漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
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ネットオークションは便利である。

街へ遊びに出ていても、ハッと気づくと新刊を持ってどこぞの書店のレジの前に立っているAKAEだが、ネットをしていればしていたで、古本サイトめぐりをすることも多い。しかしピンポイントで欲しいコミックスを探そうと思ったら、ネットオークションのチェックは欠かせない。

今回はそんなネットオークションの話…ではなくて、ネットオークションで大量買いをしてホクホクしているところに届いた、某ヤフオク(全然伏せ字じゃありませんがな)のニュースレターから始まるお話である。

 

さて、昔欲しくてもお金がなかったり、後回しにしていて店頭から消えたコミックスの数々をオークションで手に入れ、出品者からのメールを待っていたAKAE。いそいそとメールチェックをすると、某ヤフオク(だから伏せ字じゃないとゆーに)から「官公庁オークション」のお知らせメールを発見した。
(発見という表現がおかしいと思われるむきもありましょうが、メールをすぐ受信するのではなくて、サーバ内に読みにいって、必要な分だけ受信しているので。)

「官公庁オークション」…といって、皆様、何を思い浮かべるだろうか。

やはり「土地・建物」「貴金属類」「事務用品」あたりが競り売りされていると考えるのが妥当だろう。というのも、某ヤフオク(…)が請負っているとはいえ、もともと税金の滞納処分で差し押さえた財産を、インターネットを通じて公売にかけるのが「官公庁オークション」だからだ。
(もっとも最近では「インターネット公売」の他に「公有財産売却」もおこなっている。県などの自治体の所有する土地なんかもオークションにかけられるのだ、って、これは閑話休題。)

で、ちょっと気になったため「官公庁オークション」ページに飛んでみた。

やはり「土地・建物」にけっこうな項目を割いてはいるが、思ったより「貴金属類」が少ない。そして、普通のオークションっぽいカテゴリが多かった。 そしてそのなかに、「コミック、アニメグッズ」という項目を発見した…。

興味を惹かれて物件一覧を見てみる。
「仮面ライダー電王ベルト」「クローズ&WORSTフィギュア」「昭和特撮ヒーローグッズ(仮面ライダースーパー1)」「コミック サラリーマン金太郎(13〜30巻)」「陸軍中野予備校  コミックセット」…やはりコミックスが多いようだ。そして同じ自治体から出ている品がけっこうある。これは同じ人から差し押さえられたのであろうか。
いちばんたくさん売られていた自治体の物件を並べると、こんな感じだ。

————————————————————
・遊撃宇宙船艦ナデシコ 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・アセンブラ・ゼロエックス Assembler0X 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・コンパイラ Compiler 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・県立地球防衛軍 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・陸軍中野予備校 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・頑丈人間スパルタカス 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・究極超人あーる 【コミックセット】ゆうき まさみ (著)
・CYBORG じいちゃんG 【コミックセット】 土方 茂 (著)
・D・N・A2 【コミックセット】桂 正和 (著)
・変 [HEN] 【コミックセット】 奥 浩哉 (著)
・TVシリーズ 北斗の拳 Vol.1・Vol.2【DVD】
・東京BABYLON 【コミックセット】CLAMP (著)
・飢餓一族【コミックス】高河 ゆん (著)
・ハート・ボイルドパパ 【コミックセット】山口 譲司 (著)
・マーシー (上下巻) 【コミック】 砂倉 そーいち (著)
・奴の名はMARIA 【コミック】 道元 むねのり (著)
————————————————————

って、これ、
30〜40代・おたく歴20年・きっとコミケにも行っていた人
の本棚ではないか!
今年風にいうとアラフォー世代?まあ、男子か女子かまではわかりませんが。(どっちも持っていそうですがな、このチョイス。)ていうか、いくつか持ってる本が被っていますよ、ええ!

そうか、そういう人が差し押さえを受けたのか…。

税金、払えなかったのか…。

最近のコミックスがないってことは、青春の思い出にと、これだけ残してあったのかもしれないのか…。

でもそれ、有無を言わさず取りあげられちゃったのか…。

って、

うわーーーーー、胸、胸が痛いですよ!

(単なる妄想なのに!w)

 

少なくとも「税金払えず」「部屋にあったコミックスは差し押さえられ」「売っ払われてしまう」の3点は事実なわけで。
その人が、またこれらを手元におけるような日が来るのだろうかと考えると、年の瀬を前に、彼(か彼女)の暮らしが何とも切なく思えてくるわけで。

いえいえ、本人に責のある滞納なのか、倒産やらリストラでやむを得ずなのかは、わかりませんよ。しかし寒空の下、同趣味の人間の没落(?)を見るのは哀しい…心が寒い…

…なんて感情移入していたら、

めちゃめちゃ買いにくくなりましたよ

「官公庁オークション」(笑)

 

冷静に考えればね、売り上げ金は滞納した分の税金になるわけだから、少なくともその点においては滞納者の役に立ってはいる。だから、アホな感情移入をする必要などないんですけどね。まあついつい負のスパイラルに身をまかせてしまったと申しましょうかw

景気の悪い昨今の社会事情では、すぐにとはいかないかもしれませんが、なんとか暮らし向きがよくなって欲しいものです。そう、滞納者が手元を離れた本を買い戻せるほどには。

そして絶版本も多いようですから、買い戻すときには、

ぜひネットオークションか古本サイトで!

