでしょうか。

かつてアニメ化されたこともある『ああ播磨灘(さだやす圭/講談社)』です。
なお、正式タイトルは『読むと強くなる横綱漫画 ああ播磨灘』

~あらすじ~

大相撲9月場所 新横綱・播磨灘は仮面をかぶっての前代未聞の土俵入りをおこなう。
さらには、この先、一度でも負けたならその場で引退すると宣言。
相撲界のしきたりも風習も、横綱の品格もどうでもいい。
横綱に必要なのは強さ・そして勝つこと。
破天荒な横綱・播磨灘の相撲協会、親方衆、
そして全幕内力士を敵に回した土俵での戦いが始まった…

~見どころ~

1992年にはアニメ化もされたこの作品。
とにかく主人公・播磨灘の破天荒ぶりが半端ではない。
仮面をつけての土俵入りなんぞは序の口。
(しかも毎回同じ仮面じゃないんだよ、これ)
ころがした力士に暴言を浴びせたり、またいだり。

しかし…それでも播磨灘から誰もが目をはなせない。
なぜなら、彼が誰よりも強い横綱だから。

作品における播磨灘の相撲の勝ちっぷりはまさに横綱相撲。

傲慢で強引でクリーンファイトとはいいがたいその土俵での姿でありますが、
しかし、完膚なきまでに相手を土俵にたたきつけるその姿は、
なぜかある種の爽快感がある。

そう、やっぱり相撲はこうであってほしいのだ。
強い横綱が格下の力士を土俵に転がす。
これこそが、昔から大衆娯楽として、日本の伝統格闘技としての相撲の在り方じゃないかと思う。
そう考えれば、決して無視できない何かがこの作品にはあるような気がします。

当時は兄弟力士、貴花田・若花田(後の貴乃花・若乃花)の若貴兄弟が人気を集め、
大相撲のブームの真っただ中で、大相撲を扱った漫画もそれなりにあったはず。
実はその頃から、私も相撲が好きで、時々相撲雑誌を読んでいたりもしていたんですが、
当時、相撲好きとして知られるデーモン小暮閣下が某相撲雑誌の連載の中で、この作品について、
最近の相撲漫画の中では、しきたりや取組などの描写がしっかりしている」的なコメントをされていたのを記憶しています。

実際、作品中では、播磨灘という横綱は非常に破天荒ですが、土俵の取り組みそのものはすごくリアルに描かれているので、いわゆる格闘漫画としてだけ見ても、十分見応えがあることを保証します。

さまざまな問題で揺れ動いている大相撲。
相撲が本当にあるべき姿とは、どういうものなのか?
今だからこそ、「ああ播磨灘」を読み返してみたら、その答えが見えてくるかも…?

 
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こんにちは、もう9月も半ばというのに、まだ夏気分が抜けないaiです。

NANA 20 (20) (りぼんマスコットコミックス クッキー)

さて、話題の新刊レビュー。
9月12日発売の『NANA』(矢沢あい 集英社 「Cookie」連載)第20巻です。

※この先、内容に関するネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

◆ 20巻のあらすじ

蓮とは音信普通のままに忙しい日々をおくるナナの誕生日が近づきます。

薬を断ち切ることができず、トラップネスト脱退を考えるまでに追い詰められている蓮。
そんな蓮を見たレイラは、「蓮を休ませてあげてほしい」という、メモを残して失踪してしまいます。

ナナの誕生日、ハチは大阪にいるナナに会いにいこうと考えますが、
レイラ失踪でうちひしがれるタクミを気づかって、結局大阪行きを断念。
ハチが自分よりもタクミを優先することを頭では理解していても、受けいられないナナは
より追い詰められて…
そして、付き人・木下のとりはからいでナナに会うために大阪へ車で向かっていた蓮は
レイラの居場所をつきとめ、ナナに会う前にまず彼女を連れ戻しに行こうとしますが…?

※この作品は、展開と人間関係がかなり複雑にもつれているところがあり、
まとめるのは非常に難しいのですが、20巻の展開はこんな感じです。

◆ aiの私的レビュー

19巻から読んでいて、突っ込みたくてしょうがないのは、もうレイラにつきますね。
結局のところ、タクミとシンのどっちが好きなんだよと。
タクミに対しては未練ありありで全然断ち切れていないけれど、
一方でシンのことを気にかけたり、シンからのメールに涙したり。
本人悪気はないのはわかりますが、ちょっと、自分の気持ちに流されすぎですね、この子。
蓮に対しても、恋人でもないのに踏み込みすぎているところがあるし。
確かにお姫様タイプという感じがします。
安易に愛情をふりまくことが、時に残酷だということがわかっていない。
失踪についても、本人は蓮も休めるだろうと思ってのことのようですが、
自分がいきなりいなくなることで、周囲の人たちがどれだけ振り回されているかを
わかっていないし。
同性として、ちょっとこういう自分本位なところが強い女の子はあまり好きになれないですね。
ナナがレイラを嫌うのも、なんとなくわかる気がします。

一方、ナナはナナで、自分の蓮やハチに対する抑えきれない所有欲に
追い詰められ続けています。
だけど、彼女の気持ちはまだわかります。
親にも捨てられ、蓮に出会うまで、ナナはずっと孤独だった。
それだけに、自分を第一に考えてくれる、自分を決して裏切らない存在を
過剰に求めてしまうのだと思います。
だけど、恋人である蓮は違うバンドで別の女性のために曲を書き、
親友であるハチは、タクミと家族になってしまった。

つらくてたまらないと思います。

「これが欲しい!」「これは私のもの!」とわがままに叫ぶのは、
小さい子どもの頃にやっておいた方がいいことですが、
親に捨てられた彼女は、それすらできなかったのかもしれない。
彼女が、愛する者を過剰に独占したい衝動にかられるのは、
小さい頃、自分を100%受け入れてくれる人がいなくて寂しい思いをしていた
ナナの中の大人になりきれないインナーチャイルドが叫んでいるような気がしてなりません。

しかし、そんなレイラやナナとは反対に、
連載当初、自分本位でわがままな女の子だったハチは、
見事に大人の女性へと成長を遂げています。
ナナに対しても、最初のころはまさに忠犬ハチ公のごとく、
見上げてなついている感じだったのに、
いつのまにか「ナナは自分が守る」というスタンスへと変わっている。
タクミが何かしら浮気をしていることをうすうすわかっていても、
過剰に動じることもないし。
だからでしょうか。微妙に浮気もしている夫・タクミにとっても
ハチはかけがえのない存在になっているようです。
今回、タクミの口から、ハチの存在が大切なんだということをあらわす言葉が出てきたのが、
とても嬉しかった。

◆ そして最後に…

『NANA』が当時まだ増刊号だった「Cookie」で初めて掲載されたのは1999年。
つまり、すでに9年近くをかけて連載をしているわけです。
しかし、この作品は話の進み方が非常に遅いのは、読んでる方はご存じですよね。
おそらく、作者は変なところではしょったりせず、ドラマをきっちり描こうとしているためだと思うのですが、それでもときどき、イライラしてしまう方もいたことでしょう。

しかしです。

ここにきて、ついに物語は大きくうねりだします。
20巻のラストは非常に衝撃的でした。

『NANA』はついに佳境へのアクセルを踏み始めてしまったようです。

【関連URL】
NANA online
『NANA』アニメ版公式サイト

 
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