漫画好きライター陣が執筆する日刊漫画(マンガ)ニュース&レビューブログ!
   
・ 集英社

ネットオークションは便利である。

街へ遊びに出ていても、ハッと気づくと新刊を持ってどこぞの書店のレジの前に立っているAKAEだが、ネットをしていればしていたで、古本サイトめぐりをすることも多い。しかしピンポイントで欲しいコミックスを探そうと思ったら、ネットオークションのチェックは欠かせない。

今回はそんなネットオークションの話…ではなくて、ネットオークションで大量買いをしてホクホクしているところに届いた、某ヤフオク(全然伏せ字じゃありませんがな)のニュースレターから始まるお話である。

 

さて、昔欲しくてもお金がなかったり、後回しにしていて店頭から消えたコミックスの数々をオークションで手に入れ、出品者からのメールを待っていたAKAE。いそいそとメールチェックをすると、某ヤフオク(だから伏せ字じゃないとゆーに)から「官公庁オークション」のお知らせメールを発見した。
(発見という表現がおかしいと思われるむきもありましょうが、メールをすぐ受信するのではなくて、サーバ内に読みにいって、必要な分だけ受信しているので。)

「官公庁オークション」…といって、皆様、何を思い浮かべるだろうか。

やはり「土地・建物」「貴金属類」「事務用品」あたりが競り売りされていると考えるのが妥当だろう。というのも、某ヤフオク(…)が請負っているとはいえ、もともと税金の滞納処分で差し押さえた財産を、インターネットを通じて公売にかけるのが「官公庁オークション」だからだ。
(もっとも最近では「インターネット公売」の他に「公有財産売却」もおこなっている。県などの自治体の所有する土地なんかもオークションにかけられるのだ、って、これは閑話休題。)

で、ちょっと気になったため「官公庁オークション」ページに飛んでみた。

やはり「土地・建物」にけっこうな項目を割いてはいるが、思ったより「貴金属類」が少ない。そして、普通のオークションっぽいカテゴリが多かった。 そしてそのなかに、「コミック、アニメグッズ」という項目を発見した…。

興味を惹かれて物件一覧を見てみる。
「仮面ライダー電王ベルト」「クローズ&WORSTフィギュア」「昭和特撮ヒーローグッズ(仮面ライダースーパー1)」「コミック サラリーマン金太郎(13〜30巻)」「陸軍中野予備校  コミックセット」…やはりコミックスが多いようだ。そして同じ自治体から出ている品がけっこうある。これは同じ人から差し押さえられたのであろうか。
いちばんたくさん売られていた自治体の物件を並べると、こんな感じだ。

————————————————————
・遊撃宇宙船艦ナデシコ 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・アセンブラ・ゼロエックス Assembler0X 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・コンパイラ Compiler 【コミックセット】麻宮 騎亜 (著)
・県立地球防衛軍 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・陸軍中野予備校 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・頑丈人間スパルタカス 【コミックセット】安永 航一郎 (著)
・究極超人あーる 【コミックセット】ゆうき まさみ (著)
・CYBORG じいちゃんG 【コミックセット】 土方 茂 (著)
・D・N・A2 【コミックセット】桂 正和 (著)
・変 [HEN] 【コミックセット】 奥 浩哉 (著)
・TVシリーズ 北斗の拳 Vol.1・Vol.2【DVD】
・東京BABYLON 【コミックセット】CLAMP (著)
・飢餓一族【コミックス】高河 ゆん (著)
・ハート・ボイルドパパ 【コミックセット】山口 譲司 (著)
・マーシー (上下巻) 【コミック】 砂倉 そーいち (著)
・奴の名はMARIA 【コミック】 道元 むねのり (著)
————————————————————

って、これ、
30〜40代・おたく歴20年・きっとコミケにも行っていた人
の本棚ではないか!
今年風にいうとアラフォー世代?まあ、男子か女子かまではわかりませんが。(どっちも持っていそうですがな、このチョイス。)ていうか、いくつか持ってる本が被っていますよ、ええ!

そうか、そういう人が差し押さえを受けたのか…。

税金、払えなかったのか…。

最近のコミックスがないってことは、青春の思い出にと、これだけ残してあったのかもしれないのか…。

でもそれ、有無を言わさず取りあげられちゃったのか…。

って、

うわーーーーー、胸、胸が痛いですよ!

(単なる妄想なのに!w)

 

少なくとも「税金払えず」「部屋にあったコミックスは差し押さえられ」「売っ払われてしまう」の3点は事実なわけで。
その人が、またこれらを手元におけるような日が来るのだろうかと考えると、年の瀬を前に、彼(か彼女)の暮らしが何とも切なく思えてくるわけで。

いえいえ、本人に責のある滞納なのか、倒産やらリストラでやむを得ずなのかは、わかりませんよ。しかし寒空の下、同趣味の人間の没落(?)を見るのは哀しい…心が寒い…

…なんて感情移入していたら、

めちゃめちゃ買いにくくなりましたよ

「官公庁オークション」(笑)

 

冷静に考えればね、売り上げ金は滞納した分の税金になるわけだから、少なくともその点においては滞納者の役に立ってはいる。だから、アホな感情移入をする必要などないんですけどね。まあついつい負のスパイラルに身をまかせてしまったと申しましょうかw

景気の悪い昨今の社会事情では、すぐにとはいかないかもしれませんが、なんとか暮らし向きがよくなって欲しいものです。そう、滞納者が手元を離れた本を買い戻せるほどには。

そして絶版本も多いようですから、買い戻すときには、

ぜひネットオークションか古本サイトで!