 

うまく最初につながったところで、本日これまで。
おあとがよろしいようで…。

 

【公式サイト】
Yahoo!オークション「官公庁オークション」

【参考サイト】
asahi.com「大名の婚礼道具・古酒…官公庁ネット公売、珍品続々」

 

 
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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第50号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

付録1 - 50周年記念の小冊子がエラい豪華な件
今週号のサンデーとマガジンには、創刊50周年のコラボ企画として「サンマガTHE BEST」なる小冊子が付いていた。

表紙_マガジン側   表紙_サンデー側

非売品と書かれている通り、今回の付録でしか手に入らない限定品。大きさは通常のサンデーコミックスと同じだ。「1冊のどちら側もオモテ表紙(ウラ表紙が存在しない)」という特殊な装丁のためページ番号は振られていないが、ざっと手作業で数えたところ130ページを超えていた。さて内容はといえば過去のサンデー・マガジン連載漫画をそれぞれ3作ずつ、計6作品の名場面を詰め込んだ充実のハンディブックに仕上がっている。購入した雑誌によって別パターンが存在するかは定かでないものの、今回購入したサンデーでは以下の6作が収録されていた。

【サンデー側の収録作】
・がんばれ元気
・GU-GUガンモ
・うしおととら

【マガジン側の収録作】
・ミスター味っ子
・カメレオン
・釣りキチ三平

上記の通り、おそらく両誌とも漫画の選定基準は「知名度が高い」「すでに一度は完結している」「作者がいまだ現役である」の3点だろうと思われる。印象的な名勝負や名シーンの掲載回が多く、『GU-GUガンモ』にいたっては最終回が収録されていた。なるほど、こんな終わり方してたんだ……。

今まで未読だった『釣りキチ三平』の魅力に触れられたり、画風が変わる前の寺沢大介(味っ子)を久しぶりに思い出せたり、個人的には大満足の付録だった。これでお値段すえおきなのだから、小学館も太っ腹だなぁ。

付録2 - ナギたんの「すーすーする」描き下ろしトレカ
『ハヤテのごとく!』が連載200回を迎えたこともあって、付録がもう1つ。畑健二郎の描き下ろしによるヒロイン(←たぶん)・三千院ナギのトレーディングカードである。いつになく挑発的なコスチュームで、カード下部には「すーすーする」とのコメント付き。この目をツリあげて不機嫌そうな表情で言ってるところがポイント。まるで釘宮萌えの精神をカタチにしたようなツンっぷりだと思う。

『ハヤテのごとく!』付録トレカ

写真がローアングルからえぐるように撮れているわけだが、決して他意があったわけではない。照明の反射を避ける角度がこれしかなかったんだよ。信じてくれよ、俺たち友達だろ!

なお、このカードは単に集めて鑑賞するだけでなく、コナミの販売する『ハヤテのごとく!』TCG(トレーディングカードゲーム)に使用することが可能。公式サイトはこちら。今回の付録で興味をもった人はチェックしてみるのもいいだろう。

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
さてここからようやくサンデー本誌の連載ダイジェストに入ろう。『ハヤテ』は200回記念ということもあり表紙&巻頭カラーにて華々しく登場。人気投票の第2回も告知され、やる気満々の滑り出しであった。投票用のキャライラストが全員デフォルメ頭身の中、マリアさんだけリアル頭身だったあたりに作為的なものを感じる。……で、肝心の本編はGWを目前に、みんなが海外へ出かけるところを描いたのみ。アメリカチーム、イタリアチーム、ギリシャチームなど行き先はバラけているが、たぶんアクシデントか何かで全員合流するのだろう。もちろん過去回想編に出てきた“あの人”が絡んでくるのは必至で、かつてないドタバタの予感がする。

名探偵コナン (作:青山剛昌)
“口笛の男”による連続殺人編もいよいよ佳境に。前話の段階で予想できた読者は多かったと思うが、やっぱり被害者たちには「麻雀」という共通項があったことが明らかにされる。そこを手がかりに真相へ迫るコナンたち……。次号、早くも解決編である。ちなみに作中ではあっさり流されているが、20年前に「准教授」という肩書き名は存在していない。まあ『ひぐらしのなく頃に』でも凄いオーパーツ(昭和50年代にコスプレ喫茶)が出てきたくらいだし、別にいいんだけども。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
今度の攻略対象ヒロインは異色すぎて、あまり乗り気じゃない桂馬くん。おまけに自分の生き甲斐(ギャルゲー)まで否定され、半ば引きこもりになってしまう。典型的なオタヒッキーの症状ですな。そんな状況で桂馬の眼前に登場したのは、記念すべき連載1回目で攻略ヒロインとして登場した陸上娘・歩美ちゃん。たしか桂馬と関わった時の記憶は消えているのでは?と読者一同が困惑する展開になってきた。次回に向けてハラハラである。あえて意図的にワンパターン化を避け、「攻略できないっぽいヒロイン」「過去のヒロインが再登場」など積極的に新要素を繰り出してくる若木センセイはあっぱれ!

