ゲームやラノベ原作が豊富で、幅広いファン層から人気を集める漫画雑誌「コミック電撃大王」が6月からリニューアルされる。価格の値下げ、ページ数増加、連載作品の一部入れ替えなど多くの変更があるようだ。
公式WebサイトのURLも変更され、リニューアル後は3号連続で特別企画が組まれるなど気合いが入っている。ちなみに電撃大王の発行部数(公称)は10万部。このランクの中堅コミック誌は競争が激しいということだろう。
予定されている新連載は『さいたまチェーンソー少女』『WHITE ALBUM』といった、やはり他媒体の原作を扱った漫画が目立つ。好評連載中の『灼眼のシャナ』『図書館戦争』などを合わせ、今後はいっそう“メディアミックス路線”が推進されていくことになる。ラノベに強いメディアワークスらしい戦略といえる。
が、大幅リニューアルのあおりを喰らった作品もあるわけで。
独自のキャラ描写と百合百合しいテイストで個人的にお気に入りな作家・林家志弦が電撃大王を去り、『はやて×ブレード』の掲載誌をウルトラジャンプに移すことになった。これに合わせて電撃コミックの既刊分(8巻まで)が、装丁を変えて集英社から発売される。
作者の公式ブログでは「別に暗い事情などないので心配しないように」とコメントされているものの、全体的に口調はダウナー気味。これまでとは別の出版社、別の編集部、別の担当編集者という環境に投げ込まれる本人の心境はいかばかりか。いくらメディアミックスの後ろ盾がないからといって、この扱いはファンとして納得しかねる部分もある。華やかさの裏に漫画業界のシビアな一面を見た、そんなリニューアルの話であった。
……それはさておき、新生の電撃大王にはもちろん期待している。オススメ漫画は『よつばと』、さらに何といっても原作者大絶賛の『真月譚 月姫』。次号発売の6月27日は、迷わず書店にGOだ!