 

うまく最初につながったところで、本日これまで。
おあとがよろしいようで…。

 

【公式サイト】
Yahoo!オークション「官公庁オークション」

【参考サイト】
asahi.com「大名の婚礼道具・古酒…官公庁ネット公売、珍品続々」

 

 
コメントを残す  |   ・ AKAE, ・ CLAMP, ・ ゆうきまさみ, ・ 小学館, ・ 小畑健, ・ 集英社, ・ 雑記 / コラム  

   次のサイトにブックマークする:           




どうも、rinxです。
今月で創刊1周年を迎えたジャンプスクエアが依然好調のようですね。前身の「月刊少年ジャンプ」を引き継ぎつつ実力派の漫画家をズラリと揃え、『CLAYMORE』『ロザリオとバンパイア』『紅』などアニメ化漫画も多数。2009年には許斐剛自身の手による『テニスの王子様』続編スタートが決定していたり、この先も期待できます。

さて今回はそんなジャンプスクエア作家陣の一人、かずはじめの連載デビュー作『MIND ASSASSIN(マインドアサシン)』をレビューしたいと思います。

Mind assassin (1) (集英社文庫―コミック版)

■あらすじ
第二次大戦中、ナチスドイツによって作られた能力者「MIND ASSASSIN」。触れるだけで相手の記憶や人格を破壊する恐るべき能力は、日本で開業医を営む奥森かずいにも受け継がれていた。かずいは医師としてさまざまな苦悩を持つ人々と触れあい、ある時は耐え難い記憶の消去、またある時は許されざる悪意に対し“暗殺者”の力をもって向き合う――。
単なる精神の癒やし(ヒーリング)にとどまらず、消去や破壊といった領域まで踏み込んだ異色の人間ドラマ作品である。

■作品テーマ
ほぼ全編に渡り、悲しみと葛藤、そして「消せない過去」に対する贖罪。そんな重厚なテーマに満ちた作品です。
主人公であるかずいは、MIND ASSASSINの能力をコントロールしながら使うことで、数多くの過去に縛られた患者に今を生きるための力を与えていました。毒として生み出された暗殺者の力を人のために役立てようとしていたわけです。
しかし悲しいかな、すべてがハッピーエンドで終わらないところが本作の特徴的なカラー。いくら記憶を消去しても彼らは過去から逃げることがかなわず、その多くの場合が悲劇的な結末を迎えます。

では救いはないのか? いえ、救いはあります。
忘れることで幸せを取り戻した「つもり」の患者は、本来の姿ではありません。たとえどんなに辛い記憶であっても、それに対して向かい合うことは非常に価値のあることであり、どんなときでも過去を切り捨てる行為は果たして正しいのか? それを読者へあらためて考えさせるメッセージ性が感じられます。

後半は別の暗殺能力者と対決するなど、ジャンプの悪癖である「バトルもの」に転じた部分も見られましたが、その作品に込められたメッセージすべてが否定されるほどのものではないでしょう。

■印象的なエピソード
淡々としながらどこか殺伐としたストーリーの中で、誰も死ぬことのない(そして個人的に大好きな)エピソードはマッチ箱の話。ネット上でも検索すればすぐ出てくるのですが、さまざまな読者に衝撃を与えた回であることは明らかでしょう。

夫の素行の悪さに悩み、かずいに依頼して精神を破壊させた妻が、幸せだったときの何気ない日常だった音が目覚めさせる。……あらすじはこんな感じです。
このレビューを書いてて頭に浮かんだのが、中川翔子の歌う『Happily ever after』という曲。TVアニメ『天元突破グレンラガン』の挿入歌といえば知る人ぞ知る名曲ですが、いやBGMとしてかけたら本当に泣けるくらいのベストマッチっぷりです。
歌詞の一部じゃありませんが“幸せはいつだって失ってはじめてわかる”という当たり前のことに気づいた夫の、必死な行動は妻には届かなかった。でも、妻は夫のことが嫌いなわけではなく、嫌いになったわけでもなかったにもかかわらず、なかなか目覚めませんでした。

最後に妻を目覚めさせたのは小さな音――夫が必死に妻にかっこつけようとしてやっていた仕草「マッチ箱を振る」。たったそれだけのことが彼女を目覚めさせたのです。
未読の人には何のことかわからないかもしれませんが、それは二人にとって非常に大事な過去を象徴したものであり、MIND ASSASSINの力をもってしても消去できなかったもの。
その展開、構成の見事さに当時学生だった私は鳥肌を立たせたのを覚えています。

■漫画家・かずはじめの評価
ヘヴィなストーリーと人間関係、ヒトの負の感情にまで向き合った本作ですが、絵はかなり独特で、意外にも正直『真っ白』です。メジャー作品でたとえるなら、『修羅の門』の川原正敏とかあんな感じ。あまりに白すぎて、逆に新鮮ですらあります。当時の作者に細かく描き込みする余裕(と経験)がなかったのでは、と見ることもできますが、これはあくまで一面的な解釈。川原正敏の画風と同じように“何もない空間に何かが満たされている”ような感覚は、個人的に読んでいてけっこう好きでした。

今では作者のかずはじめ氏も週刊少年ジャンプ連載だった『明稜帝 梧桐勢十郎』『鴉MAN』『神奈川磯南風天組』を経過して、ジャンプスクエアで『Luck Stealer』を連載中。特殊な能力を持った主人公設定、守るべき立場にある弱い者から逆に救いを与えられている構図など、現在の連載作は『MIND ASSASSIN』に通じるものを感じます。

ちなみに弟子の中には『テニスの王子様』で有名な許斐剛もおり、2009年からは彼もジャンプスクエアへ移籍が決まっています。こうして長い時を経て師弟が競演するわけですから楽しみで仕方ありません。

個人的には『Luck Stealer』は『MIND ASSASSIN』の時に比べて少し評価が落ちますが、デビュー作にして最高傑作である『MIND ASSASSIN』と比較すること自体が野暮というもの。あの完成度が神懸りすぎていたとしか言いようがありません。