最強!都立あおい坂高校野球部 (作:田中モトユキ)
敵の先発ピッチャー・松江と、あおい坂の誇る四番打者・虎鉄が対決。――かと思いきや、今回は過去の回想シーン。かつて精神的にもろかった松江がいかにして甲子園ピッチャーまで成長してきたか、その過程が語られている。敵将・皆方コーチによって鍛えられた技術、そして深めてきた絆の深さが浮き彫りになった。ホンマ浪花節やねぇ(大阪代表なだけに)。そんなわけで、あお高が優勢に試合を進めてはいるが敵も一筋縄じゃ勝てない相手らしい。乱打戦だった前試合と対照的に、行き詰まる投手戦な試合展開がいい感じのメリハリだ。このへんも見せ方が非常にうまい。

金剛番長 (作:鈴木央)
待ってました!と言わんばかりに金剛番長が復活。襲撃を受けている雷鳴高校へ現れ、マシン番長との再戦に挑む。なぜ心肺停止して生きていたかを敵軍の下っ端が問いかけるが、やっぱり「知ったことかー!」のひと言で片付けられてしまった(しかも全校生徒の合唱で)。たぶん他の四番長が生きていたことも含め、そろそろ次週あたりで理由が語られるのではないだろうか。まあモビルスーツサイズの人間が普通に登場しているこの漫画の場合、さほど根拠がなくても納得してしまいそうなのだが。キャラの生死くらいは。

というわけで、『ハヤテ』200回メモリアルにちなんで「いちばん好きなガンダムは“V2アサルトバスター”」だとか「十代の頃にスタジオジブリの面接を受けた落ちたことがある」とか、畑健二郎のさまざまな個人情報が欄外を飛び交った今週のサンデー情報でした。次号は『史上最強の弟子ケンイチ』が巻頭カラーで登場だ!

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あなたはもう行きましたか?
え? どこへって? コンビニのセブン-イレブンですよ!

11月7日より、セブン-イレブン各店にて「週刊少年サンデー・週刊少年マガジン創刊50周年記念セブン-イレブンフェア」が始まったのです。700円の購入ごとにもらえるスピードくじに当選すると、お店で販売している商品やサンデー・マガジン50周年記念の限定商品がもらえます。当選者の総計はなんと2400万名!

また、応募券を集めるとマガジン・サンデー両誌の人気作家の直筆サイン色紙などの豪華賞品がもらえるのです。ファンなら見逃す手はありません!

それだけではなく、店舗に設けられた特設コーナーでは
うる星やつら当たりくじ」や、人気作品のコラボ菓子など限定商品が販売されているのです。

気になるその一例は…

・マガジン・サンデー作品のイラストつきチロルチョコ
・『釣りキチ三平』『も~れつア太郎』よっちゃんイカ
・『うる星やつら』電撃パチパチキャンディー
・『あしたのジョー』特製イラスト缶入りグリコ
 など、遊び心たっぷりのラインナップ。
『バリバリ伝説』せんべいなんてのもあって、こちらは個包装に速度メーターがプリントされているという芸の細かさ。

他にも…

『釣りキチ三平』おっとっと(魚つながりですね・笑)

『タッチ』不二屋ハートチョコレートなど。

『タッチ』チョコはシール入りで、個包装には思い出の名場面がプリントされています。
蓋を開けたら目に飛びこんできたのがあの名場面。
リアルタイムで読んだあの頃の思い出が脳裏を走馬灯のようによみがえって…って別に生死の境をさまよっているわけではありませんがちょっとうるうるしちゃいました。

ご紹介した商品はほんの一部。ラインナップはこちらをご覧ください。

くじに当たっても外れても楽しいキャンペーン。さあセブン-イレブンに急げ!

【関連URL】
少年サンデー・少年マガジン創刊50周年記念公式サイト
セブン-イレブン公式サイト「少年サンデー・少年マガジン50周年記念 セブン-イレブンフェア」
セブン-イレブンネット 限定デザインTシャツ

 

 
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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第49号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

月光条例 (作:藤田和日郎)
長かったシンデレラ編が終了し、今週は「きき耳ずきん」編を掲載。あまり聞き慣れない童話タイトルだが、作者の創作ではなく実際に伝わる話らしい。頭巾をかぶると動植物の声が聞けるという設定は、なんとなく過去作『うしおととら』に出てきた妖怪・サトリを思い起こさせる。今回は月打(ムーンストライク)によって、きき耳ずきんが現実世界へ出てくる話だ。さっそく目をつけられたのは、ミッション系スクールに通う黒髪のお嬢様。気弱な彼女は必死に町中を逃げ回るわけだが、「オラの嫁っ子」「見つけたああ」と怒濤のストーキングを喰らう。普通に怖いです。まあ最後は必殺の“月光条例”が見事に炸裂するんだが。こうして新シリーズ開幕……と思ったら、次号予告は「ピノキオに条例執行」と書いてあります。展開早っ!

