

エアコンの室外機からの出火が原因で、甲府市内のレストラン「クレプスキュール」の建物が全焼したとして、マンガ家・美内すずえ夫妻らが25日付で、製造元のダイキン工業(大阪市)に約3億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
【ニュースソース】
・gooニュース「エアコン原因で全焼と提訴 漫画家夫婦らがダイキン工業に」
・夕刊フジ「「ガラスの仮面」美内すずえさん、3億円の損賠提訴」
・毎日新聞 地方版「甲府・レストラン火災:3億円の賠償求め提訴 男性経営者、ダイキン工業に /山梨」
■火災と訴訟について
問題の火災は2005年3月、甲府市山宮町のレストラン「クレプスキュール」から火が出て、木造3階建ての店舗が全焼したもの。
当時の甲府署の発表などによると、火事は2005年3月30日午後6時35分ごろに発生。木造3階建て店舗約200平方メートルを全焼した。さらに周辺の山林にまで燃え広がり、北東側の山林約8000平方メートルを延焼。約9時間かかって鎮火したものの、付近の住民5世帯が自主避難するなど、大規模火災となった。
YBS山梨放送ホームページのニュースアップによると、「出火当時、レストランは定休日だったが、店内で雑誌の取材を受けていた経営者らが、建物東側に設置されていたエアコンの室外機付近から燃え上がったのを目撃していた。」とのこと。
また訴状によると、レストランにはダイキン製のエアコン9台を設置していた。出火当日午後6時半ごろ、エアコンの運転を止めた直後に付近住民が、室外機が置かれていた建物外の階段踊り場下あたりから火が出ているのに気づいた。経営者らが消火器で消火にあたったが、間に合わず周囲に燃え広がったということだ。
訴えをうけたダイキン側は「訴状が届いていないので現段階ではコメントできないが、警察の調べではエアコンが出火元とはいえないと聞いた」としている。実際、甲府署は当時、燃え残った室外機を回収して調べたが、損傷が激しすぎて詳しい原因は分からなかった。
美内夫妻側の代理人弁護士は、「周辺に火元となるような物はなく、室外機や周辺の損傷が激しかったため、出火元は室外機と言える。メーカーは製造物責任法や民法に基づき、損害を賠償する責任がある」として、製造者としてのダイキンの責任を追及する構え。
■ダイキンの製品事故に関して
ダイキン工業株式会社製のエアコン室外機は出火や発煙などの重大製品事故を起こしたことがあり、製品の不具合による出火として無料点検、修理をおこなっている製品もある。なお、この火災の原因とされた室外機と型番が同じかどうかは不明だ。
・ダイキン工業株式会社(サイト) 重大製品事故のお知らせ
・東京消防庁(サイト) 製品からの出火事例
・大阪市(サイト) 大阪消防局 製品事故事例
■カフェ・ド・クレプスキュール
山梨の「クレプスキュール(カフェ・ド・クレプスキュール)」といえば、富士山を見渡す絶景ポイントにあり、夜景も美しいカフェ&レストラン。甲府のひそかな人気スポットで、絶品チョコレートケーキや自家焙煎のコーヒー、あるいは豪華なフレンチのコースが楽しめる。どちらかといえば、特別な日に誰かとともに訪れたいスペシャルな場所。ここでの食事の思い出を大切にしている夫婦やカップルも多い。
2005年の火災から提訴までこれだけ時間がかかったのも、楽しみにしているお客様のためにカフェ&レストランを立て直すことが先だと、経営者が考えたためであろう。もともと別荘地を探していて見つけた土地があまりにも美しく、多くの人に見てもらいたいと願って建てたお店だったのだ。
■美内すずえファンの声
この訴訟のニュースが流れると、美内すずえファンの間では、せっかく連載が再開された『ガラスの仮面』の今後を危ぶむ声があがっている。
しかし、美内すずえだって40年以上マンガにたずさわってきたプロなのだ。ここまで高まったファンの期待をむげにすることはないと信じている。
現在『ガラスの仮面』が集中連載されている「別冊花とゆめ」は、次号11月号に「ガラスの仮面」トリビュート・ショートとして久米田康治をゲストにむかえる。これは、第1弾・9月号のイチハ、立野真琴、宇野亜由美、第2弾・10月号の絵夢羅、魔夜峰央に続いて第3弾。『ガラかめ』がいかに多くのマンガ家の心をとらえていたかがわかると同時に、これだけのマンガ家に支えられて現在の『ガラスの仮面』が存在するとも言えるだろう。
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大切なレストランの訴訟は訴訟として、
みんなが待つ『ガラスの仮面』をとぎれなく
描き続けて欲しい。
これが第1巻のラーメン屋の手伝い時代からマヤたちを追っかけてきたファンの、いつわらざる気持ちである。
【関連サイト】
・カフェ・ド・クレプスキュール(サイト)
・美内すずえオフィシャルサイト「オリーブの葉っぱ」
・白泉社『別冊花とゆめ』公式サイト
・白泉社公式サイト