さて結局のところ本作は明確に完結しておらず、私たち読者はかずいたちの終幕を知ることはできません。ですが以前に読んだ書籍で、作者は「『MIND ASSASSIN』は最も素で描ける作品。逆に言えばそれに甘んじていては殻を破れないのでいろんな作品を描いていきたい。いつか『MIND ASSASSIN』は完結します」と語っていました。昔からのファンとしては本作の復活を、切に希望しています。

■作品データ 『MIND ASSASSIN』
・作者  :かずはじめ
・出版社 :集英社
・刊行状況:全5巻(集英社文庫は全3巻)

■評点 - 『MIND ASSASSIN』
画力  :★★★☆☆
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★
総合評価:★★★★

 

 
コメントを残す  |   ・ rinx, ・ かずはじめ, ・ ライターおすすめ漫画, ・ 集英社, ・ 雑記 / コラム  

   次のサイトにブックマークする:           




さてさて、コーラスの2008年12月号、みどころのご紹介です。

コーラス 2008年 12月号 [雑誌]

※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

■『サムライカアサン』(板羽皆)
実は人気急上昇なこの作品がついに巻頭カラーを飾りました!
高校卒業後、お笑い芸人を目指して学校へ通うたけしと、
お菓子の専門学校へ通う恋人のこずえ。
夢に向かって頑張る二人は、行き詰っても、
一緒にすごして励まし合います。
そして、忘れてはいけない、お母さんも絶妙のタイミングで現れて…

なんでもないけれど、優しくてパワフルなお母さんが素敵。
今回は、なんだかなごむお話で心がほっこりしました。

■『ともだち』(板羽皆)
板羽皆氏、今回は二作品で登場なのです。
小学4年生の仲良し女子4人組は、
「オシャレ隊」を作ってアイドルグループを目指すことにします。
そして、髪型をおしゃれにしようとメンバーのひとり、坂田さん
髪をショートにしますが…?

シュールに小学生の女の子のライフを描いてるのが面白い。
たぶん、4年生ってぼちぼちおしゃれに興味を持ちだす頃なんですよね。
髪型とかもちょっと気になりだす頃。
しかし、美容院は選んだほうがいいんだなということを思い知らされました。
何も考えずに近所の美容院行っちゃうとどうなるか…

■『カプチーノ』(吉住渉)
同棲を始めて半年になると颯介。家事を全くしてくれない颯介に、
小さな不満などもちらつきつつある在。
一方、颯介は勤め先の予備校の教え子の女子高生から告白されて…?

来たよ、来たよ~
吉住渉氏の得意なやつです~
ママレードボーイ』とか『スパイシー・ピンク』読んでる時と同じ、
あの感覚。
カップルの雲行きがあやしくなっていきます~
しかし、他人事だと、こういうのってどうして面白いのかしら?

■『プライド』(一条ゆかり)
SRMのCDがついに完成。
しかし、それを聴いたルームメイトから、史緒と一緒に歌い続けることを勧められ、
萌の気持ちは揺れます。
そして、萌が中絶していないことが萌の母が知ってしまい…
一方、史緒は「ばらの騎士」のオクタヴィアンのカバー(代役)に抜擢。
そして劇場で、オクタヴィアン役のウィーンのスター、カミラ・シュナウトに出会い…

それぞれにいろいろな体験をしたおかげで強くなっている史緒と萌。
しかし、神野氏は自分の子を宿した萌をこのままほおっておけるのかしら?
たぶん、いや絶対に無理だろうなあ。

■『Papa told me』(榛野なな恵)
勘の鋭い小学生・知世ちゃんと作家のお父さんの物語が二本立てで登場。
1本目はお父さんとケーキ教室に行こうとする知世ちゃん。
しかし、お父さんの仕事が片付かずに…
2本目はラーメン頭のプレイボーイ作家・宇佐美氏を中心とした
悩める人たちのお話。ストレスがたまる人たちを癒してくれる存在とは…

ええ、ワタクシ、この作品20ウン巻前冊読破した大ファンであります。
かわいくてロマンティックで世界ですが、適度にスパイシ―な毒が入っていて
なごみつつも考えさせられる。
しかし、その世界はあくまで上品でエレガント。
非常にクオリティの高い傑作です!
最近、不定期連載になってしまったのがさみしくてしょうがなくて、
それだけに登場する時がうれしくてたまらないのです。

■『ヤヌスの鏡2008メタモルフォセス』(宮脇明子)
連載第二回目です。
小沢裕美の話をしていた細倉雪栄が突然殺され、ユミ・ヴェンダースの存在が気になった大木
彼女を探しに大学へ再び訪れます。
そして、大木の前にユミ本人が現れて…?

ドラマを見ていた時のなんともいえない感情が浮かんできます。
展開はどこかで見たことのあるような展開でもあるのですが、
やっぱり、誰かが誰かに狙われるの見るのはこわいです。
次回、おそらくユミ・ヴェンダースの正体が明らかになりそうですが、
はたして彼女はあの人と同一人物なのか?

以上、今回のピックアップでした。

次号は『たまちゃんハウス』復活です。お楽しみに!

 

 
コメントを残す  |   ・ ai, ・ 漫画ニュース(記事), ・ 漫画雑誌, ・ 集英社  

   次のサイトにブックマークする:           




さてさて、コーラスの2008年11月号、みどころのご紹介です。

※以下、作品についてのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

■『カプチーノ』(吉住渉)
吉住渉氏の新連載です。
在(あり)と颯介は大学時代からの恋人同士。仕事で会えないすれ違いを解消しようと
同棲することに。しかし、そのことが在の母親にばれてしまい・・・?