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
今週もまったり進行。深夜の部屋でマリアさんがハヤテに勉強の個人授業。なにやら妄想が膨らむ状況設定であるが、冒頭でマリアさんが(たぶん我々読者に向けて)「亡い女を想うと書いて妄想って読むんですよ」と先手を打ってきやがった。これは至言ですな。実際、さしたる大きな出来事もなく、今後のキーアイテムになるかもしれない「王玉」の伏線が張られた程度。終盤でナギが屋敷へ戻りそうだったので、おそらく来週から新展開なのだろう。というか気がつけば、来週で『ハヤテのごとく』も連載200回ですよお客さん。巻頭カラーで乞うご期待。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
初っぱなの扉ページで単行本2巻&1巻の大重版が告知されている。2巻は「結構刷ったはず」と書かれていたが、やっぱり売り切れ続出だったわけで。どんだけ売れるんだよ。さて本編は今週から新シリーズ。あらゆるジャンルのヒロインを落とし尽くした桂馬君が次に挑むのは……なんと「フツーの少女」。容姿はそれなり、勉強・運動神経・趣味ともども特徴なし。主人公に対してややツンが入っているものの、きわめて個性付けが難しいヒロインだ。なるほど、こう来るとは意外な流れだった。作中で桂馬君が苦悩しているように、なんの変哲もないヒロインは“ギャルゲーのヒロイン”たりえない。長所でも短所でもいいから、適当な出っ張りがなければ攻略の糸口が見えてこないのだ。思わぬところに隠れていた最強クラスの難敵。次号、落とすや、落とさざるや?

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
センターカラー掲載&連載第19話。わりと人気は上がってきているようだ。今週号では新人の三星が異例といえる出世をして、下っ端といえどコックになる。さっそく新しい環境でチョーシに乗る三星に対し、副料理長からはグサリと痛い欠点指摘が。そろそろ苦難フラグの到来かね。それにしてもやはり、安定感あるストーリーなのだがキャラの描き分けは今週も微妙。新キャラとして登場した先輩の千鳥さんだが、金光さんと外見がモロ被り。ただでさえメイン舞台となる厨房はみんなコックコート着用なのである。主人公と副料理長、さらに2人の先輩がそれぞれ似通った造形では読者も判別に困ってしまわないだろうか。そんな苦言を呈しつつ次号へ。

最強!都立あおい坂高校野球部 (作:田中モトユキ)
甲子園もついに準決勝。あお高に対するのは、鈴ねえの手の内を知り尽くした敵将・皆方が率いる淀宮高校。5回まで完璧な投手戦が続くなか、双方の監督はハイレベルな戦術を尽くす。そして1年生エースで勢いに乗って勝ち進むあお高 vs 雑草根性で挑む淀宮。選手たちのプライドがぶつかり合うグラウンド上も非常にアツい! さすがは田中モトユキ。従来的な根性展開に加え、『ワンナウツ』ばりに指揮官同士の読み合いを並行させるなど、まったく読者を飽きさせない。

金剛番長 (作:鈴木央)
マシン番長の襲撃で絶望的な状況に立たされた雷鳴高校。だが居合い番長をはじめ、死んだと思っていた4番長がいきなり復活。生きていた理由について本人たちは「私たち番長の生命力を見誤っていた」とか勝手に解釈しているが、どうもマシン番長に組み込まれた“良心回路”的なモノが登場する伏線ではなかろうか。一方、病院の霊安室で眠り続ける金剛番長のもとへ、剛力番長の執事だったはずの獄牢さんが訪問。なにやら意味深な発言を金剛番長の死体に投げかける。ラスト、我らが金剛番長、ついに目を覚ます! どうでもいいが獄牢さん、「心臓が止まるのと死ぬのは別問題でしょう?」とか平然と言ってのけてます。これで本当に復活するあたり、もう何がなんだか……。ともあれ今週までやられっぱなしだった正義番長軍団、来週から反撃のヨカンだ。「連載50回なのに通常カラー掲載かよ」とか「サブタイトルと話の中身が合ってないじゃん?」とか、そんなツッコミをしてはいけない。マシン番長に心肺機能を止められちゃうわよ☆

どうでもいいが巻末の作者コメント
なにげに毎週楽しいコメントが拝める巻末の質問コーナー。今回読者から寄せられた質問は「カラオケで十八番があれば教えてください」であった。きちんと十八番があったり「その場の空気に合わせて歌います」とか大人な作者がいる反面、「行かないので…」「行っても歌ったことないです…」「カラオケは苦手です…」など、人気作家に限ってネガティブ意見も多かったり。てっきり畑健二郎なんかはカラオケでアニソン三昧だと思っていたが。

というわけで、気がつけば『呪法解禁!!ハイド&クローサー』に最終回フラグっぽいものが立ってるように見えた今週のサンデー情報でした。次号は連載200回記念『ハヤテのごとく!』が巻頭カラー掲載。おまけに描き下ろしの“ナギお嬢様カード”が付属らしいぞ!