今回は、本当にプロローグ。在の両親と同棲についてもめますが、
おそらく、こんなのは序の口なんだろうな。
さて、このカップルはいったいどんなトラブルに巻き込まれるのか。
『ママレードボーイ』もそうですが、トレンディドラマ風恋愛漫画に
定評のある吉住氏の連載。楽しみです。

■『プライド』(一条ゆかり)

それぞれの思いを抱えて日本を離れたSRMの3人。
劇場で母親に対する中傷を知って、涙と悔しさを覚えた史緒は、
母のためにも、ライバル・マレーネをいつか超えると改めて決意。
イタリアに戻った萌は、子どもを生むことを決めたおかげで、今までにない安堵と幸福感に。
しかし、ベティのおかげで、史緒が自分の子を妊娠したと思った神野は、史緒の元へかけつけ、
子どもを生もうとしているのは萌であると知り・・・?

守るものができると人は弱くもなるけど、優しくもなれる。
というのを、今回の萌が証明しています。
神野氏に対する気持ちもそうですが、
本来彼女は愛情深く、一途な女性。
無償で愛する存在ができたことが彼女にとって幸せだったんですね。
萌の幸せそうな姿がうれしい。

しかし、それだけにつっこまずにいられないことがあります。
今回は、読んだ方にしかわからないことですが、
今回の神野氏。最低の男です。
読めばきっとわかります。

■『ヤヌスの鏡 2008メタモルフォセス』(宮脇明子)
こちらも新連載ですが・・・
このタイトル、ある年代の人ならびびっとくるんではないでしょうか?
80年代にドラマ化もされたあの作品の復活です!
旧作は、心の中に『ユミ』という別人格を持ってしまった少女・小沢裕美の物語。
今回の舞台は現代。裕美と彼女の周りで起きた事件に興味を持ったライター・大木
裕美の消息を追いますが、彼女は20年前に事故で亡くなっていました。
その後、取材で訪れた大学で、大木は裕美と似た女性に遭遇。
彼女の名前は『ユミ・ヴェンタース』・・・

私的な話ですが、私はドラマ『ヤヌスの鏡』を見ておりました。
大映テレビ作成の非常にドラマチックで芝居がかったドラマでした。
原作があると知ったのはその後でしたが、原作はどうやらドラマとは違うよう。
ドラマでは、悪魔のようだったユミが、最後の最後で人を思う心を取り戻し、
裕美に融合して消えていく・・・というような感じでしたが、
どうやら、原作はそういう予定調和ではなかったらしい。
これを機に新作と平行して旧作を読み直してみようかな。
問題は・・・かなり怖そうなお話だってことだけ。

■『CLOVER』(稚野鳥子)
結婚式の準備に余念がない沙耶。一方シングルマザーとして、子育てに励む里季香のもとに、
元彼(沙耶の双子の兄)央太が頻繁にやってくるように。「私たちは終わった関係」と、
そっけない里季香。しかし、とあるデートをすっぽかされた時に迎えに来てくれた央太に
心が動き始め・・・
そして、沙耶と柘植に対しても、それぞれをあきらめきれない栞と杳生が・・・?

前回も似たようなことを書きましたが、いらいらするなあ。
結婚決まったなら、他の人が何してこようと気持ち揺らすなよ。
他の相手に変に隙を見せるなよ。
一生添い遂げると決めた相手がいるのにさ。
といっても、結婚したら、下手したら連載終わっちゃうかもしれないし・・・
どうやら、沙耶と柘植のゴールインまではもう少し時間がかかりそうです。

■『チ・カ・ラ』(和田尚子)
コミックス第1巻も発売されて、連載も復活。
思いを抑えきれず、千華羅を汽車にのせてしまった達道。
誤解を解いて、二人はお互いの愛情を確かめます。
親のために風間との結婚しなくてはいけない。けれど、達道も自分にとって
親と同じように失いたくない存在だと気づいてしまった千華羅。
そんな彼女に達道が示した決断とは・・・?

久々の登場のような気がするこの作品ですが、こちらでも一言突っ込みます。
いやあ、達道はいい男だ!
一瞬、このまま愛の逃避行的展開になっちゃうのかと思いましたが、
そうではありませんでした。
凛とした大正時代の男女。いや、すがすがしくてよかったです。

■『アルコール』(西村しのぶ)
カクテルのようなスタイリッシュなこちらの作品も久々の登場。
和歌山にやってきたミサオとユキ。ユキの祖母の家に滞在して、
和歌山のミカン畑をなどを満喫する日々。農協の指導員の沢野に
プロポーズされたユキですが・・・?

この作品は、話の展開というより、まず雰囲気を楽しもうって感じがあるのですね。
そう、ちょうどカラフルなカクテルみたいに。
その場限りの意味がなくて、カラフルな楽しみって感じ。
おしゃれな雰囲気の漫画を得意とする西村しのぶ氏らしい作品です。

今月は『ラウンダバウト』(渡辺ペコ)がラストを迎えました。

そうそう。映画化で話題の『ハンサム★スーツ』のオリジナル漫画別冊もついてますよ~

来月号では名作『Papa told me』が登場予定です!お見逃しなく。

【関連サイト】
映画「ハンサム★スーツ」オフィシャルサイト

 

 
コメントを残す  |   ・ ai, ・ メディアミックス漫画, ・ 漫画ニュース(記事), ・ 漫画雑誌, ・ 集英社  

   次のサイトにブックマークする:           




こんにちは、keigoです。
本日9月30日現在、プロ野球が大変なことになっています。

セリーグにおいて、巨人と阪神の優勝争いと、クライマックスシリーズ進出を賭けた中日と広島の3位争い。どちらもほぼ同じ勝ち星で並んでいて、ひとつも落とせない戦いが続いているんですね。
毎日スカパー!から目が離せません。

キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版)