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こんにちは、keigoです。

こないだ某ビジネスセミナーで、なぜかお笑い芸人に会いました。
M-1で準決勝まで勝ちあがった実績があるとのことなので、知っている人は知っているんでしょう。

お笑いの人って、どっかしらマニアックなところがありますね。
ツボに入るとめっちゃおもしろい、みたいな。
わかる人の範囲が狭いものほどギャグは面白いっていうのは、やはり的を射たセオリーで。

かってに改蔵 (1) (少年サンデーコミックス)

ということで今日は決して万人受けはしない(?)ギャグ漫画、『かってに改蔵』です。

■あらすじ
ひょんなことから、自分が改造人間になってしまったと勘違いした高校生、勝改蔵。
風刺ネタ、ギャグ、ブラックジョークなどを交えてマニアックなネタを繰り返す。

■みどころ 
個人的に絵柄が好きな作品です。
連載当時の作者のテンション、気持ちの入れ方(惰性な感じなど)がキャラのデッサンによく表れているなあと。
作者の前作である行け!!南国アイスホッケー部と同様、連載期間中に絵柄がどんどん変わっていくのも個人的にツボ。女性キャラには全段ブチ抜きの立ち絵が多用されるなど、連載初期と中期以降ではいい意味で雲泥の差が感じられますね。

最初は「天才塾」をはじめいくつかの設定があるものの、途中から(6巻あたりから?)完全に作者がスルーしているようです。 どんどんキャラクターの性格がラディカルかつエキセントリックになり、さらにネタがマニアックなものが多くなって、読み手の属性を絞りにかかっています。

時事ネタはいま読み返すとよくわからなかったり、何より古くて笑えなかったりと、賞味期限の短さも特徴ですね。このあたりは『幕張』などで知られる木多康昭と共通しています。

ネタのパターンは大体以下の3つ。最初の2つは風化系のネタになります。

・その当時に起きたニュースをネタにする。
・他の作品(漫画に限らずエンタメ全般)をパロディにする。
・日常的な「あるあるネタ」をひたすら掘り下げる。

ネタを包括するストーリー自体については、先にも書いたように「設定忘却」が目立つため説明するのが難しい作品です…(笑)

改蔵は本当の自分を取り戻したかったのか?(そもそも改造人間にはなっていないのだが)
改造人間になった自分を認め、生きる目的を見つけたかった?(ギャグ漫画なのでそれもあやしい)

どう考えてもすっきりしません。
ここはギャグ漫画という基本から、読み手が自由に判断すればいいんじゃないかと。

それと、主人公を囲むキャラクターの濃さも本作の魅力の一つですね。
特に最初の設定から大きく変わってしまった坪内 地丹(つぼうちちたん) 。
改蔵の同級生の、いわゆる「下っ端キャラ」です。
連載初期は真面目で気弱な性格ですが、途中から作者の都合(?)でどんどん壊れていきます(笑)
酒が入って親父な性格になったり、家の中では極度の内弁慶だったり。
中盤からはカルトな擬音「きょきょきょきょきょー!」を得意とし、後半は円形脱毛症になり、たびたびネタ要員として使われるハメに……。

物語をカオスな展開に持っていくとき(もともと整然とはしていませんが…)、作者にとって重宝するキャラだったんじゃないかな。
ほかにもクールで黒い先輩・彩園すず、今風にいえば「ヤンデレ」最前線の名取羽美をはじめ、個性的なキャラという意味では古今東西トップクラスの漫画といえそうです。

一般的にマニアックなネタが濃くなればなるほど、作者読者の距離が縮まり、共通意識が生まれていきます。
その妙な安心感、不思議な刺激によって、長期連載となった作品ですね。
巻末の読者コーナーの盛り上がりは、それを如実に表していると思います。

作品全体のテンションは途中から、作者の自虐っぷりが大変なことに。
有名な他の作家の漫画を鋭い切り口(?)で切り込んだときは「あーこりゃ打ちきりだな」と感じました(笑)
それでもそこからそれなりに続いたことを考えると、読者の支持は大きかったんでしょうね。

毎度バタバタした感じに終わるので、もう少し変化があればよかったなあと思います。
ただ、最終回の締め方は個人的に秀逸。

ネタバレはしませんが、こんな締め方ズルいだろ!と思う反面、こんなふうにするしかないのかな、とも。
当時の2ちゃんでは大議論が巻き起こりました。スレの消費が速かったなあ(笑)

なお、『ハヤテのごとく!』の作者である畑健二郎と師弟関係だったとは(久米田が師匠)知る人ぞ知る話。
本作の第一巻から畑は作画に協力し、いくつかの背景を書いているとか。
アニメ化は弟子に先を越された久米田さんですが、その後、『さよなら絶望先生』のアニメ化によって師匠の面目を保っています。

■作品データ 『かってに改蔵』
・作者  :久米田康治
・出版社 :小学館
・刊行状況:全26巻

■評点 - 『かってに改蔵』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★☆☆
独創性 :★★★★★
総合評価:★★★★

 

 
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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第48号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

名探偵コナン (作:青山剛昌)
まずアニメ放送時間変更のお知らせが。11月から月曜の放送が夜7時になるそうだ。さて本編は、先週までにひと段落したように思えた「傷の男」の続編シリーズ開始。凶悪な連続殺人の時効まで残り3日となった時点で、報道ニュースに出た犯罪心理学者さんが「くやしかったら私を殺しに来てみろ」発言をする。ダメよお父ちゃん、それは死亡フラグよー! ……まあ実際に彼はサックリ殺されるわけで。歩美の家と犯罪心理学者は同じマンションのため、遊びに来ていたコナン君たちは例のごとく巻き込まれる。今回もコナン君が第一発見者。そして今回もコナン君、警察が出てくる前に現場を荒らしまくりです。ダメよお坊ちゃん、殺人現場は保存が原則よー!