ということで今日は野球の漫画、『キャプテン』のご紹介です。

■あらすじ
墨谷二中の野球部は無名だが野球を愛する球児が集まり、日々練習に励んでいた。
そこに野球の名門・青葉学院から一人の転校生が入部し た。彼の名は谷口タカオ、二年生。
即戦力として大いに期待される谷口だったが、実は谷口は青葉では二軍の補欠。
周囲の大きすぎる期待 に押しつぶされそうになりながら、谷口は夜中の猛特訓で実力を積み上げて……

■みどころ(※ネタバレ注意)
「スポ根」という言葉は、まさにこの漫画のためにある言葉です。
この作品には極少数を除いて、“天才”がいません。
決して野球選手として恵まれた体ではない少年たちが、これまた設備に恵まれないグラウンドで一生懸命汗を流す。
寝る間も惜しむ練習量で、大きなライバルを倒していきます。

この作品の見どころを考えているうちに、「あれれ?」と思いました。
なぜならこの作品は他の野球漫画にはある、ストーリーの王道をことごとく外れているのです。

・かわいい女性キャラがいない。(谷口の母が出る程度)
・主人公が部活の引退によってその都度変わるという、現在のキャラクター重視の漫画ではありえない方向性。
・イケメン男性キャラクターがいない。
・野球漫画なのに、魔球がない。
・選手を率いる名監督もいない。

……なんだか、いいところがない漫画に思えてきますねw

それでも多くの漫画ファンがこの作品に引き込まれるのは、どうしてでしょうか?
それは歴代「キャプテン」たちの努力、苦悩、そしてリーダーシップが、あまりにも魅力的だからだと思います。

どのキャプテンにもそれぞれリーダーとして悩みを抱えますが、その解決方法はさまざま。
ただ愚直に野球と、そして部員と向き合い、大きな夢(全国制覇)に向かって進んでいきます。

『キャプテン』は野球漫画でありながら、現代のリーダー論を説いている漫画ともいえます。「キャプテンとはどうあるべきなのか」ということを、ひたすら作者は説いているのです(あくまでkeigoの主観ですが)。

1巻から読み進めると、実に豊富な個性を持つリーダーが現れ、そして引退していきます。
彼らの野球選手としての才能の多寡に関わらず、全員に共通するものは「誰よりも思いやりと向上心を持っている」ということ。「組織はトップの力以上には伸びない」とは経営論の中でよくいわれることですが、彼らのチームが常に高いレベルで野球をやっていたのは、まさにリーダーの素質が大きな意味を持っていたと思いますね。

この作品は描かれた時代のせいか、やはり絵的に古い感じが否めません。なんとなく若い読者のなかには、絵に違和感を持つ人もいるかもしれませんね(僕もそのひとりです)。でもそんな不恰好なところも、泥臭いストーリーの良きスパイスとなっている気がします。

なお、8年連続200本安打を達成した“世界のイチロー”が、墨谷二中の数少ない天才系キャラ「イガラシ」に憧れていたのは有名な話。彼を見ると、たしかにイチローそっくりです。自分に厳しく、そして他人にも厳しく、誰よりも努力をする。そしてチームを率いるようになったとき、彼は真のリーダーシップを考えだします。

WBCを戦い見事世界一になったイチローは、本作中で見事、全国制覇を成し遂げたイガラシにそっくり。イチローの原点は、まさにこの漫画にあったのかもしれません。

不器用でも何かに夢中になることの大切さ、人に優しくすることの素晴らしさを教えてくれる佳作です。

■メディアミックス情報

キャプテン Vol.1

テレビアニメ版
 日本テレビ系 全26話 1983年1月10日~同年7月4日

映画版(実写)
 2007年8月18日公開。布施紀行主演、室賀厚監督。
 映画版公式サイト『キャプテン」』

■作品データ 『キャプテン』
・作者  :ちばあきお
・出版社 :集英社
・刊行状況:全14巻 完結(文庫版)

■評点 - 『キャプテン』
画力  :★★☆☆☆
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★★
総合評価:★★★★

 
コメントを残す  |   ・ keigo, ・ ライターおすすめ漫画, ・ 集英社  

   次のサイトにブックマークする:           




こんにちは、もう9月も半ばというのに、まだ夏気分が抜けないaiです。

NANA 20 (20) (りぼんマスコットコミックス クッキー)

さて、話題の新刊レビュー。
9月12日発売の『NANA』(矢沢あい 集英社 「Cookie」連載)第20巻です。

※この先、内容に関するネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

◆ 20巻のあらすじ

蓮とは音信普通のままに忙しい日々をおくるナナの誕生日が近づきます。

薬を断ち切ることができず、トラップネスト脱退を考えるまでに追い詰められている蓮。
そんな蓮を見たレイラは、「蓮を休ませてあげてほしい」という、メモを残して失踪してしまいます。

ナナの誕生日、ハチは大阪にいるナナに会いにいこうと考えますが、
レイラ失踪でうちひしがれるタクミを気づかって、結局大阪行きを断念。
ハチが自分よりもタクミを優先することを頭では理解していても、受けいられないナナは
より追い詰められて…
そして、付き人・木下のとりはからいでナナに会うために大阪へ車で向かっていた蓮は
レイラの居場所をつきとめ、ナナに会う前にまず彼女を連れ戻しに行こうとしますが…?

※この作品は、展開と人間関係がかなり複雑にもつれているところがあり、
まとめるのは非常に難しいのですが、20巻の展開はこんな感じです。

◆ aiの私的レビュー

19巻から読んでいて、突っ込みたくてしょうがないのは、もうレイラにつきますね。
結局のところ、タクミとシンのどっちが好きなんだよと。
タクミに対しては未練ありありで全然断ち切れていないけれど、
一方でシンのことを気にかけたり、シンからのメールに涙したり。
本人悪気はないのはわかりますが、ちょっと、自分の気持ちに流されすぎですね、この子。
蓮に対しても、恋人でもないのに踏み込みすぎているところがあるし。
確かにお姫様タイプという感じがします。
安易に愛情をふりまくことが、時に残酷だということがわかっていない。
失踪についても、本人は蓮も休めるだろうと思ってのことのようですが、
自分がいきなりいなくなることで、周囲の人たちがどれだけ振り回されているかを
わかっていないし。
同性として、ちょっとこういう自分本位なところが強い女の子はあまり好きになれないですね。
ナナがレイラを嫌うのも、なんとなくわかる気がします。

一方、ナナはナナで、自分の蓮やハチに対する抑えきれない所有欲に
追い詰められ続けています。
だけど、彼女の気持ちはまだわかります。
親にも捨てられ、蓮に出会うまで、ナナはずっと孤独だった。
それだけに、自分を第一に考えてくれる、自分を決して裏切らない存在を
過剰に求めてしまうのだと思います。
だけど、恋人である蓮は違うバンドで別の女性のために曲を書き、
親友であるハチは、タクミと家族になってしまった。

つらくてたまらないと思います。

「これが欲しい!」「これは私のもの!」とわがままに叫ぶのは、
小さい子どもの頃にやっておいた方がいいことですが、
親に捨てられた彼女は、それすらできなかったのかもしれない。
彼女が、愛する者を過剰に独占したい衝動にかられるのは、
小さい頃、自分を100%受け入れてくれる人がいなくて寂しい思いをしていた
ナナの中の大人になりきれないインナーチャイルドが叫んでいるような気がしてなりません。

しかし、そんなレイラやナナとは反対に、
連載当初、自分本位でわがままな女の子だったハチは、
見事に大人の女性へと成長を遂げています。
ナナに対しても、最初のころはまさに忠犬ハチ公のごとく、
見上げてなついている感じだったのに、
いつのまにか「ナナは自分が守る」というスタンスへと変わっている。
タクミが何かしら浮気をしていることをうすうすわかっていても、
過剰に動じることもないし。
だからでしょうか。微妙に浮気もしている夫・タクミにとっても
ハチはかけがえのない存在になっているようです。
今回、タクミの口から、ハチの存在が大切なんだということをあらわす言葉が出てきたのが、
とても嬉しかった。

◆ そして最後に…

『NANA』が当時まだ増刊号だった「Cookie」で初めて掲載されたのは1999年。
つまり、すでに9年近くをかけて連載をしているわけです。
しかし、この作品は話の進み方が非常に遅いのは、読んでる方はご存じですよね。
おそらく、作者は変なところではしょったりせず、ドラマをきっちり描こうとしているためだと思うのですが、それでもときどき、イライラしてしまう方もいたことでしょう。

しかしです。

ここにきて、ついに物語は大きくうねりだします。
20巻のラストは非常に衝撃的でした。

『NANA』はついに佳境へのアクセルを踏み始めてしまったようです。

【関連URL】
NANA online
『NANA』アニメ版公式サイト

 
コメント (1)  |   ・ ai, ・ メディアミックス漫画, ・ ライターおすすめ漫画, ・ 新刊漫画レビュー, ・ 集英社, ・ 雑記 / コラム  

   次のサイトにブックマークする:           




aiです。
あらら、気がついたら9月になっていましたね。皆様、いかがおすごしでしょうか?
てなわけで、今回は漫画に関する夏の思い出の1ページをば振り返ってみましょう。

8月に「週刊少年ジャンプ」グッズの宝庫・Jump Shopに行ってきました~!

私が今回お邪魔したのは、
(というか、ふらっと立ち寄ったのは)
お台場・アクアシティに期間限定(~8/31)でオープンしていた店舗。

今年は「週刊少年ジャンプ」40周年ということで、ジャンプ関連はいろいろと盛り上がりを見せていますが、こちらのお店もそのあたりはばっちり。
お店のそばでジャンプの歴史を物語るこんなパネルがずらり。

Jump Shop お台場

ショップ内はもちろん、所狭しとジャンプの人気キャラクターたちのグッズがずらり。
…なんですけど。
個人的には、すこ~し物足りなかったですね。
『ドラゴンボール』グッズとかもあったし、店内には『キャプテン翼』の主題歌(一番最初のアニメのやつ)が流れていて、懐かしさもなくはなかったんですが、
グッズはやはり、現在人気の『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』なんかが中心。
せっかく40周年のめでたい年の期間限定ショップなわけですから、もう少し、往年の懐かしいキャラクターのグッズとかあると嬉しかったなあと。

「週刊少年ジャンプ」はこの40年間で、いくつもの名作を世に放ってきました。

『ハイスクール!奇面組』(新沢 基栄)
『まじかる☆タルるートくん』(江川 達也)
『NINKU-忍空』(桐山 光侍)
『きまぐれオレンジ☆ロード』(まつもと 泉)
『ストップ!ひばりくん』(江口 寿史)
『魁!男塾』(宮下 あきら)
『ついでにとんちんかん』(えんど コイチ)
『すごいよ!!マサルさん―セクシーコマンドー外伝』(うすた京介)

…思いつくままに並べてきましたが、この雑誌から生まれた名作は数え切れません。
数え切れないので、もちろんそのすべてをJump Shopにおくことは無理なのはわかっていますが、できれば「奇面組」グッズとかが欲しかったですね。

結局、私が購入したのはお写真のグッズです。

仙豆 その1

仙豆 その2

ジャンプを読んでいる方なら、この名前を見ればきっと手にとりたくなるに違いない。
『ドラゴンボール』での孫悟空の回復食としておなじみの「仙豆」です!
たとえば、「ジャンプの漫画に登場する食べ物で一番食べてみたいものは?」なんてアンケートがあったら、「仙豆」は1位になる可能性が高いのではないでしょうか?
(2位は『ONE PIECE』のサンジが作る料理とかかな?)