ハヤテのごとく!  (作:畑健二郎)
前回に続いて三千院家の日常シリーズ。というかナギは伊澄の家にお泊まりするんで、三千院家はハヤテとマリアさんの(ほぼ)二人っきり。勉強を教えるためハヤテの部屋へ踏み込むマリアさん。ドキドキです。画面の効果音は「ゴゴゴゴゴ」です。次号、マリア vs ハヤテ。そしてブリトニー vs ハト魔人の闘いの結末は如何に!? ああ、それにしても黒のオーバーニーソはいいねぇ。ツインテールが映えるわ。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
ハクア編の後始末、というか後日談みたいな話。ハクアちゃんが桂馬の家を訪れ、模型やら夫婦仲やらいろんなモノを壊して去っていく。推定ツンデレ比は95:5くらいか。個人的には理想の配合比だと思う(何がだ?)。さて、今週は単行本で加筆されそうなほど地味な回だったが、さりげなく「エルシィの姉」という重要ワードが登場。次号から新展開スタートなので、その伏線か?

アーティスト アクロ (作:桜井亜都)
引きこもり坊ちゃん・スバルの回想編。過去のトラウマから外界と接触を断っていたが、刺客の登場やアクロとの出会いを経て旅立ちを決意する。ちなみに主人公、今回は出番が1コマだけ&セリフなし。がんばれアクロ、幼女に交際を申し込んだキミの勇姿をボクらは忘れていないぞ!(※犯罪です)

金剛番長 (作:鈴木央)
センターカラー掲載、しかも「僕の考えた番長コンテスト」第2回がさっそく募集開始となっている。読者の考えた番長が作中に登場し“金剛番長やその仲間たちと戦うぞ!!”と欄外に告知されている。うわ、こんなところに金剛番長復活フラグが。そして本編は雷鳴高校の全校集会。教師が金剛番長の死亡を伝える中、マシン番長の手下ロボたちが先の戦いで敗北した番長4人の亡骸を手に襲来する。以後のネタバレは省くが、連載初期に改心した悪矢七くんがトンデモない宣言をかましてくれます。「そんなアホな!」と読者総立ち。……さてついでに、番長コンテストの募集要項にも強烈にツッコミたい部分がある。学ラン着用なのが必須なのは分かるが「魔法、超能力などの超自然的なものは存在しない設定とします」。待ってくれ鈴木アニキ、この漫画には超自然的なキャラしか出てないような気がするんだが。

月光条例 (作:藤田和日郎)
長かったシンデレラ編もついにフィナーレ。見事に「月光条例」が執行され、狂った物語世界は元の姿を取り戻した――というか、代役を務めたエンゲキブやらの影響で『シンデレラ』世界が大幅に改変されたようだ。いやぁ、そう来ましたか藤田巨匠。もし今後もこの展開が許されるなら、月光たちのいる現実世界にもおとぎ話の住人が多数やってくることになるだろう。そうなれば終盤で『うしおととら』のようにオールキャストが集合、という流れも可能なはず。次号から巻頭カラーで始まる新シリーズにも期待しよう。

MY SWEET SUNDAY (作:橋口たかし/安永航一郎)
誰がなんと言おうと、今週号のサンデーはこれだけで買う価値がある。創刊50周年を記念し、現在および過去のサンデー漫画家が「自分とサンデーの関わり」を自由(たぶん)に漫画で語る企画だ。今回の一発目は橋口たかし。タイトルを『ティクビ編集長』と銘打ち、現・サンデー編集長のアレな過去を暴露している。よくこのネームが通ったな。最近は原作者つきの『最上の命医』で比較的おとなしい漫画を描いているが、久しぶりにトンガッた橋口たかしを見ることができた。で、お次は安永航一郎の登場。おそらくサンデー本誌で描いたのは実写化もされた『巨乳ハンター』が最後だと記憶しているから、およそ15年以上ぶりの本誌登場だろうか。文章パートでは、やっぱり過去の編集者について裏話を暴露。なんだこのサンデー的に自虐展開は? 今回掲載された漫画はといえば、脂っこい汗にまみれたオッサン2名が勢いに任せて祝いまくるお話。いや、“お話”というよりは酔った勢いで見た悪夢のようだが……。とりあえず『県立地球防衛軍』やら『陸軍中野予備校』など過去作のキャラを再びサンデー本誌で拝めて満足。ありがとう、50周年企画!

というわけで、いろんな連載作が新展開に進みつつあった今週のサンデー情報でした。次号は『月光条例』が巻頭カラーで登場である。

 

 
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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第47号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
単行本2巻の発売&爆発的売れ行きを記念して巻頭カラー。さらに今週号は歴代ヒロインの美麗な折りたたみピンナップ付きという豪華仕様だっ! 本編はハクア編のクライマックス。優等生と言われながら実戦で結果が出せない――そんなハクアの人知れぬ“心の闇”をエルシィが解き放ち、見事に難敵を撃破する。桂馬君も地味ではあるが、イイ仕事してます。いや~、連載当初は「ギャルゲー理論で現実の女の子を攻略」というインパクトばかり騒がれていたけど、最近はキャラが増えてストーリーにも円熟味が増してきたような印象。コミックス最新巻はアキバでもさっそく完売したらしく、まだまだ調子を上げていきそうな注目作だ。さて、こうなると問題は作者の作業量。週刊連載と並行して単行本作業、おまけに今号では表紙・ピンナップ・扉ページ(すべてカラー掲載)という詰め込みっぷりである。どうかお体に気をつけて次週からの新展開も読者を楽しませて欲しい。