夏に訪れたJump Shop。
行ってしまったら、やはり、ジャンプコミックスを読み返したくなりました。
私が一番読み返したくなったのは『王様はロバ』(なにわ小吉)ですが、皆さん、ご存知ですか?

【関連サイト】
週刊少年ジャンプ公式サイト
週刊少年ジャンプ創刊40周年記念
集英社 -POP WEB JUMP- ジャンプショップ

 
コメントを残す  |   ・ ai, ・ メディアミックス漫画, ・ 漫画雑誌, ・ 集英社, ・ 雑記 / コラム  

   次のサイトにブックマークする:           




こんにちは、keigoです。
僕の街にも、最近話題の「ゲリラ雨」がやってきました。
全く外に出られません。
こんなときはネットゲームでもするしかない……(´・ε・`)

僕がやるネトゲは麻雀か将棋。
クラシックなボードゲームが好きなのです。

ヒカルの碁 (1) (ジャンプ・コミックス)

そんなこんなで今回のおすすめ漫画は、日本伝統の知的遊戯・囲碁を扱った『ヒカルの碁』。
のちに『DEATH NOTE』の作画を担当した小畑健が、その驚異的な画力を広く世に知らしめた作品でもあります。

■あらすじ
小学校6年生の進藤ヒカルは、自宅の蔵で古い碁盤を見つける。
するとその碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊が復活! ヒカルの意識の中に入り込む。
佐為の囲碁に対する思念が、それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルを、碁盤の世界へと導いて……。

■みどころ
この漫画のすごいところは、まずは何より「囲碁をさっぱり知らなくても楽しめる」というところでしょう。
ボードゲーム系を題材にした漫画で、この特徴は異質。
たとえばサッカーや野球なら、見た目がシンプルなのでルールを詳しく知らなくても楽しめますよね。
ボードゲームはそうはいかない。初心者はどれだけ目を凝らしてみても勝負の優劣がさっぱりわからないので、ある程度の予備知識を必要とします。

『ヒカルの碁』は、ゲームを囲む人間ドラマだけで十分話が成り立つのがスゴイ!
全くルールを知らなくても楽しめる内容になっています。これがこの作品の大きな魅力。僕は全巻読破しましたが、結局のところ基本のルールをさっぱり理解しないままでした。

週刊少年ジャンプ作品にありがちな、「主人公がむやみやたらに強くなるインフレ現象」がないのも高評価!
主人公であるヒカルは、とにかくよく負ける。肝心なところで負ける。ここでは勝つだろうというところで負ける(笑)
そのあたりがなんだかリアルで、応援したくなってくるんですね。

これから新しいゲーム、スポーツ、勉強に取り組みたいと思っている人は、ヒカルから「負けることの大切さ」を学んでみては?

基本的にお年寄りを中心に楽しまれていた囲碁を、小中学生に紹介し、人気を集めることに成功した稀有な漫画。
読者の中には長野恵太郎六段や関達也初段など、平成元年生まれで「ヒカルの碁を読んだからプロになりました」という人もいるとか!?
漫画から人生に影響を受けて、ポジティブな結果を生み出していく。うーん、素晴らしい☆

シナリオで僕が惹かれたのは、実際に(故人の霊体であるため)人前で囲碁を指すことはできない藤原佐為が、ヒカルの力を借りて、インターネットの囲碁を指すところ。現代の棋士と戦う彼の実力に、世界中から注目が集まります。それでも人には見えない彼だから、姿を出すことはできない。僕はこのもどかしいストーリーに引き寄せられ、最後まで読みきってしまいましたね。

ファンタジー的要素が好きな読者には、たまらない部分かも。

■メディアミックス情報

・アニメ版『ヒカルの碁』
テレビ東京系にて2001年10月10日から2003年3月26日まで全75話が放送。

ヒカルの碁 一

・ゲーム版『ヒカルの碁』
『ヒカルの碁』(ゲームボーイアドバンス)
『ヒカルの碁2』―めざせプロ棋士!!(ゲームボーイアドバンス) 他多数。

■作品データ 『ヒカルの碁』
・作者  :小畑健(作画)・ほったゆみ(原作)・梅沢由香里(監修)
・出版社 :集英社
・刊行状況:全23巻

■評点 - 『ヒカルの碁』
画力  :★★★★
物語  :★★★★★
独創性 :★★★★★
総合評価:★★★★★

 
コメントを残す  |   ・ keigo, ・ ライターおすすめ漫画, ・ 小畑健, ・ 集英社  

   次のサイトにブックマークする:           




以下、週刊少年ジャンプ(2008年41号)掲載漫画のストーリーに関してネタバレがあります。
特にヤバいものは反転しないと読めなくなったりしていますが、内容を知りたくない場合は充分ご注意下さい。

 

いつも買う店で売り切れだった『週刊少年ジャンプ』第41号(9月22日号)。表紙&巻頭カラーは『銀魂』エンドレス!

銀魂 (1)

■ 今号の注目その1は『銀魂』

ついに倒れた夜王・鳳仙。仰臥する彼に、容赦のない言葉を投げつける神楽の兄・神威。愛も憎しみも戦いのなか。欲しいものを掴めず、闇のなかを逝く夜王に、太陽が微笑みかけた。幼い頃の約束を守った日輪(ひのわ)…。そしてまた、新たなる因縁が結ばれてゆく…!

見どころは、カラー見開き右上のあおり文句「吉原炎上編終結巻頭カラー!!」です。
何がどう注目かというと、吉原編、終わってない。ラスト1こ前。だめじゃん空知!巻末読んだらそらつっこむよ空知!なところが『銀魂』かもしれません(笑)

One piece (巻1)

■ 今号の注目その2は『ONE PIECE』

本物のバーソロミューくまが現れた!
目の前で消えたゾロに、色めき立つ麦わらの一味!