ハヤテのごとく! (作:畑健二郎)
今回の登場人物はハヤテ・ナギ・マリアさんの3人だけ。舞台も屋敷内から動かない。珍しく早起きしたナギが、屋敷を徘徊して見事な駄目人間さ加減(ニート的な意味で)を披露する。ただそれだけの話であった。おそらく新章スタートに向けた中休み的な回だったのだろう。なにげない日常シーンの描写が上手く、連載最初期メンバーだけで進行するまったりストーリーが読んでて心地いい。それにしても以前から感じているように、ナギの外見的な幼児化がいよいよ極みに達してきた。設定年齢13歳のはずが、どうみても小学校低学年。同誌連載中『絶対可憐チルドレン』の3人娘(こっちも13歳設定?)がぐっと大人っぽくなったのに逆行するような低年齢化である。まあ個人的にはこっちの方が……げふんっ、げふんっ。ナンデモアリマセンヨ。

アラタカンガタリ (作:渡瀬悠宇)
連載第4回の古代&現代ファンタジー。わりと掲載順は上のほうである。読者人気は安定して高そうだ。さてストーリーはといえば、秘剣の能力開放→ライバル退散という予想通り、もとい王道な流れ。さらに先週の記事で予測したように、異世界のアラタ君が現代社会に迷い込んでしまったところで今週は終了。次回からはアラタ君が「こっちの文明にカルチャーショック」「こっち側のヒロインと出会う」ような感じだろうか。革とアラタ、両面から見た複雑なストーリーだが、この作者なら破綻なく描ききってくれるはず。

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
フランスからクセのある副料理長(♀)がやってきた前回の続き。さっそく厨房でキビキビ働く副料理長の佐原さんに、三星たち料理人も気が抜けない。そんな中、三星は先輩の金光や佐原たちが料理の先に見ている“未来”が、今の自分にないことに気づいて愕然。技術的な課題よりもメンタル面で壁にぶち当たったようだ。まあここで足踏みしないのが、本作主人公のいいトコロ。きっと新しい何かを掴んでいくはず。ただ、連載初期だから仕方ないとはいえ、もう少しキャラを絵的に描き分けられるようになって欲しい感じ。佐原さんと三星君の区別が大ゴマでさえ付きにくい……。

金剛番長 (作:鈴木央)
ついに明かされるマシン番長の過去、というかほぼ予想通りの過去だったが。展開的には人質の月美から“命”の意味を教えられ、冷血なマシン番長にも徐々に変化が訪れつつある重要な回であった。毎回、魅せてくれますね。鈴木先生は。それより気になったのは、心肺機能停止した番長4人の扱いだ。さりげなく4人とも亡骸が歩道の真ん中に遺棄され、すぐ横をクルマがスイスイ走っていく異様な光景。ぶっちゃけ金剛番長の生死よりも東京都民の無関心ぶりが心配です

月光条例 (作:藤田和日郎)
暴走したシンデレラが正気に戻ってバンザイ!だけで終わらないのが藤田ワールドの真骨頂。物語世界から戻ってきたエンゲキブと、シンデレラが駆けっこ勝負しながら“オンナの語らい”を繰り広げる。ああ、なんて爽やかな。これまで単行本2冊分近くにわたって繰り広げられた「シンデレラ編」は、ここへ続くために必要な道程だったのだろう。話的にはこれでひと段落なのだが、どうやらシンデレラ編の完結は来週へ持ち越しとのこと。まだ何か我々に見せてくれるのか、藤田巨匠は!?

オニデレ (作:クリスタルな洋介)
本誌掲載順はアレ(ラスト)だが気にするな。私はこの漫画が大好きだ。さて今回はサブキャラの一人、由那がメイン。いつもは雄々しいヤンキー少女の由那も、実は年頃の少女だったらしく。「かわいい女の子になれる本」みたいな物を手に入れて孤独に特訓する。まあその一部始終を生徒会長の木下に目撃されていたり、前途は多難のようであるが。しかし最後にはやっぱり至高の「デレ」が待っている。毎度ながら少ないページ数での構成力は見事。

というわけで、裏表紙に広告掲載されている「ヒナギク抱き枕(剣道着ver)」のクオリティが物欲度MAXだった今週のサンデー情報でした。次号は『MY SWEET SUNDAY』に、なんと安永航一郎が登場。これは死んでも見逃せない!

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★ この記事には週刊少年サンデー(2008年 第46号)の掲載漫画に関するネタバレ情報が含まれています。まだ今週号を読んでいない人、単行本派の人は、あらかじめご注意ください。

アラタカンガタリ (作:渡瀬悠宇)
新連載3話にして早くも2度目の巻頭カラー。ものすごい編集サイドのプッシュぷりが伝わってきますな。さて1話が古代編(別世界?)、2話がウツ展開炸裂の現代編だったけど、今回はその両ルートがまじわる話。現代でいじめを受けていた革(あらた)が、もう一つの世界・天和国に時空を超えて迷い込む。あっちでの“アラタ”は秘女王暗殺の実行犯なわけで、いきなり顔がそっくりな革は追っ手に襲われる。ここまで見ると相当に不幸な男であるが、それでも主人公補正といいますか、いざピンチってなタイミングに錆びた剣(1話で出てきたアレだね)が光り出す。次号、当然のように追っ手へ反撃……と思うのだが、この作者は先の展開が読みにくいので要注目。意表をついて「現代に飛ばされたアラタの話」とかも十分ありそう。ここまで相当なキャラ数と用語が出てきたけど、けっこう読み進めやすかったのは作者の力量ゆえか。にしても敵側のカンナギさん、美青年だけど「ヒロインを人質にとった」「主人公の前で初めて異能力を披露した」時点でかなり敗北フラグがいっぱい。どうなりますことやら。

ハヤテのごとく!  (作:畑健二郎)
動画研究部の活動として、花菱さんとハヤテが“切なくて泣ける動画”探しに学内を探索するエピソード。牧村先生が演じるオトナの恋(?)にページ数が割かれており、いつぞやの『らき☆すた』ネタほどネット上での盛り上がり要素はないだろう。どっちかといえば次シリーズ(海外編)への伏線を張ってみたり、花菱さんの淡い禁断の慕情をちょっと描いてみたり、そんなまったりした回だった。たまにはいいよね、こんなのも。ちなみに本作のメインヒロイン、ずっと同じ学校内にいたはずなのだが登場は2コマのみ。うあー、ますます扱いがゾンザイにー。

神のみぞ知るセカイ (作:若木民喜)
桂馬&エルシィ、そしてハクアの前にでっかい「駆け魂」が出現。かつてない強敵により、優等生・ハクアの心も乱れて力がまったく出せない。学校では優秀なのに、現場での自分は無能……その焦りに乗じて、駆け魂がハクアの心身を掌握。どうやら先週号までで必要な仕込みは済ませたらしく、今週はとんでもないハイペースで物語が進行していった。最終ページの予告を信じる限り次回でハクア編が完結のようだが、さてどう決着をつけるのか。そして単行本2巻は10月17日に発売予定。今度こそ売り切れ前に絶対買いますよ。

MAJOR (作:満田拓也)
プロなら周りへ文句を垂れる前に結果を出せ……的な吾郎の叱咤激励が通じたのか、マードックがファインプレーで吾郎のピンチを助ける。ノーアウト満塁という状況から見事に脱出。彼の健闘を称える吾郎に対し、マードックは「ベースカバーが遅い。自分で入ったほうが良かったぜ」と不器用に答える。男のツンデレですよお客さん。まだ試合は6回裏を終わったばかりだが、こうなったら吾郎たちホーネッツの連敗脱出は間違いないと見てもいいだろう(これで負けたら泣けるぜ)。ここ数週、まったくオンナっ気のない展開となっているが、それ以上に男の友情と闘志を見せてもらった。きっと“疫病神”のあだ名を返上したマードックは、これからチームの要となってくれるに違いあるまい。

金剛番長 (作:鈴木央)
民明書房キター!「知っているのか雷電?」と全読者が同じフレーズを頭に思い描いたことだろう。いや、卑怯番長が使った暗殺術“殺鳥(あやとり)”の解説シーンでね。今回はマシン番長へのリベンジ戦が一気に動く。いい感じで先手をとった卑怯番長が沈み、続いて居合・剛力・念仏番長にいたっては実質6ページで全滅という強烈な消化試合っぷり。そこへ全員が心肺停止のオマケつき。「王大人、死亡確認」と全読者が同じフレーズ(以下略)。だが、これで今後の展開が推測できた部分も多い。たぶんキーとなるのは数週間前に出てきた女性。マシン番長の開発に携わったと思われるあの人が、「なにか良心回路的な機能を組み込んでいた」→「実は誰も殺していない」→「月美の言葉がスイッチとなり回路発動」→「なぜか死んだはずの番長たちが蘇生する」。そんな流れなら伏線消化も出来そうだが、いかがなものか。鈴木先生なら読者も納得してくれるさ!

三ツ星のスペシャリテ (作:谷古宇剛)
今回から新展開スタート。ケンタの店へ入り浸って料理の練習をする三星の前に、謎の女性が現れる。閉店後にもかかわらず料理を要求し、ズバリ欠点を告げる。傲慢にして有能――『鉄鍋のジャン』第1話を思い起こさせる印象深いキャラの登場シーンだ。で、実はこの女性客、三星が籍を置くレクレールの副料理長というオチがつく。負けず嫌いの主人公に冷徹な上司という構図がなかなかアツい。

最後に。関係ないけど
兄弟誌にあたる「サンデー超(スーパー)」の予告も掲載されていたのだが、注目の読切り作が2つ。片方は代表作が『こわしや我聞』の藤木俊。もう片方は大谷アキラで、……あえて代表作は言わないでおこう。どちらも掲載は25日発売のWINTER増刊号になる模様。いやー、これはマジで注目だ。

というわけで、書き忘れてたけど『オニデレ』がいつも以上にデレデレしまくっていた今週のサンデー情報でした。次号は大ヒット&単行本2巻の発売を記念して『神のみぞ知るセカイ』が表紙・巻頭カラーで登場である。

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