くまの肉球で弾かれた人間は三日三晩空を飛ぶと、ルフィに告げる世界一口の固い男・戦桃丸。しかし味方のはずのPX-1を弾いたくまに、不信感が走る。

全員即座の戦闘離脱を命令した船長・ルフィだが、くまの追撃は執拗だった。ゾロにブルックと、次々に目の前で仲間を弾かれたサンジは、ウソップをかばってくまに攻撃を仕掛ける。さらにウソップとサンジが消されてしまった!

一方、黄猿の剣を止めていた”冥王”レイリーが騒ぎに気づいた。二人の間へ割り込んできたくまが耳打ちしたのは、信じ難い一言だった。用は済んだとばかりにフランキー、ナミを消し、チョッパーやロビンまでもが飛ばされてしまう。
最後に残ったルフィは、仲間を失い、おのれの無力さに涙するも、無上なくまの肉球が近づき…

この日、”麦わらの一味”は完全崩壊した―――

おおおおお来週どうなるんだ、『ONE PIECE』
みんな別々なのか、『ONE PIECE』
『銀魂』には申し訳ない、申し訳ないが、

今週のジャンプ最大の盛り上がりを見せたのは、

『ONE PIECE』だ!

■ で、今号の注目その3は『トリコ』

ココの「フグ鯨」捕獲術。意識をくらませたまま集中力を高め、斜め45度でノッキングガンを打つベし!打つベし!
即座に1匹捕獲し、ココの技術の高さをわからせたところで、すぐにコツをつかんで自分のものにするトリコのセンスの良さが描かれている。つうか意識くらませ過ぎだ、トリコ(笑)
このあたりを絵で表現したうえ、実践ありきの見せ方をされたので、大変納得。

深海ではでかくてみちみちに筋肉質なフグ鯨。その真の姿はあまりにも恐ろしい。海面近くの丸まっちい姿との対比はたいへんダイナミックだ。10匹捕獲した配分が、ココ9匹:トリコ1匹というのもいい。センスがあっても実践はなかなか難しいということを端的にあらわしていて、リアルだよね。
海に入る以外のこともいろいろあきらめてそーな小松もいいが、溜めて溜めてギャグ顔で泣きつくココも情けなくてよい。

そんな風に楽しくたわむれる3人のもとへ、「洞窟の洞窟」の海深くから得体の知れない何かが近づいていた―――

 

『バクマン』
今回ギャグパート。
大方の予想どおり、おじさんの結ばれなかった恋人は亜豆(あずき)の母ちゃんだったーー!?
二人のかわした手紙を見つけたサイコーとシュージンは、真相を確かめるため、亜豆(あずき)のいない隙を狙って、母親を直撃する。当時の思い出を語ってくれ、「超ヒーロー伝説」の漢(おとこ)の浪(ろ)マンにたくされたおじさんの気持ちを受け取った時、涙が出たと懐かしげに話す母。サイコーと亜豆(あずき)の関係に気づいた彼女に、おじさんと母のことは言わないで欲しいと、サイコーは頼み込む。運命を感じたサイコーは、改めてマンガ家になることを堅く誓うのだった―――。

知人の女性に「純情ロマンだね、おじさんと亜豆(あずき)の母ちゃん」といったら「結婚した時もうなんとも思ってなかったってことでしょ。」と返された。ちょっとでも好きだったのなら、漢の浪マンを読んだ時点で、どうして言ってくれなかったのかと怒るのが普通。おセンチ(死語だよ)になったってことは、もうすっかりいい思い出としてしまい込んでたんでしょ、とのこと。つうか、恥ずかしい自分を乗り越えても告白するほど、好きじゃなかったんじゃん、男の方、とさっくり切られました。うう、離婚経験者は手厳しい。シビアだけど真実ですな。

そんで、今回はどこにもケンカ売ってなくて、ちょっと寂しいですw

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
ほめて育てる部下教育法。六本木の高級キャバクラのママさんの講議は、たいへん参考になりました!(何のだよ…)

『ぬらりひょんの孫』
なぜジジイの後頭部にツッコまないんだ、お嬢ちゃん…。

『クロガネ』
先週の『格闘王子』と違ってジャンプらしい作品。しかしディンゴが保安官リリアに執着する理由が弱い気がするし、リリアと街の人との交流も弱い。あとさきを考えていないクロガネの行動には、昔リリアに命を助けられたから以外、人生の信条となるようなスジが通っていない。繰り出される技はこの1作でおなかいっぱいというか、すでにインフレ状態だ。なにより酒場のきれいなねーちゃんがでてこない!(おーい)
金未来杯順位は、個人的には掲載順だった。

『バリハケン』
勘違いからはじまった番長も、おのれの弱さや怖がる心を押さえつけ、舎弟や友達を救うために命をはれる漢になった団吾…。いろいろとフラグが立っている気がする今回だ。

『ダブルアーツ』
今回で終了、お疲れさまでした。

次号は42号、発売日は9月13日土曜日だ!いつもより2日早いぞ!
そしてあの男が新連載で帰ってくる!『ボーボボ』の澤井啓夫が描くGREATヤンキー『チャゲチャ』、巻頭カラーで登場!『SKET DANCE』は連載1周年記念センターカラー&キャラ人気投票あり。

【関連サイト】
週刊少年ジャンプ公式サイト
週刊少年ジャンプ創刊40周年記念

 

 
コメントを残す  |   ・ AKAE, ・ 大場つぐみ, ・ 小畑健, ・ 尾田栄一郎, ・ 漫画雑誌, ・ 集英社  

   次のサイトにブックマークする: